いよいよデート!好きな人の心を掴むメッセージ術と出会いを成功させる「魔法の質問」

出会いを探し、マッチングアプリに登録している方も多いと思いますが、
せっかくマッチングしても、なかなか会話が弾まない。
デートまで進んだのに盛り上がらない。
こんな悩みを抱えている方も多いのでは?
マッチングアプリ攻略法について、結婚相談所SMART BRIDALの代表で心理カウンセラーの吉野麻衣子さまに、お話を伺いました。

もっと仲良くなるための「会話の育て方」

メッセージのやり取りに慣れてきたら、次はもう少し仲良くなるステップです。
うわべの話だけでなく、お互いの人柄がわかるような会話をしてみましょう。

1:話がどんどん広がる「魔法の質問」
質問は会話を続けるための大切なきっかけですが、「質問攻め」は面接のようになってしまいます。特に、「はい/いいえ」で終わってしまう質問ばかりだと、会話が続きません。
【「はい/いいえ」で終わる質問の例】
×「旅行は好きですか?」→「はい」
×「お酒は飲みますか?」→「飲みます」
ここで使いたいのが、相手が自由に答えられる質問です。
「いつ?」「どこで?」「誰が?」「何を?」「なぜ?」「どうやって?」を頭の片隅に置いておくと、自然と会話が広がる質問になります。

【話が広がる質問の例】
〇「今まで行った旅行先で、一番よかったのはどこですか?」
〇「普段は、どんなお酒を飲むのが好きですか?」
こんなふうに聞くと、相手の体験談や好きなこと、こだわりが見えてきて、会話がぐっと面白くなります。

2:「私の話」と「あなたの話」、会話のキャッチボールを楽しもう
心理学で、「自分のことを話すと、相手も話したくなる」という心の動きがあると言われています。
難しく考えずに、会話のキャッチボールだと思ってください。
相手が趣味や仕事の話をしてくれたら、あなたも自分の話を少しだけしてみる。
この繰り返しで、心の距離は自然と縮まっていきます。

ただし、最初の段階で、重すぎる身の上話をするのはやめましょう。
昔の恋愛でのつらい経験や、家族のナイーブな問題などを話されると、相手もどう反応していいか困ってしまいます。
まずは、趣味や好きな食べ物、仕事で嬉しかったことなど、明るい話題から始めるのが安心です。

【会話の例】
相手:仕事は大変だけど、お客さんから『ありがとう』って言われると、やっててよかったなと思います。
あなた:わかります!感謝されると嬉しいですよね。私も、チームのみんなで目標を達成できたときに、すごくやりがいを感じます。〇〇さんは、みんなでワイワイやるのと、一人で集中するの、どっちが好きですか?

相手の話を「うんうん」と受け止めて、自分の話も少しプラスして、また相手に質問でボールを返す。
この流れが、二人の距離を縮めてくれます。

3:会話に困ったら・・・「4つのテーマ」と「価値観がわかる質問」
「次に何を話そうかな?」と話題に困ったときに、思い出してほしいのが「4つのテーマ」です。
家族(Family):
「ご兄弟はいますか?」
「実家はどのあたりですか?」
家族の話は人それぞれ事情があることもあるので、相手の様子を見ながら聞いてみましょう。
仕事(Occupation):
「今のお仕事で、一番やりがいを感じるのはどんな時ですか?」
お給料を探るような質問ではなく、相手が仕事に関して感じていることや熱意などを聞いてみてください。
趣味(Recreation):
「お休みの日は、何をして過ごすことが多いですか?」
「何をしているときが一番楽しいですか?」
夢(Dreams):
「これからやってみたいことって、何かありますか?」

これらは、初対面でも話しやすいテーマです。
さらに仲良くなりたいなら、相手の「価値観」がわかる質問をしてみるのもおすすめです。
将来を考えられる相手かどうかが、少し見えてくるかもしれません。

【相手のことがわかる質問の例】
「仕事とプライベート、どっちの時間を大事にしたいタイプ?」
「何にお金を使うときが、一番『幸せ!』って感じますか?」
「人と付き合う上で、一番大切にしていることは何ですか?」
こんな質問をすることで、相手の考え方や人柄が見えてきて、より深いお付き合いができるかどうかを自然に感じ取ることができます。

いよいよ初デート!自然な誘い方と当日のヒント

メッセージが盛り上がってきて、「この人ともっと話してみたいな」と思ったら、いよいよ会ってみる段階です。

1:「会いたいな」のサインはいつ?
デートに誘う一番いいタイミングは、「毎日のようにメッセージが続いて、1週間くらい経った頃」が目安です。
「そろそろ会ってみたいな」と、お互いが思い始める頃です。
誘うのが早すぎると相手も構えてしまいますし、逆に遅すぎると「会う気はないのかな?」と思われて、せっかくの盛り上がりが冷めてしまうこともあります。

2:「OK」しやすい、気の利いた誘い方とは?
お誘いするときは、「よかったらご飯でも?」とぼんやり誘うより、具体的に提案するほうが、相手も「YES」と言いやすくなります。
【これはちょっと困るかも】
×「今度、よかったらご飯でもどうですか?」
→ いつ?どこで?何料理?と、相手が全部考えないといけなくなります。
【こんな誘い方なら嬉しい!】
〇「メッセージで話してた〇〇(カフェの名前など)、私もすごく行ってみたくなりました!もしよかったら、今度の週末にでも一緒に行きませんか?」
〇「〇〇さんの職場って△△駅の近くだって言ってましたよね。私もよく使う駅なので、よかったら今度、お仕事帰りに軽くお茶しませんか?」
会話の流れで出てきたお店に誘ったり、相手の都合がいい場所を提案したりすると、とても自然で、相手への思いやりも伝わります。

3:最初のデートは「もう少し話したいな」で終わるのがベスト
初めて会う日は、お互いにとって「お試し」の時間です。
1~2時間くらいのお茶やランチなど、もし「あれ、ちょっと違うかも・・・」と思っても、気まずくならずに解散できるくらいの気軽な予定がおすすめです。

場所: うるさすぎず、静かすぎないカフェなどが話しやすいです。
時間: 休日の昼間や、平日の仕事終わりなどがいいでしょう。
予定: 「まずはお茶やランチなどの軽いご飯をしてみて、もし話が盛り上がったら映画でも観に行きます?」のように、ガチガチに決めすぎないほうが、お互い気楽です。

初デートの目標は、お互いが「また会いたいな」と思うこと。
長い時間一緒にいて相手の全てを知ろうとせず、「ちょっと物足りないな」くらいで切り上げるのが、次につなげるコツです。

執筆者

吉野麻衣子

株式会社SMART BRIDAL代表取締役社長/MBA婚活心理カウンセラー/モデル
「MBA(経営学)・心理学・AI・オンライン」を融合させ、科学的根拠に基づく戦略的婚活をサポート。
43歳で14歳年下の3高ハイスぺ男子と再婚し、経営者としての視点と心理学の知見を融合させた独自メソッドで、多くの方の幸せな結婚を実現。
ミセスコンテスト世界大会優勝者としてモデル活動も行いながら、全国の独身男女の人生設計をトータルサポート中。

SMART BRIDAL
https://smart-bridal.com/

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