若く見える人って、どんな人?ずっとキレイでいる秘訣について、なか整形外科 京都西院リハビリテーションクリニック院長の樋口先生に伺いました!
若く見える人って、どんな人だと思いますか?
今回は、ずっとキレイでいる秘訣について、なか整形外科 京都西院リハビリテーションクリニック院長の樋口直彦先生にお話を伺いました。
キレイな人が美しいもの・・・それは姿勢!
モデルやアナウンサーが素敵に見えるのは、その姿勢が美しいことも大きな要因になります。
姿勢が良いと、年齢を重ねても美しく若々しく見え、さらに、良い姿勢を保てば、仕事でもプライベートでもイキイキとした印象を与えられます。
また、首のこりや肩こり、腰痛に悩まされている人は、正しい姿勢を保つことで、痛みの解消や軽減にもつながるでしょう。
悪い姿勢、猫背やおなかが突き出た姿勢では、美しく見えません。
さらに、姿勢が悪いと身体がゆるみ、ゆるんだ部分に不要な脂肪がついてしまいます。
逆に、正しい姿勢を続けると、おなかや背中の体幹が鍛えられ、脂肪がつきにくい代謝の良い身体に変わっていきます。
本来、正しい姿勢は身体にとって負担が少なく、たくさんのメリットをもたらしてくれているのです。
将来的な関節痛や腰痛予防の観点からも、良い姿勢を維持しておくことはとても大切です。
高齢になると、加齢性の変化により関節の痛みや腰の痛み、変形性関節症や腰部脊柱管狭窄症に悩まれる方がたくさんおられます。
そうならないよう、人生100年時代に100歳まで健康でいられるように、若い頃からの柔軟性や筋力、良い姿勢の貯蓄は重要です。健康で長生きするためにも良い姿勢を手に入れ維持していくことが重要になります。
美しい姿勢を手に入れるためのトレーニング
美しい姿勢を手に入れるために「これだけはやっておけ!」というトレーニングで初心者に最適なのは、「プランク」と「ジャックナイフストレッチ」になります。
それらは、比較的簡単で、誰でもできるトレーニングでお勧めです。
「プランク」とはうつ伏せになった状態で前腕と肘、そしてつま先を地面につき、その姿勢をキープする体幹トレーニングです。
上半身を起こす腹筋運動などに比べて、筋力がない方でもおこないやすいトレーニングです。
「ジャックナイフストレッチ」とは、しゃがみ込んで両手で左右それぞれの踵を握り、かかとを握ったまま上体を起こさずに膝を伸ばしていきます。
両膝が真っ直ぐに伸びるまでふとももの後ろ(ハムストリングス、膝裏、ふくらはぎ、アキレス腱)をストレッチします。
ネットで検索すると、プランクとジャックナイフストレッチの解説動画がいくつか出てくると思います。それを参考にチャレンジしてみてください。
慣れないうちは大変かもしれませんが、毎日継続することが重要です。
毎日継続し、そして、美しさと健康寿命を手に入れましょう。
[執筆者]
樋口 直彦先生
医療法人藍整会なか整形外科 理事長
[プロフィール]
帝京大学医学部卒業。
いくつかの病院勤務、院長を経験後、2021年1月に医療法人藍整会 なか整形外科 京都西院リハビリテーションクリニックを開業。
バレーボールVリーグのサントリーサンバーズのチームドクターも務める。
クリニック運営にICTを推進し、お待たせすることない診療が信条。
医療法人藍整会 なか整形外科 京都西院リハビリテーションクリニック
https://nakaseikei.com