夏の終わりは要注意!お肌も夏バテしてるかも!?夏バテ肌のケア方法

夜になると涼やかな虫の声が聞こえるようになり、夏の終わりと秋の気配が少し感じられるようになってきた今日この頃。
「強い紫外線ともお別れ。お肌にとって苛酷な時期ともサヨナラ!ここからお肌は上り調子!!」・・・なんて思っていませんか?

実は、夏に受けたダメージがジワジワお肌に現れ始めるのがこの時期。スキンケアを考える上でも、とても重要なタイミングを占めるのです。

今回は、秋口のお肌の状態とケア方法について、お話ししたいと思います。

夏の過ごし方がキモ!!「夏バテ肌」になっていませんか?

夏ダメージの主な原因は、次の5つがあげられます。
夏の生活を思い出し、思い当たる項目が多かった方は要注意!

1:紫外線ダメージ
夏の強い紫外線は、お肌に大きなダメージを与えます。
ついうっかりの日焼けが、大きな後悔を生むことも…!!
「Slip(長袖を着よう!)・Slop(日焼け止めを塗ろう!)・Slap(ツバの広い帽子をかぶろう!)・Wrap(サングラスをかけよう!)」を意識し、紫外線からお肌を守れたでしょうか。
2:室内と屋外の温度差
クーラーで冷えた室内と炎天下の屋外を出入りした際の温度差が、お肌にストレスを与えてしまいます。
3:多量の汗や皮脂
汗や皮脂が多量に分泌されてしまう、夏。
汗や皮脂をお肌に付着させたまま放置するのも良くありませんが、力を入れて洗ったり、洗顔の回数を増やしすぎたりするのもかえって良くないので注意しましょう!
4:自己流ケア
夏は湿度が高いことや汗をかくことで、お肌がうるおっていると勘違いし、勝手に化粧品の使用量を減らしたり、アイテムを減らして化粧水のみで終わらせたりすると、お肌の乾燥を招くなど、トラブルの元となってしまいます。
5:生活の乱れ
夏休みだからと夜更かし・寝不足を続けたり、暑くて食欲がないからと麺類ばかりを食べたり、冷たいものだけを飲んだりしませんでしたか?
生活サイクルや食生活の乱れはお肌の調子に直結します!

このように、過酷な環境にさらされた夏の後のお肌は、なんだか前より小ジワが目立ったり、ゴワついて手触りが悪くなったり、その上なんだか色もくすんでいるような…?
そう、つまりお肌が「夏バテ状態」に陥ってしまっているのです。

では、「夏バテ状態」のお肌はどのようにケアをすればよいのでしょうか?

夏バテ肌をケアしよう!


まずは、乱れてしまったお肌のターンオーバーを整えましょう。
古い角層を取り除くため、洗顔料をしっかり泡立て、たっぷりのきめ細かい泡で包み込むようにやさしく顔を洗います。
ゴシゴシこするなど、負担をかける洗い方はNGです。
スクラブ入りの洗顔料を使用する場合は、お肌に刺激の少ないタイプのものを選んでください。
もちろん、洗う時にこするのは厳禁ですので、いつもよりさらに気をつけましょう!
お肌に負担をかけずに古い角層をやさしく取り除くことができる、ホエイなどを含んだピーリングローションを使うと、簡単に角層ケアをすることができます。

古い角層を取り除いたら、次はしっかり保湿します。
美容成分のたっぷり入ったパックやマスクなどを使うのもいいですし、いつも使っているローションでコットンパックをしてもOK、お肌をたっぷりのうるおいで満たしましょう。
紫外線に当たった後しばらくの間は、メラニン色素が産生され続けます。
軽い半日程度の日焼けでも、お肌が元に戻るまでには2~3ヶ月も要します。
紫外線を浴びてしまい、シミやそばかすが気になる…という方は、ビタミンCやプラセンタなどが含まれる、美白タイプのアイテムを使用するのもおすすめです。

十分な保湿の後は、乳液などでしっかりと蓋をします。
また、外側からだけではなく、内側からのケアも忘れずに。
抗酸化物質をたくさん含んだ食事を心がけたり、サプリメントを利用したり、体の中からもキレイを目指しましょう!

秋になり、気温が下がり始めると、湿度も下がり、お肌は急激に乾燥します。
冬になるとさらに空気の乾燥が強まり、お肌にとって苛酷な季節がやってきます。
厳しい冬の寒さや乾燥を乗り切るためにも、ここでしっかり「夏バテ肌」をケアし、この時期にしっかりと健やかなお肌を取り戻しておくことが大切です。
[文:キレイ研究室研究員 船木(化粧品メーカー研究員・サプリメントアドバイザー・健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級)]

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