女性に多いさまざまな不調を、フェムケアから考えてみませんか?日々、快適に過ごせるように3大欲求のバランスを整えてみましょう。
女性に多いさまざまな不調を、フェムケアから考えてみませんか?
今回は、株式会社moN 代表取締役で一般社団法人futurebeauty協会代表理事でもある西田美華さまにお話を伺いました。
女性である限り、ホルモンバランスの揺らぎには年齢ごと移り変わり、一生付き合わないといけません。
この女性特有の揺らぎの原因はさまざまで、月経周期や妊娠、出産、更年期、ストレス、栄養不足、体重変動などがあります。
揺らぎが起きたときのケアや、普段から気を付けていただきたいことについてお話ししたいと思います。
デリケートな部分に触れるものだから。素材にもこだわって
女性の多くが悩む生理痛。
薬を飲む・ひたすら寝る・お腹を温めるなどのさまざまな方法で皆さんケアをされているかと思います。
生理痛の痛みに関して、私にとってはとにかく生理用ナプキンを変えていくことが効果を感じました。
オーガニックコットンを使用したもの、ポリエステルを含まないものなど、ご自身で試してみて、合うものを見つけてください。
デリケートゾーンの経皮吸収は皮膚の数10倍といわれています。
ナプキン以外に、ショーツやデリケートゾーンに触れるプロダクトも素材や扱い方が大切だと考えます。
オーガニック綿やシルクなど、自分に合ったものを選びましょう。
身体を温めるのにおすすめのフェムケア
身体を温めることに関しての、私のおすすめは玄米パックやアーユルヴェーダのヨニダーラです。
玄米パックとは、無農薬玄米でつくられた布ホッカイロを電子レンジで温め、衣服の上から直接下腹部やデリケートな部位に置いて温めるというものです。
ヨニダーラとは、温めたセサミオイルをデリケートゾーンにゆっくり垂らしながらマッサージするものです。
施術により下腹部からデリケートゾーンがリラックスして温まるので、今までのフェムケアで一番気持ちよく効果を感じられました。
効果としては、血流が促進されることにより、膣周りの循環を良くして血流UP・膣のコリもほぐれてハリがでる・うるおいが増す・性交痛の改善などの効果が期待できます。
体験されたことない方は、是非専門のサロンなどで受けてほしい施術です。
3大欲求のバランスを整えて
日々快適に過ごすためのポイントは、人間の3大欲求【食・性・睡眠】のバランスを持つことです。
例えば「美味しいものを食べたい」「可愛い服が欲しい」「キレイになりたい」「愛されたい」など、さまざまな欲が3大欲求と関連があると考えられます。
①食について
食生活については、食物繊維やミネラルなど、不足しがちな栄養素が摂れる、無農薬玄米を日常の食生活に取り入れてみるのはいかがでしょうか?
私たちの体は食べたものでつくられています。
日々、口にするものはぜひこだわっていただきたいです。
②性について
性欲のバランスについては、自分の解放、セルフケアの重要性があげられます。
キレイになるためにも、セルフプレジャーに挑戦してみたり、パートナーが居る方は、コミュニケーションの取り方を変えてみるのもいいかもしれません。
自分のことを知らない方が意外と多いので、方法がわからない、不安があるなどの方はサロンなどで相談してからチャレンジしてみてもいいと思います。
ベストな方法で、あなたの「キレイ」に磨きをかけてください。
自分の機嫌を自分で取ることで幸福度をグンッと上げることができます。
③睡眠について
良い睡眠をとることは、健康のためにも美容のためにも重要です。
眠る時は首の後ろと仙骨付近を温めていただくと、普段寝つきが悪い方でも眠りを誘います。
ラベンダーなどのリラックス効果がある、お好みのアロマオイルを使うのもおすすめです。
心地より香りに包まれ、ぐっすり眠ることで、翌朝すっきり、身体の不調も改善するでしょう。
私たちは、自分の身体のSOSに気づき、自分や大切な人を守れる正しい知識を広げたいと考えています。
そして女性が抱えるさまざまな社会課題、経済課題、健康課題解決を目指し、培ってきた知識と技術を基にしてフェムテックの教育活動をおこなっております。
美しく、健やかに生きる女性を応援しています。
[執筆者]
西田美華
株式会社moN 代表取締役
一般社団法人futurebeauty協会代表理事
農業高校卒業後、美容業界へ。
20年にわたり延べ2万人以上の女性と向き合ってきた経験と、自身の子宮頚がんの経験から、美容健康を語るなら”膣やバストは外せない”がモットーに。
性教育と自立する女性社会の経済を担うことを心から願い活動中。
“心と身体と経済”の土台を創る女性起業家。
一般社団法人 future beautiy 協会
https://miraibi.net/