
毛穴の開きが気になる。おすすめの毛穴管理についてPRIDE CLINIC院長の久野先生にお話を伺いました。
鏡を見るたびに気になる毛穴の開き。
「ファンデーションがうまくのらない」「毛穴だけテカる」など、毛穴に関する悩みは多くの方が抱えていますよね。
毛穴が開く原因から医療での改善方法について、PRIDE CLINIC院長の久野賀子先生にお話を伺いました。
毛穴の開きとは?その原因と症状
毛穴が目立つ原因は、大きく分けて3つあります。
1)詰まり毛穴(角質や毛によるもの)
古い角質や太い毛が毛穴に詰まり、黒ずみやポツポツとした見た目の原因に。
ケミカルピーリングで角質を除去したり、医療脱毛で毛を細く・少なくすることで改善が期待できます。
2)たるみ毛穴(加齢による弾力低下)
年齢とともにコラーゲンやヒアルロン酸が減少すると、肌の弾力が失われ、毛穴がしずく型に垂れて見えるようになります。
コラーゲン生成を促す治療(フラクショナルレーザー・ダーマペン・肌育注射など)で肌のハリを取り戻すことで改善が期待できします。
3)開き毛穴(皮脂や汗の分泌によるもの)
暑さや体質によって皮脂や汗が増えると、毛穴が開いて目立ちやすくなります。
乾燥肌でも皮脂分泌が過剰になる場合があります。
スキンボトックスで皮脂分泌を抑制したり、ヒアルロン酸で保湿を強化したりすることで皮脂バランスを整えると、改善が期待できます。
毛穴の悩み別:代表的な医療対策
毛穴のタイプに合わせて、適切な治療を行うことが重要です。
以下は、症状別の主な治療法です。
【詰まり毛穴】
・ケミカルピーリング:角質や皮脂を除去し、毛穴の詰まりを防止
・医療脱毛:毛穴内の毛が細くなり、目立ちにくくなる
・正しい洗顔とスキンケア:毛穴を詰まりにくくする日々のケアが重要です
【たるみ毛穴】
・フラクショナルレーザー
・ダーマペン・ニードルRF:微細な刺激でコラーゲンを生成
・肌育注射(リジュラン・ジュベルックなど):真皮層に栄養を届け、ハリを回復
【開き毛穴】
・スキンボトックス:皮脂腺への神経伝達を抑え、分泌をコントロール
・ヒアルロン酸注入:保湿効果で皮脂過剰を抑える
・IPLやニードルRF:皮脂腺周辺の血管を引き締め、分泌バランスを整える
乾燥によって皮脂が過剰に分泌されることもあるため、「保湿」はすべての毛穴タイプにとって基本ケアとなります。
毛穴治療とは?医療による改善の流れと目安
美容皮膚科で「毛穴の開きが気になる」と相談した場合、まずは原因の見極めから始まります。
その上で、症状に合わせた治療プランが立てられます。
以下は一般的な治療の目安回数です。
治療にかかる期間と頻度の目安:
・ピーリング:2〜3週間おき × 5回以上
・医療脱毛:2〜3か月おき × 5〜8回以上
・肌育注射:月1回 × 3〜4回
・フラクショナルレーザー等:月1回 × 5〜10回
・スキンボトックス:1回の効果は約3〜4か月、定期的な継続が必要
治療は1回で終わるものではなく、継続的な施術が必要です。
最初に医師とのカウンセリングで治療スケジュールをしっかり立てることが成功の鍵です。
まとめ:毛穴の悩みは医療で解決できる
毛穴の悩みは、肌質や年齢、ライフスタイルによって原因も対処法もさまざまです。
自己流のスキンケアでは限界を感じることもあるでしょう。
そんなときこそ、医療の力を借りることが解決への近道です。
まずは一度、美容皮膚科でのカウンセリングを受けてみませんか?
あなたに合った最適な治療法で、毛穴レスななめらか肌を目指しましょう。
[著者]
久野賀子(くのよしこ)先生
2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
皆様に気軽に先進的な治療を受けていただき、自分らしさをもっと引き出せる、自由で明るい美容クリニックづくりを目指し、2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICをオープン。
PRIDE CLINIC
https://pride-clinic.com/