
春先はぎっくり腰に注意!予防には適度な運動と腹巻きがおすすめです
温かくなったと思ったら急に寒くなる・・・春先は寒暖差に悩まされますよね。
風邪をひいたり、体が冷えたり、不調が多くなりがちですが、実はこの時季、ぎっくり腰になりやすい時期でもあるのです。
ぎっくり腰になったらどうする?
鍼灸師の種市敢太さまによる解説です。

ぎっくり腰って何?
寒暖差が大きい日には特にぎっくり腰になりやすいと言われています。
ここでは、まずぎっくり腰について簡単に説明します。
ぎっくり腰は「魔女の一撃」とも呼ばれ、海外でも恐れられている強い腰痛です。
日本でも、ちょっとした動作がきっかけで突然激しい痛みに襲われ、動けなくなることがあります。
重症の場合は救急車が必要になるケースも。
多くの場合、画像検査では異常が見つからない「非特異性腰痛」に分類されます。
筋肉や筋膜に分布する神経が引っ張られることで痛みが生じるタイプです。
ほかに坐骨神経痛や椎間板ヘルニアなどが原因のことも。
ぎっくり腰になる人には、「使いすぎ」と「動かなさすぎ」の2つの傾向があります。
寒い時期には、このどちらの原因も考えられます。
なぜ寒いとぎっくり腰が増えるの?
寒いと体の末梢血管が収縮し、熱を逃がさないようにします。
この時、交感神経が優位になり、筋肉が緊張しやすくなります。
さらに血流も悪くなるので、筋肉が無意識のうちに過度に緊張してしまいます。
この状態で腰を酷使するとエネルギー消費が激しくなり、十分に力が発揮できず腰を痛めやすくなります。
反対に、長時間動かないと筋肉がポンピング作用を失い、血流が停滞してやはり過緊張になります。
デスクワークなどで座りっぱなしが続くと、突然の動作(床に落ちた物を拾うなど)が引き金となってぎっくり腰になることも多いです。
ぎっくり腰になったらどうする?
まず重要なのは無理に動かさず安静にすることです。
痛みが和らぐ姿勢(横向きで膝・股関節を軽く曲げて抱き枕を使うと効果的)で休みましょう。
昔は患部を冷やすことが推奨されましたが、最近では冷やすことで治りが遅くなるという報告もあります。
ぎっくり腰の場合、原則として冷やすよりも体温を逃がさず保温する方が良いでしょう。
ただし温めすぎにも注意が必要です。
急性期(最大72時間)は炎症が続くため、どんなに頑張っても痛みがゼロにはなりません。
使いすぎが原因の場合は休息中心で、動かなすぎが原因なら痛みが落ち着いてきたタイミングで少しずつ歩き始めるのが理想です。
痛み止めの服用や、鍼灸院・接骨院の利用も選択肢です。
再発予防のポイント
春先など気温差のある時期は、また急に寒くなる日もあります。
日頃から適度な運動を心がけて、ぎっくり腰の予防と心身の健康維持を目指しましょう。
腹巻きなどを利用することも適度な保温とサポートとして有効ですので、活用してみてください。
[執筆者]

種市 敢太
和装はりきゅう師
鍼灸とテクノロジーの融合で最先端の鍼灸技術を研究。
都内で鍼灸治療と育毛鍼灸・美容鍼灸をテーマにした鍼灸治療院を2店舗経営している。
業界には珍しく師を持たない鍼灸師として、独学で西洋と東洋の鍼灸技術の学びをし8年間予約困難を継続している。
BODYREMAKER鍼灸治療院
https://body-remaker.com/



