体温調節だけじゃない!汗の働きとケア方法

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美容と健康に欠かせないメカニズム、汗。ケアのポイントを押さえて、上手に付き合っていこう!

じっとしているだけで、何もしていなくても流れ落ちる汗。
夏の肌は、汗に濡れる時間が多くなりますよね。
汗をかいた後の肌はなんだかしっとり?
でも放っておくとかゆみが出ることも…。
今日は、夏の肌と汗の関係についてお話ししたいと思います。

まずは基本の汗の役割。汗は肌にとっても大切だった!

汗の役割としては、生命の維持にも直結する、体温のコントロールが浮かぶと思いますが、汗は肌にとっても非常に大切な役割があります。
それは、汚れや体内の不要なものを体外に排泄することと、皮脂膜を形成し肌を乾燥や外敵から守ること
汗には優れた可溶力があり、皮膚についた汚れや体内の不要物を溶かし出して体外に排泄しています。
さらに、汗は皮脂などとまじりあい乳化することでクリームとなり、肌の保湿やしっとり感などの皮膚感触に大切な役割を果たしているのです。
肌の表面は、弱酸性に保たれることによって、細菌などから肌を防御するシステムが働いているのですが、皮膚のpHは、季節によって変わることがわかっています。
春・秋の平均が5.06、冬は5.41となるのに対し、夏は4.60と夏の皮膚は一年で最も酸性度が高くなります。
実は、この皮膚のpHの調整を担っているのが汗なのです。
汗に含まれる主な酸性物質である乳酸の量が、夏は冬のおよそ6倍になります。
夏の高温多湿な環境のなかで、細菌などの繁殖の心配が最も高い夏の肌ですが、その分酸性度を高めて皮膚の抵抗力をアップさせるというメカニズムが働いているのですね。
また、汗には抗菌ペプチドが含まれていることがわかっており、その功罪についての研究も進められています。
メークが崩れる原因となったり、肌をテカらせたりするため、なんとなく好ましく思われていない汗や皮脂ですが、私たちの肌のためにも、健康のためにもとても大切な役割を担っているのです。

大量の汗をかいた時のケア。あせもと汗あれに注意!

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肌の美しさや健康にも重要な汗。
夏場は大量に汗をかきますが、肌に大切だからといって、そのままにしておいてよいのでしょうか?
実は、大量にかいた汗をそのままにしておくのは、肌にとってNG。
多過ぎる汗は、肌にとって悪影響となります。
汗が起こす肌トラブルといえば汗疹(あせも)と汗あれ(汗かぶれ)があります。

①汗疹:汗で肌が濡れ、ふやけた角層や埃が汗腺に詰まることで起こります。
汗が正常に排出されないため、小さな水泡ができます。
汗腺が未発達なうえ発汗量が多い赤ちゃんによくできる汗疹ですが、通気性の悪い衣服などが原因で長時間蒸れたり、バリア機能が低下していたりすると大人でも起こります。
②汗あれ:汗に含まれる塩分やアンモニアなどの成分が「汗をかく→蒸発」を繰り返すうちに肌の上で濃縮されることにより、皮膚が刺激されて皮膚炎を起こします。
汗をかいた後に赤くなったり、かゆみやちくちく感が出たりしたときは、“汗あれ”が起きているかもしれません。
首回りやデコルテ、下着がこすれる部分(ブラのワイヤーや下着のゴムの部分が当たる部位)で起こりやすいといわれています。

どちらが起こってしまった場合でも、大切なのはかきむしらないことと、患部を清潔に保つこと。
対策としては、通気性が高く、ゆったりした、肌あたりのやさしい服を選ぶこと。
そして、汗をかいたらすぐにやさしくふき取るようにして清潔な肌を維持しましょう。
さっぱり感が強いウエットティッシュを使う際は、刺激が強いものもあるので注意が必要です。
基本はぬるま湯で洗い流し、清潔なタオルなどでやさしくふき取ります。
汗や汚れを落とそうと、ゴシゴシ洗うのは厳禁です。
また、お風呂上りにはしっかり保湿ケアをして、肌のバリア機能を維持することも大切です。
(あまりにも長期間治らない場合、かゆみや痛みなどの不快感が強い場合は、細菌などが原因のこともあるので、皮膚科などを受診するようにしましょう)

汗は、私たちの肌にとって非常に重要な役割を持っていますが、汗が多い季節だからこそ、気を付けなければいけない点も多くあります。
汗と上手に付き合うことで、夏の肌の健康を守ってあげましょう!

(キレイ研究室研究員:船木)

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