転職を考えている方必見!人事担当者はあなたのココを見ています。採用面接時のポイントについてお教えします。

リスキリングやキャリアアップを鑑み、転職を考えている方も多いのではないでしょうか?
転職活動の際にほぼ必ずおこなわれるのが『面接』。
苦手な人も、得意な人もいると思いますが、面接官はどんなところを見ているのでしょうか?
今回は、人事採用担当として7年従事される、矢野周平さまにお話を伺いました。

これから就職活動をされる方へ:人事採用担当が見ているのはココ!

面接でどんなところを見られているか、気になりますよね。
弊社での確認ポイントをお伝えしますが、おそらくどこの会社でも通用するのではないでしょうか?
恐らく、面接で質問されるものとしては、志望動機や自己PRは鉄板といえると思います。
みなさん、悩まれて事前に準備をされるのだとは思いますが、ホームページをざっと眺めて作ったような志望動機や、就職や転職サイトの例として掲載されているような自己PRを話される方は多いです。
しかし、企業側が聞きたいのは、表面的な志望理由や自己PRではありません。
それよりも、あなたが
〇これまでどんな人生を歩み
〇何を学び
〇そしてこれからどうなりたいのか

という部分を伺うことで、、候補者自身の価値観と弊社の価値観がマッチするかどうかを見ています。
どうぞ、あなた自身のことを、あなた自身の言葉でお話しください。

外見が重要って本当?質問が難しいと感じたらどうすればいい?面接時のポイントについて

シンプルですが、相手の目を見て話せるかどうかという点はとても重要です。
また、外見に関しては清潔感が大事だと思います。
昨今リモート面接の割合が増え、髪型や服装への意識が希薄になりがちですが、大げさでなく、第一印象で面接結果の9割は決まります。
ぜひ意識してみてください。
また、面接官の質問にうまく答えられなかった場合、「失敗した!もうだめだ」と不安になってしまうこともあるでしょう。
でも、安心してください。
上手く答えられないからといって、必ずしも落ちるとは限りません。
質問の答えが分からないと思ったときに、一番やってはいけないことは、内容がわからないまま口から出まかせの回答してしまうことです。
難しい質問がきたら、無理やり答えようとするのではなく、一度冷静になりましょう。
「少し考えさせてください」
「その質問は~という意味ですか」
等、面接官とコミュニケーションをとりつつ、頭を整理する時間を設けてみましょう。
落ち着くと、案外答えが見つかるものです。
それでもわからないときは
「申し訳ございません。今は知識不足でわかりません」
と素直に伝えましょう。
「今後はお答えできるように、帰宅後にすぐ調べたいと思います」
などと、追加して行動力や意欲を伝えられるとなお良いと思います。

人事・採用に関わる仕事がしたいと思ったら

採用担当に求められる要素としては、
1.目の間の相手を本気で知ろうと思えること
2.柔軟に違う価値観を受け入れられること
3.自分の思いや熱量を周囲に伝播させることができること

の3点が重要だと思います。
就職のために必須の資格があるわけではないですが、営業などの対人折衝を伴う業務経験や、人材会社での勤務経験などがあれば、ある程度親和性を持って業務に臨んでいただけるかと思います。
人とコミュニケーションをとることが重要な仕事になります。
そのため、あまりにも人と話すことが苦手だとか、数字を追っていくこと(採用目標数)に対しての苦手意識が強すぎると、働いていてもつまらないと感じてしまう部分は出てくるかと思います。
加えて弊社の場合は、各拠点で開催される採用イベントや説明会の開催、面接対応等、ハードスケジュールを日々こなす必要がありますので、間違いなく体力はあったほうが良いと思います。

仕事のやりがいや大変だったこと

月並みですが、ご入社された方の活躍を耳にしたときは、心の底から良かったと感じます。
また、面接をした方から、「矢野さんがいたから、この会社に決めます」と言っていただいたことがありました。
常日頃から目の前の候補者と向き合うスタンスを大事にしているということもあり、この上ない喜びを感じたことを鮮明に覚えています。
もちろん、大変なこともあります。
面接におけるジャッジと魅力付けを同時並行で行っていくことの難しさは、常々感じています。
採用担当はひたすら合否判断をする立場だと思われがちですが、同時に候補者に対して自分自身や会社を売り込み、選んでもらう必要もあります。
そのため、相手がどんな人物像で、どのような価値観を持っていて、どのような期待値を伝えれば意思決定をしてもらえるのか、という点に至るまで、ある程度頭の中でゴールをイメージしながら面接を行っていかなければなりません。
採用担当として8年目を迎えましたが、人を見るということの大変さは相変わらず感じています。
私は、自分自身が就職活動における失敗・挫折の経験から、当事者としてその部分に介在する仕事をしてみたいと考えるようになりました。
就職活動に必死だった当時を思い出すと、会社の規模や年収がいくらなのかとか、福利厚生はどうか…など、表面上の条件にしか目が向いておりませんでした。
そんな中、自分のキャリアについて改めて考える機会が増え、いつしかそれを仕事にしていきたいという想いが強くなり、現在の仕事に就いています。
今後は、マネージメントにも挑戦しながら、物事を俯瞰し、大局的にとらえることができる人間になりたいと思っています。
どんな時もどっしり構えることのできる、余裕のあるビジネスマンを目指しています。

採用は誰かの人生に大きく介在することができるだけでなく、企業の成長においても大きなインパクトを与えられる仕事です。
責任が重く、難易度も高いですが、日々やりがいを感じながら働くことができます。
ご興味がある方は、是非チャレンジしてみてください!

[執筆者]

矢野 周平
株式会社不動産SHOPナカジツ キャリア採用・広報課 課長

早稲田大学スポーツ科学部卒業
外資系医療機器メーカー、大手総合人材会社での営業職を経て、2017年株式会社不動産SHOPナカジツ入社。
入社以来一貫して、新卒・中途領域問わず、インターンシップの企画から面接対応、内定者フォローに至るまで採用活動全般に従事。
人財開発課課長を経て、現在はキャリア採用・広報課課長として中途採用領域の責任者を務める。
趣味:野球(小学校3年生から25年間)、トレーニング(出勤前にジムに行くのが日課です)

不動産SHOP ナカジツ
https://nakajitsu.co.jp/

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