突然の訃報や急なお葬式の時はどうしたら?曖昧になりがちな葬儀のマナーを確認しましょう!

突然の訃報や急なお葬式…その時になって慌てないように、事前にしっかり確認を!
今回はマナーアドバイザーである浪越あゆみさまに、葬儀のマナーについてお伺いしました。

葬儀のマナー

▼まず確認すること
葬儀の知らせをうけたとき、まずは下記のことを確認しましょう。
・いつ・誰が・どこで亡くなったか
・通夜・葬儀・告別式の日時
・喪主名・宗派
・関係者などへの連絡や、他に何か手伝えることはないか確認

また、会社関係の方の葬儀の場合は、下記もチェックしておきます。
・上司と相談し誰が参列するか・通夜・葬儀・告別式のどれに参列するか・代理人を立てるか・弔電送るのか・香典だけを送るかなど

細かい確認をできるだけ一度に確認しましょう。
確認事項を一覧にしておくと安心です。

・通夜か葬儀・告別式のどちらかに参列するのが一般的です。
・参列できない場合は弔電や香典を送りましょう。
・香典は不祝儀袋に包み現金書留で送ります。
お悔やみの言葉を書いた手紙を添える方が望ましいです。
・供花や花輪は置ける場所に限りがあるので、確認をとってからの方が迷惑をかけずにすみます。

▼上司に代理出席を頼まれた場合の注意点
・上司から香典と名刺を預かり、受付で渡します。
その際、「〇〇の代理でまいりました」
と伝えることを忘れずに。
記帳に上司の住所と名前を書き、下に小さな字で「代」と書き自分の名前を記しましょう。

▼香典の書き方
・内袋
右上に金額・左下に住所・氏名を書きます。
・外袋
悲しみの涙で墨が薄まりましたという意味で薄墨で書きます。
包み方は上側を下にかぶせるように包みましょう。

▼通夜・葬儀・告別式の服装
・通夜
喪服がすぐに用意できなければ地味な色のスーツやワンピースなど。
アクセサリーや濃いメイク・口紅は落とします。

・葬儀・告別式
喪服を着用します。
ネックレスは1連のパールのみOK

派手なネイル・濃いメイク・つま先出たサンダルやミュール・エナメル系の靴・1連パール以外のネックレス・派手なボタンや光物・光沢素材のバックなどは通夜・葬儀・告別式通してNGです。

葬儀は急なことが多いです。
哀悼の意の他に、故人の方や親族の方への礼節を欠くことのないよう、できるだけの努力をするのが大切だと思います。
その時に慌てないよう、マナーは事前にチェックしておことをおすすめします。

[著者]
浪越あゆみ

経歴
研修講師歴 12 年
マナーアドバイザー、アンガーマネジメントファシリテーター・アンガーマネジメント叱り方トレーナー
・アンガーマネジメントキッズインストラクター・石田勝紀ママカフェ認定ファシリテーターの資格をもつ。
元 CA の経験を活かし、これまで約 4 万人の方へ研修や接客アドバイスなどを行う。
「研修のための研修ではなく職場で実践した くなる研修」がモットー。
企業や学校関係での研修の他に大学の非常勤講師としても活動する。

Instagram(@ayumi_namikoshi)
https://www.instagram.com/ayumi_namikoshi

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