雨の日は、ただでさえ暗い気分になりがちなのに、髪が広がったりうねったりしてどうしようもない!
だから尚更イライラしたり、悲しい気分になったり・・・。
晴れているときは、キレイにまとまるのに、どうして雨の日は膨らみ、まとまりにくくなるのでしょうか?湿気の多い季節でも、髪が広がらない良い方法はないのでしょうか?

湿気を吸うと髪が広がる理由

朝、髪の毛をきちんとドライヤーでブローをしても、頑張ってコテで伸ばしても、雨が降り湿気を含むと、うねったりクセが戻ったりしてしまいます。

それは、髪の性質とキューティクルの状態が原因です!

髪の毛には、水にぬれると結合が切れて形を変えられる部分「水素結合」と、パーマ液のような化学反応でしか形を変えられない部分「シスチン結合」があり、この結合のバランスで1本1本の形が決まっています。私たちが朝おこなっているスタイリングやブローは、水素結合が切れた状態のぬれた髪を、形を決めて乾かし、水素結合を新たにつくることなのです。

しかし、雨などが降って湿気を吸うと、再び水素結合が切れ、乱れた状態になります。

そして、乱れたまま髪が乾いて(水素結合されて)しまうため、うねったり、クセが戻ってしまうのです。

ちなみに、髪を乾かさずに寝てしまった次の日の寝癖が大変なことになっているのもこのためです。
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更に、髪の水分量やダメージにも原因があります!

髪は水分を含むと膨張します。

健康な髪には、水分が髪全体に均等に含まれているのですが、ダメージがある場合、髪の水分が均等ではなくなっています。

ダメージのある髪は、キューティクルが剥がれている部分があり、そこから湿気などの水分を吸い込んでしまうため、髪の水分が不均一な状態になるのです。

剥がれ落ちたキューティクルの場所は、髪の毛1本1本で違います。

髪の毛が約10万本だと考えて、それぞれが不均一に広がり乱れると、収拾がつかなるのも当然です。

では、雨の日でも広がらないためにはどうすればよいのでしょうか。

広がらない髪をつくるには?

髪が広がる原因の一つはダメージにあるので、毎日のケアでダメージの少ない髪を目指すことが大切です。しかし、ダメージがある髪でも、スタイリングや毎日のケアを工夫することで広がりをある程度、抑えることもできますので、その方法をご紹介します。

●朝のスタイリングのコツ:温まった髪は冷まして仕上げる!

スタイリングの時は根元から髪をぬらしたあと、ドライヤーで根元から髪全体をしっかりと乾かしましょう。

ドライヤーの熱で温まった髪は、冷めていくときに空気中の水分をゆっくり抱え込む性質があるため、形が崩れることがあります。温風で乾かした後には、冷風に切り替えて冷ますことがポイントです。

また、ブロー用のスタイリング剤やヘアスプレーを利用し、ドライヤーの熱から髪を守ったり、乾燥し過ぎないようにしたりすることも大切です。

●夜はダメージケアで水分をしっかり閉じ込めるケアを

ダメージのある髪は、乾燥気味で湿気を吸いやすい状態です。

キューティクルを保護するケアで髪が乾燥しないようにしましょう。

ドライヤーで髪を乾かす前に、ヘアオイルやヘアトリートメントを髪全体にしっかり馴染ませてから乾かすようにすると効果的です。

ダメージがひどい場合は、寝る前にもう一度、髪全体にヘアオイルやヘアトリートメントを付けて寝ると乾燥しにくくなります。

●広がった髪にはやさしくブラッシングを

髪全体をブラッシングして、不均一な水分量を均等にしましょう。

ブラッシングすることでまんべんなく水分が行き渡り、髪の広がりを少し抑えることができます。

クシは目の粗いものを使い、髪を傷めないようにゆっくり、やさしく、ブラッシングしてくださいね!

いかがでしたでしょうか?梅雨に入り、雨が多くなりますが、ケアにひと工夫を加えて、梅雨を乗り切ってくださいね。
[キレイ研究室 研究員:西川]

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