「ペプチド」が育毛に効果があるって本当?!

14.12.18UP2

「シワ」「シミ」「アレルギー」「スリミング」「育毛」コレ、みんな関係あるんです!

近頃、美容成分として目にすることが多くなった「ペプチド」。
ホエイペプチドや大豆ペプチドといった、由来が想像できそうなものから、●●オリゴペプチド-1、○○テトラペプチドのような、何やらややこしい名前のものまでさまざまな種類がありますが、ペプチドとは一体どんなものなのでしょうか?

アミノ酸とたんぱく質の間?!ペプチドについて

ペプチドとは、アミノ酸が2個以上つながったもののことです。
2個つながったもの=ジペプチド、3個=トリペプチド、4個=テトラペプチド、5個=ペンタペプチド、10個程度つながるとオリゴペプチド、さらに多数のアミノ酸が結合し多量体となったものをポリペプチドといいます。
一般的に、アミノ酸が数十万~数百万個ほどつながると、たんぱく質となるので、大きさ的には『アミノ酸<ペプチド<たんぱく質』となり、ペプチドはアミノ酸とたんぱく質の中間のような存在であるといえます。
食事などによりたんぱく質を摂取しても、分子量が大きいため、私たちの体はそのままでは吸収することができず、胃酸や消化酵素などの働きによりたんぱく質→ペプチド→アミノ酸と順に分解してから吸収されています。
最近の研究により、ある種のペプチドは、ペプチドのまま血液中に取り込まれることが分かり、その吸収の素早さを利用して、サプリメントや健康食品などに使われています。
また、ペプチドにすると分子量が小さくなり、たんぱく質そのものを摂取するよりも、アレルギー反応が起こりにくくなるため、赤ちゃん用の乳アレルギーを起こしにくい粉ミルクなども開発されています。

古くから愛されるペプチド

ペプチドの活躍の場は、食品だけではありません。
スキンケアの分野において、コラーゲンやエラスチンなど天然のたんぱく質は、古くから化粧品に使用され、人気を集めています。
天然のたんぱく質は分子量が大きく水に溶けにくい、熱やpHによる安定性が悪いなど、化粧品に利用しづらい特質をもつものが多いため、加水分解や発酵などにより、安定性の高い低分子のペプチドという形にして利用されてきたのです。
化粧品やシャンプーなどのヘアケア製品の全成分表示に「加水分解○○タンパク(大豆や小麦などが入ります)」「加水分解コラーゲン」「加水分解シルク」「加水分解ケラチン」などの表示を目にされたことのある方も多いのではないでしょうか?
このように、動物性もしくは植物性のたんぱく質を低分子化したペプチドというのは、私たちにとっても身近な成分なのです。

アンチエイジングから育毛まで?!さまざまな効果を持つ機能性ペプチドとは?

そんな中、「機能性ペプチド」が注目を集めています。
実は、ペプチドというものは、日々私たちの体内で合成されており、ホルモン作用、神経伝達作用、抗菌作用などさまざまな働きをしています。
最近では研究が進み、身体の仕組みをDNAレベルで解析することで、皮膚のさまざまなメカニズムに対し、どのペプチドがどこでどのように働くのかが解明されてきました。
そして同時に、科学技術の進歩により、ペプチドの合成技術が開発され、ペプチドを人工的に作り出すことが可能になったため、さまざまな機能を持つ「機能性ペプチド」が開発され、スキンケアの分野で脚光を浴びています。

★スキンケア向け機能性ペプチドの主な効果(代表的なもの)
・シワに対するアプローチ:コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンの産生促進など
・シミに対するアプローチ:メラニンの産生抑制など
・美肌に対するアプローチ:表皮細胞の代謝や成熟を促す、抗酸化をアップさせるなど

機能性ペプチドはエイジングケアに悩む女性の心強い味方であるといえますね!
しかし、実はそれだけにとどまらず、あることに悩む男性にもうれしい効果もあります。
その悩みとは…ズバリ育毛
毛母細胞の周期や活性化に影響のある、育毛ペプチドもいくつか報告されているのです。
育毛に効果があるということで、育毛ローションやエッセンスなどにはもちろんのこと、頭髪以外にも、女性にとって目力を左右する重要なパーツであるまつ毛の育毛を助ける成分としてまつ毛美容液にも配合され、人気を集めています。
さらに、細胞への脂肪の蓄積を阻害する効果を持ったスリミング用のペプチドや、反対に脂肪の蓄積を促進するバストアップやヒップアップ効果をもつペプチドなど、ユニークな機能を持った機能性ペプチドがたくさん開発されています。
機能性ペプチドは、種類によっては医療用にも使用されるものもあり、基本的には安全性も高く、効果に対する期待のもてる原料であるといえます。
使い方や使用量をしっかり守り、自分の肌の調子を見ながら使用するようにしましょう!

わたしたちの体を構成する20種類のアミノ酸を組み合わせて作られるペプチドは、種類も機能も本当にさまざま。
今後ますます、高い機能性をもつペプチドを使用したスキンケア製品が開発されていくことでしょう。
目が離せない美容成分になりそうですね!
(キレイ研究室:研究員 船木)

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