私に似合うのはどんな服? 骨格診断で本来の自分のキレイさを発見!

前回は、二神弓子先生に骨格診断について、生まれた経緯やファッションについてお話しいただきました。
今回は、いよいよ実践編!
自分の骨格を知り、似合うファッションを見つけるためのアドバイスをいただきます。
これできっと、服を買うときに迷わなくなりますね!

骨格は「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」3タイプあるとのことですが、それぞれの特徴を教えていただけますか?

3つのタイプはそれぞれ、
●ストレート:厚みを感じさせ、メリハリがあるグラマラスなボディ
●ウェーブ:華奢で柔らかな曲線的なボディ
●ナチュラル:骨や関節がしっかりした、スタイリッシュなボディ
に分類されます。
ここで間違いがちなのが、骨格に『痩せた・太った』は関係ないこと。
手や鎖骨などが見分けるポイントとしては重要になります。
タイプ別の特徴を以下にまとめてみましたので参考にしてください。

特徴 ストレート ウェーブ ナチュラル
ボディ全体 厚みがあり、肉感的 うすく華奢、メリハリに欠ける 骨がしっかりしていて、肉感的ではない
首や鎖骨 首はどちらかというと短めで、鎖骨はほとんど見えないくらい小さい 首はどちらかというと長めで、細めの鎖骨が見える 首は太めで筋が目立ち、鎖骨は大きくてしっかりしている
手首や手 手首は細く断面にすると丸に近い、手の平には厚みがある 手首は幅が広くてうすく、断面にすると平べったい形で、手の平もうすい 手首は骨がしっかりしていて、手の甲は筋っぽいのが目立つ

(出典:二神弓子著「骨格診断×パーソナルカラー 本当に似合う服に出会える魔法のルール」)

次に、骨格タイプごとにおすすめのファッションとアイテムをご紹介します。

タイプ おすすめスタイル おすすめアイテム
ストレート 飾りを抑えた、すっきりとシンプルなファッション。高級感のある上質素材のアイテムで、Iラインのシルエットをつくるようにするのがおすすめ。 ストレートパンツやタイトスカート、ベーシックなシャツやVネックニットなど
ウェーブ 華やかで装飾的なファッション。うすく柔らかい素材で、重心は上半身において、体の曲線をアピールするスタイルがおすすめ。 プリーツスカートやスリムパンツ、パフスリーブやオフショルダータイプのもの
ナチュラル ラフでカジュアルな、作りこみ過ぎないリラックスしたファッション。素材はざっくりした質感で、大人の魅力を引き出すのがおすすめ。 ロングスカートやガウチョパンツ、シャツやロングカーディガンなど

骨格に合ったものと、自分の好みに合ったものを組み合わせて着ることはできるのでしょうか?

例えば「骨格に合ったタイプの服を着て、アイテムだけは好きなものを付けたい」とか。
「トップスは合ったもの、ボトムスは好きなものを合わせてもいいですか?」など、組み合わせに関する質問というのは、実はたくさんいただきます。
ですが、一部自分の好きなものを取り入れて、でもステキに見せたいというのは難しい。
そのため、そこは割り切って考えてほしいですね。
「似合ってなくてもいい。自分の好きなものを着る、楽しむ!」ことと、「自分の好みではないけど、自分をいちばんキレイに見える服を着る」ことは分けて考えた方がいいと思います。

実際に骨格に合った服を着て鏡で見てみると、
「憧れの女性像とは違うけど、しっくりくる」
「イメージとは違うけど、キレイになってる」
「こういうのもありかな♥」
という感想を持たれる方が多いです。
本来の自分が持っているキレイさや可愛さに気づくことができる。
そういう新しい自己発見につながるのが、この骨格診断なのです。
意外と、自分の魅力というのは、自分では分かりにくいもの。
自分という素材をより引き立てるファッションを知ることは、自分自身を今よりもっと知ることにつながります。
骨格診断メソッドを通して、自分の魅力に気づき、キレイになる喜びを知ってほしいと思っています。

生まれながらに決まっている、骨格をもとにした骨格診断メソッド。
今回と前回の話を聞いて、「今すぐクローゼットの中身を確認したい」と思われた方もいるのではないでしょうか?
服もメイクも髪形も、自分自身を演出する大切なもの。
「好きなもの」も「骨格に合った、似合うもの」も、TPOに合わせて楽しめればいいですよね。
骨格診断メソッドは、まだ見ぬ本当にステキな自分に出会うための最短のアプローチ。
着る服がわからない、似合う服が探せないという方は、ぜひ骨格に合ったものを試してみてくださいね!

二神 弓子(ふたかみ ゆみこ)
株式会社アイシービー代表取締役社長。
一般社団法人骨格診断ファッションアナリスト認定協会代表理事。国際カラーデザイン協会パーソナルスタイリスト事業企画委員長。ミスインターナショナルトレーニングディレクター。イメージコンサルタントとして20年間で約13,000人の指導実績を持つ。著書に『骨格診断×パーソナルカラー本当に似合う服に出会える魔法のルール』(西東社)、『色の心理学をかしこく活かす方法』(河出書房新社)、『骨格診断とパーソナルカラー診断で見つける似合う服の法則』(日本文芸社、森本のり子著、二神弓子監修)などがある。

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