【大人の数学パズル】大定番の「川渡り問題」あなたは解けますか?気分転換にも最適!
解けそうで解けない?!
数学パズルで、頭の体操をしてみませんか?
忙しい日々の、ちょっとした気分転換にもおすすめです。
一度は聞いたことあるかも?数学パズルの定番、川渡り問題にチャレンジ
問題
農夫がオオカミとヤギを連れ、キャベツを持って川を渡ろうとしています。
川を渡るのに使用できるのは、ボート1艘のみ。
ボートを漕げるのは、農夫だけです。
ボートには、一度に農夫以外に乗せられるのは、動物一匹かキャベツ一個のみ。
そして、農夫がいなくなると、オオカミはヤギを食べてしまうし、ヤギはキャベツを食べてしまいます。
全員が無事に川を渡るには、どうしたらいいでしょうか?
ヒントが欲しい人はこの下に・・!
ヒント:
川を渡した後、戻らせることも考えてみましょう。
答えは・・解説の下にあります!
解説
「オオカミは農夫を襲わないのかな」
「キャベツぐらい抱えてボート漕げるのでは」
「この時ぐらい口輪はめられなかったのかな」
など、いくつか突っ込みたくなる問題ではありますが、そこはご愛嬌。
この問題を解くときのポイントは、ボートを漕げるのが農夫しかいないことです。
そのため、農夫の役割はボートの漕ぎ手に固定されることですね。
実は、この問題には解き方がもうひとつあります。
下記答えの2)のときにオオカミではなくキャベツを乗せて運んでもOKです。
もうひとつの解答方法でも考えてみてくださいね。
農夫・キャベツ・オオカミ・ヤギに見立てたペンや消しゴムなどを置いて、実際に動かしてみるとわかりやすいので、おすすめです。
答え:
START!全員で向こう岸へ渡れるか
1)農夫はヤギを乗せ、川を渡り、対岸にヤギを下ろして 1 人で戻る
2)農夫はボートにオオカミを乗せ川を渡り、オオカミを下ろし、ヤギをボートに乗せ、元の場所へ戻る
3)農夫はキャベツを乗せて川を渡り、キャベツを下し、1人で戻る
4)農夫 はヤギを乗せ、対岸へ
FINISH!
この問題は8世紀からあったって本当?昔の人も楽しんだ川渡り問題
実は、この問題は8世紀にラテン語で書かれた文献も見つかっている、長きに渡り人気を得ている数学の論理パズルです。
フランク国王で神聖ローマ皇帝でもあったカール大帝の相談役を務めたとされる、イングランド出身の修道士・神学者のアルクィン(アルクィヌス)が作ったといわれています。
前段で突っ込みたくなったのを後悔したくなるほど、実は由緒正しい問題なのですね。
川渡り問題はとても人気のパズルなので、アレンジ問題もたくさん作られています。
・運ぶ対象やボートの漕ぎ手を増やす
・中洲(人や物を一時的における)がある
・ボートに乗れる人数や条件の調整
などにより、難易度やバリエーションもさまざま。
もし、川渡り問題が気に入ったという方は、他の問題も探してみてくださいね。
いかがでしたか?
疲れた脳にちょっと刺激を与え、リフレッシュする数学パズル。
楽しんでいただけるとうれしいです。
[執筆者]
船木 彩夏
化粧品メーカー研究員
[出演情報]
2023.12.2 TBSラジオ:井上貴博 土曜日の「あ」
<資格>
・サプリメントアドバイザー
・健康管理士一般指導員
・健康管理能力検定1級
[監修]キレイ研究室編集部