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腸活は腸を元気にする活動!まずは腸の働きと腸内細菌を確認しよう。腸と脳の関係性についてクリニック院長森嶌先生にお伺いしました。

最近、耳にする機会が増えている『腸活』。
腸活とはどういうことで、何が大事なのでしょうか?
今回は、表参道ウェルネス統合医療クリニック 院長の森嶌淳友先生にお話を伺いました。

腸活ってそもそもどういう意味?

「腸活」という言葉を皆さんは聞いたたことはありますか?朝活、終活など〇〇活という言葉をいつからか耳にすることが多くなりました。

そもそも腸活とは何でしょうか?それは、腸を元気よくする活動のことです。
私は患者さんとの診察の中で、特にこの腸活の大事さを話することが多いです。というのも現代人の腸の中はものすごく乱れているからです。

腸の働きと腸内細菌を確認しよう

腸とは、口から食べたものが胃で消化されて送られてくる場所です。腸は小腸と大腸に分かれます。まず胃から来たものは、小腸でさらに分解され消化され吸収されます。体に必要な栄養素だけではなく、不要な有害物質なども入ってしまうことがあります。
そのあと、残ったものが大腸に向かい、便となって体の中から排出されるわけです。不要な有害物質が多くはいったり、アレルギーとなる食べ物が腸に影響すると腸は荒れてしまいます。そうなってしまうと、大腸の粘膜に約1000種類、100兆個いるといわれる腸内細菌のバランスも崩れてしまいます。
健康な腸の環境では、腸内細菌は善玉菌2、悪玉菌1、日和見菌7の割合になってバランスを保っていますが、環境が悪くなると、日和見菌が悪玉菌に加勢し、悪玉菌が優位になってしまいます。そうすると、ガスが多くなったり便秘になったりアレルギーが出やすくなったり病原体と戦う免疫力も低下していくことになります。

知ってる?腸と脳の関係

ストレスなど、脳と腸に関係があることも報告されています。例えば、緊張したときにお腹が痛くなったことなどはありませんか?この腸と脳が互いに影響し合う関係を「腸脳相関」といいます。
ストレスだけでも腸内環境は乱れることがあり、逆に腸を整えるだけでストレスに強くなったりメンタル的にも強くなることも見られます。腸を整えていく腸活を行うことで、これらの病気になることを防ぐことができ、健康を維持することにつながっていきます。腸活のためには、食物繊維をとったり、納豆や発酵食品をとったりすることがよいとされています。
定期的な運動も不可欠です。そして、今の猛暑の季節は誰もが冷たいものを常にとることが多いと思いますが、これは腸にとってはNGです。腸を冷やすことになり腸の動きが停滞して腸内環境の悪化につながります。冷たいものもほどほどにして過ごす必要があります。

[執筆者]

森嶌淳友先生
表参道ウェルネス統合医療クリニック院長

1979年、奈良県生まれ。
2003年、奈良県立医科大学卒業。
大学時代に西洋医学だけの講義に疑問を抱き統合医療の道を模索する。
大学卒業後、京都大学医学部附属病院心臓血管外科に入局。
心臓血管外科医として修練をつむ。
2011年西洋医学の限界、統合医療の必要性を感じ代替療法を学び実践を始める。
2014年、医療法人ふじいやさか(ラ・ヴィータメディカルクリニック)開設、バイオレゾナンスを中心にした統合医療の治療を開始する。
2021年、表参道に移転し、表参道ウェルネス統合医療クリニックとして健康と美容をテーマに予防医療を中心とした医療を展開する。

表参道ウェルネス統合医療クリニック
https://wellness-imclinic.com/clinic//

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