【心理テスト】とっさの一言で、あなたの「対人特性」がわかる!あなたはどのセリフを選ぶ?

「あっ!!」とっさの一言に、人間性が現れるもの。
こんなとき、あなたならどうする?

公認心理師でセラピストの芙和せらさまに心理テストをご紹介いただきました。

職場、学校、家庭、ご近所づきあいなど、人間関係はいつでもどこでもついて回ります。
自分の対人特性を知っていると、陥りがちな対人トラブルを避けることができます。
あなたの対人特性は?また、そんな時はどうしたらいい?対策をお伝えします!

こんな時、あなたならどうする?

『お店に販売してある壺を誤って割ってしまった!』
下のセリフから選んでみて!

(A)こんなところに陳列するなんて、危ない!ケガするところだったじゃないの!
(B)ああ、ごめんんさい!ぼんやりしていた私が悪いんです。弁償します!
(C)高そうな商品、まずいなぁ。まずお値段を聞かないと。
(D)誰も悪くないけど、こういう不運は時々あるものだわ。

あなたの対人特性と対策の解説

(A)のセリフを選んだあなたは「他責傾向」があります。
何かトラブルが起こったときに相手を責めるのが他責です。
「自分には非がない」という前提で物事をとらえているため、相手をせめて責任をとらせようと強気な発言をします。
対人関係においてはトゲトゲした雰囲気を出してしまうため、「面倒な人」「気難しい人」という印象を与えてしまいます。
たとえ相手側に非があったとしても、客観的で余裕をもつスタンスをもてたほうが対人トラブルは減ります。
まずは「お互い様」の気持ちを持つことが大切です。

(B)のセリフを選んだあなたは「自責傾向」があります。
何かトラブルがあったときに自分を責めるのが自責です。
自分が悪いのだから、とりあえず謝罪をしようとします。
相手の怒りをおさえるために平身低頭の態度をとりがちなのです。
謙虚な態度ではあるのですが、現代社会を生きるうえでは損をする場面が多くなります。
下手するとあなたに責任がないことでも、責任を負わされるなんてことにもなりかねません。
とりあえず謝るという姿勢はやめて、冷静に状況を把握していま謝罪すべきかどうかを考えるようにしましょう。

(C)のセリフを選んだあなたは「打算傾向」があります。
行動や判断の基準が損得勘定にある人です。
周囲や相手の行動や雰囲気をみて、自分にとって有利不利を考えて、行動を決めるのです。
なので、相手が弱気とみると強気に出たり、強気の相手にはおもねるような態度に出たりとその場その場で行動が変わります。
ある意味器用な人ではありますが、日和見的な態度なため信頼感はいまひとつです。
時には自分自身の信念を貫くことで、芯のあるしっかりした人、信頼できる人というイメージをもってもらうことができます。

(D)のセリフを選んだあなたは「運命論者的傾向」があります。
自分も相手も責めたくないので、「こうなるのは仕方なかった」「運命だったのよ」というような半ばあきらめたような、達観したような言動をします。
対人トラブルは少ないほうですが、どこか他人ごとのような態度なので心から本音を語り合えるような人間関係を築くことが苦手です。
たとえ口論になったとしても、お互いの本音をぶつけ合うことで理解しあえると一生涯の友となることがあります。
広く浅くうわべは順調な人間関係だけでなく、深い関係性の構築にもチャレンジしてみましょう。

いかがでしたか?
私たちは毎日の生活場面で、心の中で独り言をいっています。
時にはそれが言動として、外に表現されます。
心の中の独り言とは、考え方の癖でもあります。
吹き出しに入れるセリフはあなたの考え方の癖を投影したものです。
対人関係をより豊かにするために、あなたに合った対策をお役立てください。

[執筆者]

芙和せら(ふわせら)
一般社団法人<芙和せら>心理研究所 所長
花と心の学校/ハートステップ・カレッジ 代表

公認心理師・フラワー心理セラピスト・シニア産業カウンセラー・芸術療法士
心理カウンセラーとして、花やハーブを用いて心身の健康サポートに携わってきました。
フラワー心理セラピーは、花の芸術療法で、「色彩心理+アロマテラピー+フラワーアレンジメント」に心理学を加えたもので、暮らしに花を取り入れることで心身をととのえることを目的としています。
生花による芸術療法であり、1988年に世界で初めて芙和せらが理論体系化したものです。
著書:「花の心理セラピー(角川書店)」「花の心理学(せせらぎ出版)」など

花と心の学校/ハートステップ・カレッジ
https://heart-c.co.jp/

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