シミ対策にはまず知ることから!種類と原因

シミ対策にはまず知ることから!種類と原因

鏡を覗いたときに気付く、知らぬ間にできていた薄茶色の点や円。
見つけたときのショックといったら…!!
強烈な紫外線が降り注いでいた夏が終わり、シミの出現が気になる今日この頃。
シミは、シワと並び女性のお肌の敵ワースト2といえるのではないでしょうか。

なかなか手ごわい敵ですが、古の兵法家である孫子の「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」との言葉にあるとおり、敵を倒すにはまず敵や自分をよく知ることが重要です。
…というわけで、シミについて学んでいきましょう!

あなたの顔にあるのはどれ?!シミの種類

紫外線などの影響により、メラニン合成のスイッチがオンとなり、皮膚が黒くなった後、通常は時間の経過とともに元のお肌の色に戻ります。
しかし、そのスイッチがオンになったまま戻らなくなってしまい、皮膚に褐色の色素が沈着してしまうことがあります。
ひとくちに「シミ(色素斑といいます)」といっても、いくつかの種類があり、発症の原因や形状、出現部位が異なりますので、一般的なものをご説明します。

1:老人性色素斑(光線性色素斑) (ろうじんせいしきそはん(こうせんせいしきそはん))
シミに悩んで皮膚科を受診する女性の半数を占めるのが、この老人性色素斑です。
これがいわゆる「シミ」と呼ばれているもので、紫外線に当たることの多い露出部にできる色素班です。
大きさは大小さまざまで、境界はわりとはっきりしているのが特徴で、表皮が厚くなってシミが盛り上がったり、表面がざらざらしたりしているものもあります。
加齢によって発生頻度が増えますが(40歳前後から現れることが多いといわれています)、若い人でも繰り返し大量の紫外線を浴びると、発症してしまいます。

2:肝斑(かんぱん)
思春期以降、おもに30歳以上の女性の顔に現れます。
とくに頬や額などに現れ、左右対称の淡褐色の色素班となるのが特徴です。
妊娠や出産により発症したり、薄くなったり、または消失したりすることもあるため、女性ホルモンに影響を受けるといわれています。
紫外線による影響を受け、夏に悪化し冬に軽減することが分かっています。

3:雀卵斑(じゃくらんはん)
通常「そばかす」といわれているもので、遺伝的・先天的要素に基づいて子どもの時に現れるのが普通です。
今のところ原因は不明ですが、白人ではブロンドや赤毛を持つ人、日本人では色白の人に多いといわれています。
紫外線による影響を受けるので、日光に当たらないと色調は淡くなり、当たると濃くなってしまいます。

4:炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)
各種の感染症、アトピー性皮膚炎、ニキビなど様々な疾患や外傷などがその原因で炎症を生じ、その治癒過程で色素沈着を生じます。
また炎症性の疾患以外にも、物理的な外傷、引っかき傷や擦り傷、日焼け、火傷、虫さされなどによっても生じます。
炎症後色素沈着は、ほとんどが時間の経過により薄くなっていきますが、その部位に紫外線が当たると、色が濃くなるなどして、元に戻るのにより時間を要するようになったり、完全に消えなくなったりすることがあります。
お肌が弱く、炎症を起こしやすい人は、炎症部位が紫外線に当たらないように気をつけましょう。

5:母斑(ぼはん)
先天性の症状で、淡褐色~褐色まで、色や形も様々な色素斑です。
主に顔面に多く生じ、代表的なものに太田母斑(頬部や鼻に生じる褐青色から灰青色調の母斑。色素細胞が真皮層にあるため、青みを帯びて見える)があります。
割合的には女性に多く、出生直後や思春期に現れるといわれています。

6:後天性真皮メラノサイトーシス(こうてんせいしんぴめらのさいとーしす)(ADM/遅発性両側性太田母斑様色素斑(ちはつせいりょうそくせいおおたぼはんようしきそはん))
頬や額の生え際、下まぶたなどに斑点状に現れ、30歳前後の女性に発症する例が多く、老人性色素斑より若い年代に好発するのが特徴です。
紫外線、ホルモンバランスの乱れ、炎症などの影響により、真皮内の不活性化メラノサイトが刺激を受け、メラニンを産生してしまうことによって色素斑を形成します。
太田母斑よりも浅い部分で生じるため、紫褐色~灰紫褐色に見える3~5mmの色素斑が、顔面の両側に左右対称に現れます。

7:黒皮症(色素沈着型接触皮膚炎) (こくひしょう(しきそちんちゃくがたせっしょくひふえん)
日光露出部に特殊な成分がアレルゲンとなって炎症が起き、その結果表皮基底層にメラニンが増え、色素沈着を起こします。
女性の顔に発症することが多いので、女子顔面黒皮症ともいわれています。
粗悪な原料で化粧品が作られていた昔とは異なり、最近はアレルゲンとなりうる成分の使用が著しく減ったので、黒皮症の発生はまれとなっています。

色素沈着は単独で見られる場合もありますが、実際にはいくつかが混在する場合が多く、素人が見分けるのはとても困難だといえます。
しかし、ほとんどの色素沈着に共通しているのが、紫外線の影響を受けると状態が悪くなるということ。
シミが気になるという方、将来シミをつくりたくないという方。
まずはしっかり紫外線対策をおこないましょう!

(キレイ研究室 研究員:船木)

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