月に一度は「肌と髪のリセット日」肌や髪にダメージ「秋バテ」を解消しましょう

やっと真夏の猛暑が少し和らいでは来たような、でもまだまだ日中は暑い日が続く今日この頃。
夏の疲れか、肌や髪にダメージを感じていませんか?
今回は、この時期お勧めの美容ケアについて、株式会社Jのセラピストである内田優子さまにお話を伺いました。

夏の疲れは秋にやってくる!美しさを守るカギは「細胞の力」

「急に肌が乾燥する」「シミが濃くなった」「髪がパサつく」・・・
秋に多く聞かれる悩みは、夏に受けた紫外線やエアコン乾燥、寒暖差によるダメージが「秋バテ」として表れている状態です。
秋は肌や髪が一気に秋バテしやすいので、ぜひ一緒にケアをしていきましょう。
肌や髪を立て直すには、表面ケアだけでは不十分です。
大切なのは、「細胞そのものの回復力」を引き出すこと。
細胞が元気を取り戻せば、うるおいやハリは自然と表面に現れてきます。
ポイントは2つ!
1.抗酸化ケア
紫外線やストレスで増える「活性酸素」は、細胞を錆びさせ老化を加速させます。
抗酸化ケアは、この酸化ダメージを減らし、細胞を守るための基本です。
2.ミトコンドリア活性
細胞内の「発電所」とも呼ばれるミトコンドリアは、エネルギーを生み出し、修復や再生を支えています。
ミトコンドリアの動きが弱ると、エネルギーが不足し、ターンオーバーも乱れ、シミやシワが表面化しやすくなってしまうことも。
つまり、細胞を錆びさせないこと(抗酸化)と、エネルギーを満たすこと(ミトコンドリア活性)が、秋の美容ケアの土台になるのです。

外側からのケア:細胞を守る

細胞を酸化から守るには、まず肌表面のバリア機能を整えることが重要です。
・保湿で肌を乾燥から守る
・角質ケアでターンオーバーを整える
・プロの力を借りる(美容施術やケアを受けてみる)
あなたの肌状態にあったプロによる施術を受けてみてはいかがでしょうか。
この時期は、細胞を元気にしてくれるような施術がおすすめ。
今の肌状態で気になること、目指す肌のイメージなどを医師やセラピスト、エステティシャンなどにご相談ください。

内側からのケア:この時期摂っておきたい成分とは?

体の中に栄養が満ちることで、外側のケアの効果もぐっと高まります。
私たちの体は、私たちが食べたものでつくられています。
この時期は、抗酸化や修復を意識した成分を積極的に摂取するのがおすすめです。
・抗酸化成分が豊富に含まれる食材(ブルーベリー:アントシアニンなど・緑茶:カテキンなど・トマト:リコピンなど・鮭:アスタキサンチンなど)を摂るのがおすすめ
・アミノ酸・たんぱく質(魚・卵・大豆製品)で細胞の材料を補給
・ビタミンC・E・B群で修復や代謝をサポート
糖質・脂質・たんぱく質、ビタミンやミネラルなど、バランスの良い食事を意識しましょう。
また、睡眠をしっかりとることも重要です。
規則正しい生活を心がけ、夏の疲れをリカバーしましょう。

大切なのは毎日の「小さな積み重ね」

秋に現れるシミ・シワ・乾燥は、夏の疲れが表に出たサインです。
抗酸化とミトコンドリア活性がポイントです。
・睡眠をしっかりとり、細胞の修復時間を確保する
・旬の野菜や果物で抗酸化成分をチャージする
そして、月に一度は「肌と髪のリセット日」をつくり、集中ケアや施術を取り入れるのもおすすめ。
特別なことばかりではなく、こうした小さな積み重ねていくこで、肌や髪は確実に応えてくれます。
セラピストとしてお伝えしたいのは、「今日からの一歩が未来の美しさをつくる」ということ。
この秋を「美しさを深める季節」に変えていきましょう。

[著者]
内田優子

セラピスト/ホルバールスクール認定講師

教育大学卒業後、福祉職を経て美容業界へ転身。
福祉と美容の視点から本質的な美を追求し、オールハンド技術と最新美容を融合させた施術を提供している。
解剖学に基づく技術指導や専門知識の普及にも努め、ホルバールスクール認定講師として後進の育成にも携わる。
持続可能な美しさを提案し、心と身体の調和を大切にしたケアを通じて、一人ひとりに寄り添う美容を実践している。

株式会社J
https://j-bbiz.com/

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