オーラルケアのはなし③気をつけて!20代からなるこわ~い歯周病のはなしとケア方法

oralcare 歯周病ケア

年齢を重ねるにつれ悩んでいる方が増加し、50~60代の方の2人に1人が悩んでいるという歯周病。
皆さんは、歯周病についてどれくらいご存知でしょうか?
「お年寄りがかかる、歯が抜けてしまう病気でしょ?」
なんて思っている方はご用心!
最近は20~30代の若い方に蔓延し、歯が抜ける以外にも様々な影響を私たちに与えているのです。
今回は、そんな歯周病とそのケア方法についてお話ししたいと思います。

ギネスブックにも載っている!知っているようで意外と知らない、歯周病

実は、歯周病というのは旧石器時代の化石からも発見され、人類史上最も感染者数の多い感染症としてギネスブックにも載っています。
古代エジプトのミイラにも、歯周病にかかり、歯を支える骨(歯槽骨)が溶解したことにより、歯を失ったり、歯がぐらぐら揺れている状態が確認されているのです。
人類はとても昔から歯周病に悩まされてきたのですね。
では、そもそも歯周病とは一体どんな病気なのでしょうか。オーラルケア③歯周病とは、歯肉、セメント質、歯根膜および歯槽骨より構成される歯周組織に発生する疾患の総称で、歯肉に限局した炎症が起こる病気を歯肉炎、他の歯周組織にまで炎症が起る病気を歯周炎といい、この2つが歯周病の主なものとなります。
つまり、虫歯のように歯の表面が壊れるのではなく、目には見えない歯を支える組織が壊れていく病気です。
そのため、進行になかなか気が付かず、気付いた時は歯が抜け落ちる直前…なんてことも。
歯周病の主な原因は歯垢(プラーク)といわれ、日々のケアでのプラークコントロールが予防にはとても効果的なのです。

口腔内の諸悪の根源! バイオフィルムとは?!

プラーク1gの中には、善玉菌と悪玉菌を併せて1,000億超の細菌が住みついているともいわれています。
プラークとはバイオフィルム(菌膜)の一種で、バイオフィルムプラークといわれています。
バイオフィルムというのは、細菌同士が集まって生活するコミュニティのようなもの。
台所の三角コーナーやお風呂のフタなどに、ヌルヌルしたものが付くことがありますが、これもバイオフィルムです。
お口の中に、台所のヌルヌルと似たようなものが形成される…なんてとってもイヤな話しですよね。
皆さんの口の中ではどのようにバイオフィルムが形成されていくのかご存知ですか?
まず、唾液中の有機物(糖たんぱくなど)が歯のエナメル質に付着し、薄い膜(ペリクル)を形成します。
次に、ミュータンス菌などの虫歯の原因菌が、ショ糖を使ってグリコカリックスというネバネバした物質をつくり出します(お口の中のネバネバ…経験ありませんか?)。
これが細菌たちの住処となります。
グリコカリックス内には栄養も水分もあり、温度も37℃前後と、細菌にとってはパラダイスのような場所。
そこで菌たちはどんどん増え、悪玉菌は毒素を発生させ、歯肉に炎症を起こさせたり、歯や歯の周りの骨を溶かしたりして、虫歯や歯周病を発生させます。
さらに恐ろしいことに、このバイオフィルムプラークは、外からの抗菌剤や唾液中の抗菌成分の攻撃に対して膜をつくって効かないようにしてしまうのです!
最近では抗菌剤入りのハミガキや洗口液などもありますが、これではせっかくの成分も効果を発揮することができません。
では、この強力なプラークには、一体どのように対抗すればよいのでしょうか?!
次回は気になるケア方法についてお話ししたいと思います。

(キレイ研究室:研究員 船木)

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