UV対策は髪・目・爪にも必要!紫外線対策についてクリニック副院長頴川先生に伺いました

曇り空が多い梅雨では、紫外線対策への意識が下がりがちですが、実は年中必要です。
本格的な夏が来る前に、紫外線対策の基本をしっかり確認しておきましょう。
れいめいクリニック浅草橋副院長の頴川陽子先生による解説です。

紫外線対策が1年中必要な理由とは?

紫外線対策は夏場だけでなく、1年中必要といえます。
その理由は、季節を問わず肌の奥深くまで届く紫外線が降り注いでいるためです。
紫外線には急激な日焼けやシミの原因となるUVーBだけでなく、雲や窓ガラスを通り抜けて肌のコラーゲンを破壊しシワ、たるみの原因となるUVーAがあります。
このUVーAは冬でも夏のピーク時の半分以上の量が降り注いでいるため、部屋の中にいる日や冬場であっても油断していると知らず知らずのうちに光老化が進んでしまうのです。

UV対策は髪・爪・目にも必要

紫外線対策は顔や体だけでなく、髪や爪、目にも欠かせません。
頭皮や髪は顔の約3倍もの紫外線を浴びており、パサつきや白髪、抜け毛の原因になります。
爪も乾燥によって割れやすくなります。
目は強い紫外線を感知すると、脳がメラニンを作るよう命令を出して肌を黒くさせてしまいますし、それだけでなく白内障などの眼病リスクを高めることもわかっています。
日々のUV対策におすすめのアイテムとしては、髪用のUVカットスプレーや、クリアレンズでも紫外線を99%以上カットできるサングラスが重宝します。

紫外線を浴びることはメリット・デメリットがあるって本当?

体の中への影響については、良い面と悪い面の両方があります。
良い影響としては、紫外線を浴びることで、体内でビタミンDが合成され、骨が強くなったり免疫力が上がったりすることが挙げられます。
一方で悪い影響としては、過剰に浴びることで皮膚の免疫細胞がダメージを受けて一時的に体の免疫力が低下し、風邪を引きやすくなったり、強い疲労感に襲われたりすることがあります。

SPFやPAって何?

日焼け止めに表示されているSPFやPAという言葉は、防げる紫外線の種類と強さを表しています。
SPFは肌が赤くなる日焼けを起こすUVーBを防ぐ指標で、日焼けが始まる時間を何倍遅らせられるかを示しています。
PAはシワやたるみの原因になるUVーAを防ぐ効果の度合いを4段階のプラスの数で表したものです。
普段の生活であればSPF15から30、PA++から+++程度で十分に効果があります。
TPOに合わせて使う日焼け止めを選びましょう。

肌が弱くて使える日焼け止めが少ない・・・それでも日焼け止めを使うべき??

肌が弱くて使える日焼け止めが少ない場合でも、紫外線による刺激は肌荒れをさらに悪化させるため、何らかの対策を行うべきです。
肌に優しい紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)のものや、石けんで落とせるタイプの製品などを選ぶと負担を減らせます。
どうしても肌に何も塗りたくないときは、日傘や帽子、サングラスなどの小物を徹底的に活用して物理的に紫外線を遮る方法が有効です。

UV対策におすすめのメイクアイテムやメイク方法は?

UVカット効果のある下地やファンデーションを重ねて、特にシミができやすい頬の高い位置には念入りに重ねます。
外出先での塗り直しには、メイクが崩れないUVカット効果のあるフェイスパウダーやスティックタイプの日焼け止めを使うのがスマートな方法です。

飲む日焼け止めは有効?食べた方がいいもの(食材)ってある??

内側からのケアとして注目される飲む日焼け止めは、塗る日焼け止めの代わりにはなりません。
ですが、紫外線を浴びたときに体内で発生する活性酸素を抑えて赤みや炎症を軽減するサポートをしてくれます。
食事では、メラニンを抑えるビタミンCを含むキウイやイチゴ、抗酸化作用の高いリコピンを含むトマトなどを食べるのがおすすめです。
ただし、レモンやキウイなどの一部の果物に含まれるソラレンという物質は、朝に食べると紫外線を吸収しやすくなるため、夜に食べるのが望ましいです。

うっかり焼いてしまった・・・!!こんな時はどうすればいい??

もしもうっかり日焼けをしてしまったときは、まずは軽度のやけどと同じ状態であるため、すぐに冷水で濡らしたタオルや保冷剤で肌のほてりをしっかりと冷やします。
赤みや熱が引いた後は、敏感肌用の低刺激な化粧水やワセリンを使って、水分が奪われてカラカラになった肌を優しく徹底的に保湿してください。
あわせて、体の中からも水分をしっかり補給し、ビタミンCのサプリメントなどを摂取して、72時間以内に内側と外側の両方から迅速なリカバリーケアを行うことが大切です。
痛みが強かったり、熱が下がらなかったりするなど症状が強くセルフケアで改善が見られない場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。

[執筆者]

頴川陽子先生

乳癌診療に携わる一方、れいめいクリニック浅草橋では、内科・皮膚科の診療を行い、地域医療に従事。
幅広い臨床経験に加え、美容と健康に関する深い知識も有しており、多角的な視点から皆様の健やかな生活をサポートしている。

れいめいクリニック浅草橋
https://reimei-asakusabashi.emc.inc/

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