冷え対策のポイントは「筋肉」日ごろからの運動が大切。女性に多い悩み、冷えについてお伝えします!
手足の冷えが気になるという方はいませんか?
今回は、カイロプラクティック施術院・KCSセンター武蔵小杉のセラピスト まくらくまさまに、女性に多い悩み、冷えについてお話を伺いました。
身体から熱を作り出すために重要なもの
あなたにとって「冷え」とはどの程度のものでしょうか?
例えば、いろいろなメーカーから発売され、もはや定番にもなっている吸湿発熱効果のある下着を着ていれば、冷えから解消されますか?
解消される方にとっては、それでいいでしょう。
しかし、何を着ても解消されない場合は「骨格筋の収縮」について1度考えてみてはいかがでしょうか?
骨格筋とは、骨格に沿って付いている筋肉のことです。
運動をすると体が温まる経験は、ほとんどの方がされていると思います。
筋肉(骨格筋)は体の中で最も多くの熱を生み出すといわれています。
つまり、筋肉を動かすことで体が温まるようになります。
作られた熱はどう伝わるの?
次に、熱の伝搬についてお話しいたします。
産生された体温がどのように手足に伝搬されていくかということですが、ここで重要な役目を果たすのは「血液の循環」です。
血液の循環とは心臓から送り出された血液を、全身へめぐらせることです。
心臓は筋肉でできており、全身に血液を送るポンプの役目をしています。
しかし、手足の末端部においては、血液の循環には筋肉が重要です。
ふくらはぎを第二の心臓と呼ぶことを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
ふくらはぎの筋肉が弛緩したり収縮したりを繰り返すことによって、血液を体の上部へ押し戻しているのです。
これを筋ポンプ作用といいます。
筋肉でできた心臓から送り出された血液が全身を巡り、体の下部にある足から重力に逆らって戻すためにもふくらはぎの筋肉がはたらく。
温められた血液が体中を循環することで、体温が手足の細部までいきわたり、体が温かく感じることができるのです。
熱をつくるにも、熱を循環させるにも、筋肉の働きが重要なのです。
冷え対策、ここが大切
つまり、冷え対策には、「筋肉が果たす役割は大きいので、日常的に運動しておく」
ことが大切なのです。
熱をつくる上でも、熱を伝える上でも、筋肉には重要なポイントです。
ムキムキに鍛える必要はありませんが、寒いからといって運動不足にならないように、座りっぱなしの生活にならないように気を付けましょう。
いつもより少し多く歩いてみる、疲れを感じたらストレッチをしてみるなど、出来る範囲で構わないのでやってみることが大切なのです。
[著者]
まくらくま
関西カイロプラクティック医学院卒業
一般社団法人KCS会員
KCSセンター武蔵小杉セラピスト
「背骨をやさしく動かして不調を改善します。キレイな身体はキレイな脊柱から。」
KCSセンター武蔵小杉
https://www.kcs-center.com/centers/2804/