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今再注目されている「おから」!パウダータイプもでてきて使いやすくなった「おから」を取り入れて「キレイ」を目指そう!

『雪花菜』

この漢字、ある食材のことなのですが、なんて読むのか分かりますか?

切らずに料理ができるので「きらず」とも読むことができるそう。

ヒントは、豆乳をつくる際の大豆の搾りかす……そう、答えは「おから」です。

最近は、そのヘルシーさから、おかずからおやつまで、さまざまな料理に使われているおから。

今回は、おからについてご説明します!

もう食べるしかない! おからの持つ栄養素

おからというのは、上でも述べたとおり大豆の搾りかすのこと。

実は、おからというのは食品ではなく産業廃棄物に該当するという判決もあるぐらいで、食品として利用されているのはほんの一部。

ほとんどが飼料や肥料として利用され、食品用になっているのは1%以下だといわれています。

しかし、最近おからの食品としての価値が見直されています。

昔から食べられている卯の花(おからの炒り煮)といった定番メニューからか『おばあちゃんの田舎料理』『懐かしい味』というイメージのおから。

そんなおからが、再び脚光を浴びている理由はなんなのでしょうか?

まずひとつはその高い栄養価です。

大豆の搾りかすであるおからは、たんぱく質が豊富

そのため、おからは疑似肉として利用されることも多く、カロリーカットを狙ってハンバーグや餃子などに混ぜて利用する調理方法にも人気が集まっています。

では、おからと挽き肉の栄養価を比較してみましょう。

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おからは挽き肉の半分ほどのカロリーで、メタボやダイエットが気になる方は避けたい脂質は1/4~1/6程度、コレステロールはほとんど含まれません。

反対に、たっぷりの食物繊維にカリウムやカルシウムといったミネラルが豊富。

挽き肉の一部をおからと置き換えるだけで、普段のメニューがぐっとヘルシーになってしまうのです!

そして、さらに魅力なのがその価格。

スーパーなどでも、500g入りの生おからが100円以下で売られていることも珍しくなく、お豆腐屋さんによっては無料でいただけるところもあります。

挽き肉料理に使用することで、カロリー・脂質・コレステロール、それから価格をぐっと下げながらも、食物繊維やミネラルといった栄養素はアップという、家族の健康を考え、家計を預かる主婦にとってはうれしい効果がたくさん!

最近では定番の和食以外にも、洋風なものからデザートに至るまで、おからを使ったさまざまなレシピが考案されているので、いろいろ調べてみることをお勧めします。

扱いやすいパウダータイプも登場!


魅力たっぷりのおからですが、傷みやすく、冷蔵庫に常備する食材としては不向き。

そこで、最近は乾燥させ保存性や使用性を向上させたパウダー状のおからが人気を集めています。

生おからは料理に使用することが多いのに比べると、乾燥おからは小麦粉に置き換えて使用されることが多く、低糖質スイーツやパンなどによく利用されています。

コスト的には生おからに比較すると若干高めになりますが、保存性や利便性を考えると、おからを日常的に使用したい方にとっては購入して損はないと思います。

小麦粉と比較してみると、炭水化物(糖質)を30%ほどカットできるうえ、たんぱく質とミネラル類をしっかり摂ることができるようになります。

最も着目すべき点は、食物繊維の量。

乾燥おからには小麦粉の約16倍もの食物繊維が含まれるため、腹持ちも良くなるうえ、お腹の調子を整えたい人にはぴったり!

パンやスイーツといった、ダイエットには不向きと思われがちなものから、しっかり食物繊維が摂れるようになるとうれしいですよね!

まずは、小麦粉使用量の1/4~1/3程度の置き換えから始めると、チャレンジしやすいと思います。

現状はほとんど食品としては利用されていないおから。

上述のたんぱく質や食物繊維の他にも、女性にとってうれしいイソフラボン、脂肪の代謝や脳の活性に働くレシチンも含まれていて、特に女性にとっては魅力たっぷりの食材なのに、ちょっともったいない気がしますよね。

大豆を利用した食品というと、豆腐やみそ、しょうゆなどは、私たちにとってはおなじみの食材ですが、これからは、ぜひおからも取り入れてみてはいかがでしょうか?

[文:キレイ研究室研究員 船木(化粧品メーカー研究員・サプリメントアドバイザー・健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級)]

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