
においとメンタルが関係あるって本当?自分では気づきにくい「においケア」は習慣を大切に
夏になると気になるのがにおい。
例えば汗をかいた後に電車やエレベーターなど、他人との距離が近づく機会があると、自身がにおっていないか、心配になってしまう・・・こんな経験、誰しもがあると思います。
夏のにおいケアについて、株式会社move代表取締役 美容サロンを経営する植田千尋さまにお話を伺いました。
気になる「におい」・・・自分では気づきにくい?
気温も湿度も上がってくるこの季節、気になるのは「におい」。
外出先でふと感じる他人の汗や髪のにおいに、思わず「私も大丈夫かな?」と不安になってしまうこと、ありますよね。
実は「におい」は自分では気づきにくいもの。
それだけに、日頃のちょっとしたケアや習慣がとても大切です。
今回は、私自身も実践している「におい対策」をいくつかご紹介します。
汗のにおいは「汗そのもの」より「放置時間」が鍵
汗は本来、無臭。
しかし、時間が経つと皮膚の常在菌と混ざり合い、においの原因物質が発生します。
特に、ワキや背中、足裏など汗腺が集中している部分は要注意。
こまめな汗ふきや通気性の良い服選び、汗をかいた後はできるだけ早めに洗い流すのがポイントです。
最近では、肌にやさしい成分で作られたウェットシートなども多く、持ち歩くだけで安心感が変わります。
頭皮・髪のにおいには「夜ケア」が大切
「なんだか頭皮がベタついてる・・・」と感じる時、それは皮脂の酸化が進んでいるサインかもしれません。
髪の毛はにおいを吸着しやすい性質があるため、日中に気づかないうちに不快なにおいがまとわりついてしまうことも。
おすすめは、1日の終わりに丁寧なシャンプー&ドライ。
シャンプー前にブラッシングをして、まずはシャワーで汚れを洗い流すイメージでよくすすぎます。
シャンプー持は特に頭皮をマッサージするように洗うと、皮脂汚れがしっかり落ち、リラックス効果も◎。
最近ではジャンプーブラシなども多くの種類があるので週1~2回の頻度でブラシを使ってブラッシングしながらシャンプーもお勧め。
シャンプー後はドライヤーでしっかり乾かすことも忘れずに。
メンタルとにおいの関係、知ってましたか?
実は、ストレスを感じると自律神経の働きに影響し、皮脂分泌が過剰になることがあるんです。
すると、においのもとになりやすい汗や皮脂が増えてしまう可能性も。
私自身、仕事で忙しくなりがちな時期こそ「自分を整える時間」を大切にしています。
深呼吸をしたり、アロマを取り入れたり。
少しでもリラックスできる習慣が「におい予防」にもつながると実感しています。
忙しい現代、ストレスコントロールも重要なのです。
食べ物で変わる?「においを整える」栄養素
体の内側からのケアも、におい対策には効果的。
たとえば、ビタミンB群やビタミンC、亜鉛などは皮脂バランスを整える栄養素。
野菜や果物、海藻類など、できるだけバランスよく摂ることを心がけたいですね。
反対に、にんにくや香辛料、脂質の多い食事ばかりが続くと、体臭が強くなる原因にも。
忙しい日々の中でも、立ち止まって自分の食生活を見直してみるのも大切です。
自分をケアすることは、周りへの思いやりでもある
におい対策は、決して「誰かに嫌がられないため」だけではありません。
自分が心地よく過ごすために、自分を大事にする習慣の1つということにもつながります。
そして周囲の人への小さな気配りとして、日々の中でできることを少しずつ重ねていくことが大切だと私は思います。
これからの季節、ぜひあなたも「においケア」を楽しんでみてくださいね。
[執筆者]
植田千尋
株式会社move代表
静岡県磐田市出身。
元銀行員という安定志向のキャリアから一転、東日本大震災をきっかけに、「本当の理想の人生」を見つめ直し、23歳で起業を決断。
「エシカル×サスティナブル」がコンセプトのSelect Shop「style table」渋谷ヒカリエShinQs店や『#食べられるよもぎ蒸し』の美容サロンのオーナーであり一児の母でもある。
また、女性の自立・起業支援やライフデザイン講演会を実施。
20代更に挑戦したい人、30代でキャリアを考え直している人など、これまでに延べ1,000名以上の女性たちの人生に寄り添い、起業支援・理想の働き方・仕事と育児の両立の実現をサポート。
心豊かに生きるライフスタイル「諦めない生き方」を発信中。
植田千尋 Official Website
https://uedachihiro-official.com/