マウントする人の心理は?距離の取り方3ステップで対応しよう

友達からの近況報告が、自慢なのかただの世間話なのかわからずモヤっ・・・こんな経験ありませんか。
「これって私が考えすぎ?それとも・・・」悩んでしまいがちな友人関係。
撫子Plus株式会社代表鮎永麻琴さまによる解説です。

マウントされた?それとも私が考えすぎ?

「そんなつもりじゃないんだろうけど・・・なぜかモヤっとする」
「自慢なのか、ただの近況報告なのか分からない」
「気にしてる自分の器が小さいのかな?」
学歴、夫、子ども、仕事、モテ話―・・・
いわゆる「マウント」に見える言動に触れたとき、多くの人は『相手』より先に『自分』を責めてしまいます。
でも、コミュニケーションの視点で見ると、そのモヤモヤにはちゃんと理由があります。

「マウント」と「共有」の決定的な違い

まず押さえておきたいのは、「話の内容そのものがマウントなのかそうじゃないのか」という点です。
共有・報告のコミュニケーション
・相手の状況や気持ちを気にかけている
・話題が一方通行にならない
・聞き手が安心・フラットな気持ちになる
マウントかもしれないコミュニケーション
・比較が前提になっている
・「あなたはどう?」がない
・無意識に上下を作る空気がある
・聞いたあと、自己肯定感が下がる
つまり、『受け手のエネルギーが下がるかどうか』ここが大きな違い・判断基準です。

マウントする人の心理

意外に思われるかもしれませんが、マウント的な言動の多くは悪意がなく、不安から生まれています。
・認められたい
・比較しないと自分の価値を感じられない
・幸せを確認するために誰かを必要としている
つまり、マウントは「私は大丈夫?」という心の裏返し。
だからこそ、マウントに過剰反応して消耗する必要はありません。

「気にしすぎ?」と悩んだときの3つの見分け方

1)その人と会った後、心はどうなっている?
元気になる→共有
どっと疲れる/自信がなくなる→マウント傾向
感覚は、かなり正確です。
2)話題が『循環』している?
一方的に聞かされるだけの会話は、対等なコミュニケーションではありません。
3)比較の軸がいつも同じ?
学歴・夫・子ども・容姿・収入など、単純で優劣がつきやすい話題に偏る場合、マウント構造が固定化している可能性大です。

大人のための「距離の取り方」3ステップ

1:張り合わない・説明しない
マウントに反応すると、無意識に「土俵」に上がってしまいます。
「へぇ」
「そうなんだね」
「よかったね」
感情を乗せずに受け流すだけで、相手は拍子抜けします。
2:話題を『感情』にずらす
事実ではなく、感情へ。
「うちの夫も◯◯で〜」など、会話を相手に会わせる必要はありません。
「それ、どう感じたの?」と、相手の感情の話にスライドさせましょう。
これで上下の構図は崩れます。
3:自分が縮こまってしまう関係からは少し離れる
無理にフェードアウトする必要はありません。
・会う頻度を減らす
・深い話はしない
・グループで会う
自分の心が守れる距離を基準に。

マウントに傷つくあなたは、弱いわけじゃない

マウントをとられて、うれしい人はいません。
でも、それはあなたが弱いからそうされるわけではないのです。
むしろ、
・人の気持ちに敏感
・空気を感じ取れる
・共感力が高い
そんなコミュニケーション能力が高い人ほど、マウントに疲れやすいのです。
だから大切なのは、「気にしない強さ」より「離れる選択肢を持つ」こと。

人間関係は、勝ち負けじゃない

本当に心地いい関係には、上下も優劣もありません。
比べなくていい場所、頑張らなくていい相手。
あなたがあなたらしく、自然体でいられる関係を選ぶことは、大人のコミュニケーションとして、とても健全です。
もし今、
「マウントなのか分からないけど、しんどい」
そう感じているなら・・・
その感覚を、どうか信じてあげてください。
付き合う相手を選ぶのも、大事な大人のコミュニケーション術のひとつです。

[執筆者]

鮎永麻琴

大学時代にはプロスノーボーダーとしてW杯に出場し、世界ランキング20位を記録。卒業後は国際線CAとして13年間勤務。
現在は、コミュニケーションスキルと統計学を融合させた「コミュニケーション帝王学®」を体系化し、自分らしく生きるためのコミュニケーションの在り方や、他者との関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。
また、2020年にはTEDxFukuokaで「自由への切符」というテーマで登壇。
2022年には書籍『Philosophy of Success 〜成功者の名言』において、成功者35人の一人として選出される。

撫子Plus株式会社
https://makotoayunaga.com/

関連記事一覧