
知らぬ間に付き合っている人にコントロールされていたら?3ステップについて解説します
過剰な愛情表現と、不安や罪悪感を使って相手をコントロールしようとするラブ・ボミング。
実は、ラブ・ボマーのアプローチには3つのステップがあるといわれています。
素敵な相手との、情熱的な恋の盛り上がり?それとも相手に踊らされてるだけ?
ラブ・ボマーのアプローチと、そこからの逃れ方について、海外機関の公表する情報から、あなたにも気をつけてほしい「ラブ・ボミング」に関する情報についてまとめました。

健全な『盛り上がり』との違いは「安心感」と「境界線」。3つのステップに気をつけて
恋のはじまりはドキドキして、気分が盛り上がるのは当然で、それが醍醐味ですね。
WA.gov.auによると、大事なのは『熱量の高さ』ではなく、『あなたの自由や安心感が減っていないか』という点で、「本物の愛は『安全で安定している』一方、ラブ・ボミングは『圧が強く、急かされる感じ』になりやすい」といわれ、違いを見分けるコツとして「直感を信じること」が大切だと記されています。
eSafetyも「Too much too soon(早すぎて多すぎる)」と感じる状態は、境界線を保ちにくくなると注意を促しています。
ラブ・ボマーの狙いはあなたのコントロールで、以下のステップで進むと報告されています[1][5]。
1:過剰に持ち上げてくる(理想化)

相手はあなたを理想の存在として扱い、絶え間ない褒め言葉や贈り物、連絡を繰り返して「運命の人」「理想的」「最高の恋人」のように思わせます。
2:急に冷たくなる(価値の引き下げ)

関係が安定し始めると、相手はあなたに突然冷たくなり、批判や無視を繰り返します。
かつての理想化との落差により、あなたは自分の価値の低下を感じ、不安や混乱を抱えやすくなります。
3:切り捨て→戻ってくる(断絶と再接近)

相手はあなたに突然興味を失ったような態度で、冷淡に扱ったり、関係を断ち切ったりします。
そして喪失感でいっぱいのあなたの前に突如として現れ、再度愛を告げます。
そして、ステップ1に戻ります。
あなたがそれを受け入れれば、相手によるコントロールは完成したといえるでしょう。
別れてしまった恋人とよりを戻す・・・恋愛シーンではそんなに珍しいことではありません。
ですが、違和感があるときは、一度それまでのプロセスを思い出してみるのが重要です。
対処法:相手と安全に距離を取るための5つのステップ
続いて、相手に違和感を持ったり、距離を取りたいなと思ったりしたときに有効な5つのステップについて、具体的な伝え方も含めて解説します[1][5]。
1:『ペースを戻す』宣言をして、反応を見る
例:「私は自分のペースを大事にしたい」「もう少しゆっくり進めたい」
急接近してくる相手を、いったん落ち着かせましょう。
ここで相手があなたを尊重してくれるのか、それともただ不機嫌になるかが分岐点です。
2:境界線を『具体的に』置く
「会うのは週○回」「今日は返信できない」「家はまだ入れたくない」
現在のあなたが受け入れられないと感じるラインはどこなのかを、曖昧にせず言語化しましょう。
境界線が保てない状況は要注意です。
3:第三者に共有して、孤立しない
気の置けない友人や家族など、1人でいいので「相手にこう言われて、こう感じた」を共有しておきましょう。
孤立は支配を強めますし、相手の反応によってあなたに気づきがあることも。
4:記録する
相手からの気になったメッセージ(突然の約束の反故、あなたを否定する言葉や脅しの言葉など)はスクショして保存しておきましょう。
相手があなたのスマホを見たがる場合は、保存場所を自宅PCや信頼できる友人に送信するなど、安全に注意しましょう。
5:怖さや危険を感じたら、専門窓口へ
「これDVかな?」「モラハラかな?」の段階で相談してOKです。
専門窓口(内閣府による)
・DV相談+(プラス)https://soudanplus.jp/
365日24時間対応の電話相談(0120-279ー889)やチャット対応(スマホからもOK)など。
専門の相談員が対応してくれます。
男性からの相談にも対応しています。
・DV相談ナビ:#8008
最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながる、全国共通の電話です。
固定電話・携帯電話・公衆電話のいずれからでも通話できますが、通話料がかかります。
身体の危険性が高い、すぐに警察のに駆け付けてほしいなど、緊急性の高いときは、迷わず110番に連絡しましょう。
ラブ・ボミングは『ちょっと愛が重い人』の話に見えたり、相手によっては『ノロケ』に捉えられたりしてしまい、友人であってもなかなか理解してもらえないこともあります。
DVというと殴る・蹴るといった身体的暴力を思い浮かべがちですが、それだけではありません。
言葉や態度で追い詰めたり、無視や不機嫌で従わせたり、スマホをチェックするなどの『見えにくい支配』も、精神的暴力として相談対象になります。
実際、支援機関や公的機関は「依存させ、境界線を壊し、後の操作につなげる」ような精神的DVの危険性も指摘し、サポートを進めています。
あなたが感じた違和感は、あなたを守るセンサーです。
「考えすぎなだけかも・・・」で見過ごさないで。
安心できる関係は、決してあなたを急がせることも、縛ることもしません。
もし今つらいなら、ひとりで抱えず相談につなげてくださいね。
参考文献・出典(WEB)
1.Cleveland Clinic.:“What Is Love Bombing?“
2.Psychology Today:“The Danger of Manipulative Love-Bombing in a Relationship”
※いずれも2026/01/19アクセス
[執筆者]

船木 彩夏
化粧品メーカー研究員
[出演情報]
2023.12.2 TBSラジオ:井上貴博 土曜日の「あ」
<資格>
・サプリメントアドバイザー
・健康管理士上級指導員
・健康管理能力検定1級
・日本化粧品検定 特級コスメコンシェルジュ
[監修]キレイ研究室編集部



