日焼けの原因は紫外線だけじゃなかった?!近赤外線について

15.6.18UP

日差しが強いと気になる紫外線…ですがお肌に影響するもう一つの光線、知ってますか?

日に日に、太陽の光を強く感じるようになるこの季節。
日傘、帽子、サングラス…そしてなんといっても日焼け止め!…と、UV対策に力を入れている方も多いことと思います。
UV、すなわち紫外線を浴びすぎることが、お肌に悪い影響を与えることは皆さんご存知でしょう。
さらに研究が進み、最近は紫外線のみならず、近赤外線がお肌に与える影響についても研究が進んでいます。

今日は赤外線についてお話ししたいと思います。

私たちを照らす太陽の光には、いろいろな光線が含まれていた!

ポカポカと温かい太陽の光…私たちは、太陽の光から明るさや温かさを感じることができます。
太陽から降り注がれる光は、波長の短い方から紫外線、可視光線(目で見ることができ、明るく感じる光)、赤外線と大きく3つに分けることができます。
可視光線より波長が長くなっても短くなっても、私たちの目では見ることができません。
可視光線は、様々な色が混ざってできた光線で、通常は白に近い色に見えますが、虹がでた際や、プリズムなどで分けてみると、7色(波長の短い方から、紫、青紫、青、青緑、緑、黄緑、黄、橙、赤。日本では7色ですが、国によっては6色や5色、なんと2色のところも!)に見ることができます。
ちなみに「太陽光をプリズムに透過させると、白い色から様々な色に分かれる」ということを発見したのは、リンゴが落ちることで万有引力の存在に気付いたとして有名なアイザック・ニュートンです。

そんな可視光線の紫よりも波長の短い、紫の外側の光線を『紫外線』、赤よりも波長の長い、可視光線の外側を『赤外線』といいます。
紫外線は、さらに波長の短い順にUVC・UVB・UVAと分けることができます。

紫外線は、私たちの免疫力を高めたり、体内でのビタミンDを合成する際に必要だったりとメリットもありますが、お肌や髪、目などにダメージを与えることが分かっており、近年は紫外線から体を防御することが当たり前になってきています。

赤外線は、波長の短い順に近赤外線・中赤外線・遠赤外線と分けることができます。
taiyoukouなんと、地表に届く太陽光のうち、約50%を占めているのが近赤外線なのです。
近赤外線は、肉眼で見ることはできませんが、その温かさを感じることはできます。
1800年、イギリス人のウィリアム・ハーシェルが、太陽光をプリズムに透過させたとき、可視光のスペクトルである赤色の外側が熱を持つことから、赤外線は発見されました。
赤外線を浴びると、私たちの体は温かくなったり、血行が良くなったりします。
このような性質を利用した暖房器具や温熱治療器具などを使ったことのある方も多いのではないでしょうか?
他にも調理器、リモコンやセンサー・通信機器など、赤外線を利用した機器は数多くあり、これらを全く使ったことのないという方はいないでしょう。

赤外線は私たちの身近なところで様々な形で利用されているのですね。

近赤外線がお肌に与える影響とは?

しかし、赤外線に対する研究が進むにつれて、赤外線には上記のメリットだけでなく、デメリットもあることが分かってきました。
特に赤外線の中でも、エネルギーの強い近赤外線は、肌の老化を引き起こす原因になることが明らかになったのです。

近赤外線は、波長が長いため、紫外線よりもさらに奥深く、お肌や皮下脂肪を越え、筋肉組織にまで影響を及ぼしてしまいます。

近赤外線がお肌に与える影響として、一つ目は『糖化』があげられます。
近赤外線が照射されることによって、お肌の糖化が促進されることが分かっています。
糖化とは、コラーゲンなどのたんぱく質が、糖と結びつき、AGEs(最終糖化生成物)を作り出してしまうことをいいます。
変性を起こしたたんぱく質が体内に蓄積されると、様々な弊害が起こります。
お肌に蓄積されると、お肌が黄色くくすんだり、柔軟性を失ってシワやたるみの原因となったりしてしまうとの研究結果が報告されています。
touka紫外線対策をしているのに、お肌がくすんできた、ハリがなくなってきた…という人は、近赤外線による影響を考えてみてもいいかもしれませんね。

近赤外線は、紫外線の約5倍もの量で私たちに降り注ぎ、紫外線よりもさらに肌の奥深くまで届いてしまう…。
無防備に近赤外線を浴び続けることの危なさが、分かりますよね。

近赤外線は、長袖を着る・帽子をかぶる・日傘をさすなどで物理的に防ぐことが可能ですので、お肌を太陽光にさらさないように気を付けましょう。
また、最近では紫外線だけでなく、近赤外線対策についても考えられた日焼け止めやメイク品なども少しずつ登場しています。
『近赤外線対策をしっかりおこないたい!』
と思われる方は、近赤外線対応のアイテムを探してみましょう。
その際は、通常の日焼け止め同様、こまめな塗り直しをお忘れなく!
(キレイ研究室 研究員:船木)

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