節分の豆には魅力的な栄養が詰まってる!美肌、整腸、ダイエットにもおすすめ!

寒い日が続きますが、節分を過ぎると、暦の上では春になります。
節分とは、平安時代から行われている追儺(ついな)から生まれた行事です。
なぜ節分に豆をまくかご存知ですか?

豆は「魔滅(まめ)」に通じ、「悪いもの=魔」を「滅する=なくす」ということで、
無病息災を願うものだそうです(諸説ありますが)。
節分には豆をまき、年の数だけ豆を食べるご家庭も多いのでは?
と、いうことで、今回は豆、大豆についてお話ししたいと思います。

お肉に負けない!良質なたんぱく質

大豆は「畑の肉」や「大地の黄金」と呼ばれるほど、栄養豊富なことが知られている食材です。
1990年にアメリカのがん国立センターにより「デザイナーフーズ」という、がんの予防に効果のある食材がピラミッド型の表にまとめられました。
上にいくほど重要度が高いとされているのですが、大豆はニンニクやキャベツとともにトップ群の中に含まれています。
大豆は、その健康効果により、世界的にも大変注目されている食材なのです!デザイナーフーズ計画によって選定された食品および食品成分大豆の持つ栄養とはどんなものなのでしょうか?
まず、最も重要なのは必須アミノ酸がバランスよく含まれた良質なたんぱく質が多く含まれていることです(乾燥大豆のうち30%)。
更に、大豆のたんぱく質は吸収率がよいのも特徴で、お肉や魚、卵など動物性の食品に負けない、優秀なたんぱく源であると言えます。

他にもまだまだ、魅力的な栄養がいっぱい!

大豆には、たんぱく質以外にもカリウム、鉄分(なんとホウレン草以上です!)、カルシウム、食物繊維、ビタミンB群など様々な栄養が含まれています。
更に、大豆特有の成分もたくさん!
大豆イソフラボン…植物由来のポリフェノール。女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをすることで注目を浴びています。美肌成分としても人気です。

大豆オリゴ糖…ラフィーノースとスタキオースいう担当で構成されたオリゴ糖。腸内にいるビフィズス菌のエサとなり、活動を活性化させるため腸内環境改善に役立ちます。

大豆サポニン…大豆の苦み成分です。その苦味のため、豆腐を作る際に取り除かれていることもありましたが、現在はサポニンの強い抗酸化能が注目されています。更に、コレステロールの吸収を抑制する、中性脂肪を減少させるなどの作用があり、ダイエット効果も期待できます!

大豆レシチン…リン脂質の一種で、細胞膜を構成している主要成分です。大豆レシチンの中に含まれる、ホスファチジルセリンは、脳内のリン脂質細胞膜に多く存在していることから、脳のための成分としてアメリカではブレインプロテクターなどと呼ばれ注目されています。

いかがでしたか?
大豆は私たちの体にとても大切な素材なのです。
厚生労働省の推奨する健康日本21では、大豆を含む豆類は一日100g摂取する事が目標となっていますが、なかなか達成できている方はいないのでは?

豆腐や納豆、油揚げ、しょうゆ、みそ、黄粉など、日本には大豆を使用した食品がたくさんあります。
美肌、整腸、ダイエットなど、女性にとってはうれしい成分がてんこ盛りな大豆。
大豆のもつチカラを見直し、加工品などもうまく利用しながら、たくさん摂りましょう!
[文:キレイ研究室研究員 船木(化粧品メーカー研究員・サプリメントアドバイザー・健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級)]

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