お肌以外にも怖い影響が!糖化がもたらす老化とは?~糖化について その3~

15.11.5UP

肌だけでなく、頭髪や健康にまで?!糖化って、カラダの様々な場所に影響するんです。

前回、糖化がお肌に与える影響についてお話ししました。
私たちの体は、水分を除くと多くがたんぱく質でできています(水分:約60%、たんぱく質:約20%)。
お肌以外も、当然糖化の影響を受けてしまいます。
今回は、糖化が体に与える影響についてお話しします。

 

糖化で髪がパサパサに!

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髪は、カッパ巻きのような構造をしており、

海苔:キューティクル(鱗状のたんぱく質が層になったような構造)
ご飯:コルテックス(ケラチン質の細胞が毛髪の長さ方向に比較的規則正しく並んでおり、毛髪の90%前後を占めている)
きゅうり:メデュラ(空胞やわずかなメラニン色素を含む。細い毛にはない場合もあり、解明されてない点も多い)

に例えられ、ほとんどすべての部位がたんぱく質でできています。
髪は毛根の部分で毛細血管から栄養を受けてつくられていくのですが、毛細血管から糖分も届けられるため、ケラチンと結びついてしまいます。
毛髪内部のコルテックス内のケラチンが糖化すると、コルテックスがもろくなり、ハリコシがなくなる・切れ毛や枝毛といった重篤なダメージが起きやすい髪になります。
毛髪外部のキューティクルが糖化すると、髪の毛はツヤを失いくすんでいきます。

また、根元の部分と毛先の部分では、糖化の進み具合に差があることがわかっています。
これは、太陽光の照射が糖化に影響するため。
太陽光に当たれば当たるほど、糖化が進む傾向にあるので、日光に当たっている時間が長くなる毛先ほど、糖化が進行してしまうのです。
髪をつくる毛根の部分が糖化によるダメージを受けると、今まではなかったクセやうねりのある髪や細く弱い髪が生えてきたり、メラニン色素を十分に供給できずに白髪になったりしてしまうとの報告もされています。
艶やかで美しい髪を末永く保ちたい方は、普段のヘアケアにプラスして、髪の糖化にも注意する必要があるのです。

 

血管に骨、脳、目…体中に影響する糖化

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糖化は、美容だけではなく、健康にも大きな影響を与えます。
私たちの体は、上述のとおり水分を除くとほとんど全身がたんぱく質でできているので、糖化は全身に影響します。

◯動脈硬化

血管を構成しているコラーゲンが糖化により硬くなり、弾力性を失うことでもろくなり、動脈硬化を起こしやすくなります。

◯骨粗しょう症

骨は主にカルシウムとコラーゲンでできています。
糖化によりコラーゲンの弾力性が失われると、骨はもろく折れやすくなってしまいます。

◯アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症は、認知症患者の約半数を占める病気です。
アミロイドβというたんぱく質が脳に蓄積し、老人斑と呼ばれるシミのようなものが脳にできてしまうという特徴がありますが、アミロイドβを構成する40個のアミノ酸のうち、16番目と28番目のアミノ酸が糖化することによって起こるといわれています。
また、アルツハイマー型認知症の患者の脳の前頭葉は、健常な人の3倍のAGEsが含まれるとの報告もあります。

◯白内障

レンズ役を担う水晶体に含まれるクリスタリンというたんぱく質が糖化すると、水晶体に濁りが生じます。
そのため、物がかすんで見えたり二重に見えたりしてしまうのです。
他にも、非アルコール性脂肪肝や糖尿病による合併症を引き起こす可能性を高めるなど、糖化が引き起こす健康への影響はたくさんあります。

 

美容にも健康にも、大きくかかわりを持つ糖化。
できれば糖化とは無縁に過ごしたい…と思われるかもしれませんが、糖質をエネルギーとして使用する私たちにはそれも難しいことです。
では、糖化の影響をなるべく受けないようにするには、どうしたらいいのでしょうか?
次回は、抗糖化な生活を送るにはどうすればよいのかお話ししたいと思います。
[文:キレイ研究室研究員 船木(化粧品メーカー研究員・サプリメントアドバイザー・健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級)]

※この記事は、過去ブログに掲載した記事を加筆・修正のうえ再掲したものです。

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