【後編】結婚式のマナー知っている?間違ってない?「服装や式当日のマナー」をもう1度おさらいしてみましょう。

「結婚式」という、ハレの日へのお呼ばれ、とても嬉しいものですが、お祝いやマナーで迷ってしまうこともあるのでは?
今回はマナーアドバイザーである浪越あゆみさまに、結婚式でのマナーについて前後編に分けてお伺いしました。
後編では、服装や式当日のマナーになります。

スピーチについても触れていますので、頼まれた方、またはこれからの為にもぜひ最後までお読みくださいね。

〇服装の注意点

・あくまで主役は新郎新婦であることから、新郎新婦よりも目立つような服装は避けましょう。
・過度な露出は好ましくありません。肩や腕がでる場合は、結婚式の際はボレロやショールなどで羽織ることをおすすめします。
ミニスカートなども極力さけておく方が無難です。
白は花嫁カラーであることは忘れないようにしましょう。

〇バックの大きさ

・会場に持ち込むバックは大きなバックはクロークや受付などに預けて、小さいバックで会場入りする方がスマートです。
やむを得ず大きなバックや紙袋を会場に持ち込む場合は、テーブルの下(テーブルクロスで隠れるように)に置くようにすると、料理を運ばれる方や新郎新婦の邪魔にならずに済みます。

〇受付でのマナー

・本日はおめでとうございますと受付の方へ笑顔で挨拶をしましょう。
・ご祝儀袋は裸で持たず、袱紗に入れて受付で出します。
・受付を頼まれたら、栄誉なこととして快く引き受けたいもの。当日は、両家の代表として立っていることを意識して立ち居振る舞いや言葉遣いに気を配ることが大切です。

〇食事中のマナー

・ナプキンは乾杯後、着席して折り目をお腹側にして足にのせます。
・同じテーブルの方が同じタイミングで食事を終える方が、料理を運ぶ方に対する配慮に繋がります。
新郎新婦は出席される方に満足していただけるよう、料理の試食をしたりメニューを考えたりしていますので、料理は美味しく、熱い物は熱いうちに、冷たいものは冷たいうちにいただくのがマナーです。
・食べ残しがある場合は、1ヶ所にまとめておきましょう。
食べ終わったサインが分かるようにしておくこともマナーです。
・食べ終わったサイン
箸・・・箸袋を中心くらいから下に向けて半分折り曲げ、その中に箸を入れておきます。
その他、箸先だけ袋の中に入れる方法として、袋を箸置きとしておみくじを結ぶ要領で結び、その結び目に箸先を挟み込む方法などもあります。
カトラリー・・・フランス式・イギリス式・日本式などによってカトラリーを置く角度が変わりますが、結婚式の場合は、角度にはあまりこだわらず刃が内側になるようフォークと並行に右側(3時から5時位の角度)に揃えておくことで、食事が終わったというサインに気付いてくれます。
・スピーチや余興中も食事を楽しむことはOKですが、話には耳をかたむけたり、余興を見ることも忘れないようにしましょう。
スピーチや余興を無視してテーブル内での内輪の会話は避けましょう。
・同じテーブルの方がスピーチや余興する場合は、手を止めて聞くという気持ちも大切にしたいです。

〇スピーチ

・友人代表などのスピーチを頼まれた場合は、特別な事情がある場合をのぞき、喜んでお受けいたしますと快くお受けするようにした方が、新郎新婦も喜んでくれると思います。
・過去の新郎新婦とのエピソードを話す場合は、下品なことや新郎新婦が望んでいないような暴露話は避けるようにします。
両家のご両親や会社関係の方もいらっしゃることを忘れないように、スピーチを考えていきましょう。

[著者]
浪越あゆみ

経歴
研修講師歴 12 年
マナーアドバイザー、アンガーマネジメントファシリテーター・アンガーマネジメント叱り方トレーナー
・アンガーマネジメントキッズインストラクター・石田勝紀ママカフェ認定ファシリテーターの資格をもつ。
元 CA の経験を活かし、これまで約 4 万人の方へ研修や接客アドバイスなどを行う。
「研修のための研修ではなく職場で実践したくなる研修」がモットー。
企業や学校関係での研修の他に大学の非常勤講師としても活動する。

Instagram(@ayumi_namikoshi)
https://www.instagram.com/ayumi_namikoshi

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