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【前編】結婚式のマナー知っている?間違ってない?「招待状への返信や、ご祝儀について」をもう1度おさらいしてみましょう。

「結婚式」という、ハレの日へのお呼ばれ、とても嬉しいものですが、お祝いやマナーで迷ってしまうこともあるのでは?
今回はマナーアドバイザーである浪越あゆみさまに、結婚式でのマナーについて前後編に分けてお伺いしました。
前編では、招待状への返信や、ご祝儀についてのマナーになります。

〇招待状返信のマナー

・期限内に必ず返信するようにします。招待状が届いて遅くても1週間以内には返信するよう心掛けたいです。
しかし、特別な理由(仕事・体調など)があり予定が未定の場合は、返事が遅くなる旨の連絡を新郎新婦に事前に連絡しておくことで迷惑を掛けることを避けることができます。
新郎新婦にとって結婚式の準備は相当大変なものであることを理解した上で、招待される側も協力できることはしていきたいですね。

〇返信ハガキの書き方

・表面の名前下の「行」は二重線で消し「様」と書き直します。
・裏面(出席の場合)「ご欠席」を二重線で消します。「ご出席」の「ご」も二重線で消します。
「出席」のみに〇をします。「出席」の前に「慶んで」出席のあとに「させていただきます」と書き足すとていねいな印象を与えます。
・余白の部分にお祝いメッセージを書くのもOKですが、新郎新婦のご家族などが読む場合もあることを頭に入れて、ていねいな文章を心掛けると失礼がないと思います。

〇ご祝儀の金額

・これはそれぞれの関係により変わってくるのでここでの金額設定は避けておきます。
ただし、偶数の金額は割れる(別れる)などを連想されるので避けたほうがいいです。
4万円9万円など死や苦を連想される金額も避けた方が無難です。
時々、封筒にお金を入れ忘れるということもありますので、必ずダブルチェックをすることをおすすめします。
・新生活スタートでもありますので、新札を入れるようにしましょう。

〇出席の返事をしたがやむを得ず欠席する場合

・基本的には本来包む予定だった金額を包み、お詫びの言葉と同時に送る・持参するのがマナーです。
挙式まで1ヶ月を切っている場合は、人数の変更ができないことが多いので、1ヶ月を切っている場合は、包む予定だった金額をお渡しする方が迷惑を掛けることを避ける事ができると思います。

〇ご祝儀袋の中袋のマナー

・実際に入れている金額を表側に「金〇萬円」と中央に書きます
数字も漢字で「金 参萬円」「金 参萬圓」と書くことが正式なマナーといわれています。
それは、「旧漢字は複雑なため、書き直しされる心配がない」といわれるためです。
現在では略式漢字で「金 三万円」と書く方もいらっしゃいますが、なぜ旧漢字を使うのか?の理由を把握しておけば、旧漢字で書くことに抵抗はなくなるのではないでしょうか。
・裏側には左下に住所・名前を書きます。新郎新婦が式後に出席者のまとめをする場合に負担をかけないように、郵便番号も書いておきましょう。

後編へ続きます。

[著者]
浪越あゆみ

経歴
研修講師歴 12 年
マナーアドバイザー、アンガーマネジメントファシリテーター・アンガーマネジメント叱り方トレーナー
・アンガーマネジメントキッズインストラクター・石田勝紀ママカフェ認定ファシリテーターの資格をもつ。
元 CA の経験を活かし、これまで約 4 万人の方へ研修や接客アドバイスなどを行う。
「研修のための研修ではなく職場で実践したくなる研修」がモットー。
企業や学校関係での研修の他に大学の非常勤講師としても活動する。

Instagram(@ayumi_namikoshi)
https://www.instagram.com/ayumi_namikoshi

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