自爪にダメな事やってない・・?正しいネイルケアで美爪度アップ!
指先までキレイな人って、余裕が感じられて素敵ですよね。
でも、仕事や家庭の事情で、ネイルカラーやマニキュアが難しい方も多いと思います。
実は、素敵なネイルを形づくるのはマニュキュアなどのネイルカラーだけではありません。
正しいケアで、健康的に輝く、キレイな爪を目指しませんか?
米国皮膚科学会が推奨するネイルケアについてご説明いたします。
意外と知らない! 正しい爪の整え方
「あ、爪が伸びてきた」
そう気が付いたとき、さっと爪切りを手に取って切り始める・・・残念ながら、それはNGです。
正しい爪の切り方
(1)爪を柔らかくする
乾いた爪をすぐにカットすると、硬くて切りにくいだけでなく、ひび割れなどの原因にもなります。
まずは爪を柔らかくします。
お風呂上りがベストですが、そうでないときはぬるま湯に数分ほど浸して柔らかくしましょう。
(2)正しいツールを揃える
手指の爪には爪切りか爪用のハサミ、足の爪には爪切りを使用します。
使用前に刃の部分をアルコールなどで消毒します。
可能であれば、足用と手用、爪切りは分けましょう。
爪やすりやエメリーボードも必要です。
※爪切りに付属している場合もあります
(3)爪の切り方
手も足も、爪はまっすぐにカットします。
カーブをつくろうとしないようにしましょう。
また、深爪にも注意しましょう。
カット後、手の爪は角を爪やすりなどで削り、少しだけ丸くします。
丸くすることで強度を上げ、爪の変形や衣類などへの引っ掛かりを防ぎます。
(4)仕上げ
爪やすりなどを使用して切り口を整えます。
このとき、やすりを前後に動かすと、爪が脆くなる可能性があるので止めましょう。
同じ方向にだけ動かすようにしましょう。
最後に、ネイルオイルやハンドクリームなどを塗って保湿します。
いかがですか?
「いつもこのとおりに切っています」
という方はほぼいないのではないでしょうか?
ここまでするのは面倒と感じられる方は、切り方だけでも守るようにしましょう。
『まっすぐ切る→角を丸くする』
ここがポイントです。
これはダメ! 爪に良くないこと
続いて、ついついやってしまいがちですが、爪にしないでほしいことについてご説明します。
・爪上皮(甘皮)をカットする
爪上皮は爪の根元を保護し、細菌などが体内に入らないようにするという大切な働きを担っています。
爪の根元にある爪母(そうぼ)は、名前のとおり爪をつくり出す部分。
爪上皮を損ない爪母にダメージが及ぶと、その後形成される爪の表面に凹凸が生じる・脆くなるなど、影響が出てしまうこともありますので、気を付けましょう。
・ささくれ(さかむけ)を引っ張る・むしる
爪の周囲の皮膚が部分的にはがれるようにして起こるささくれ。
ほとんど痛みがないため、気づくと引っ張ったりむしったりしてしまいがちですが、そうすることで傷口が広がることも。
手を洗った後、清潔なハサミや爪切りなどを用いてカットしましょう。
・爪を噛む
イライラしたり、ストレスを感じたりすると、意外と大人でもやってしまいがちな爪噛み。
見た目が悪くなってしまうだけでなく、爪や周囲の皮膚に損傷や痛みを与えてしまうことも。
また、口から指先へ、そして指先から目など他の部位へ、有害なウイルスや細菌などを運ぶ可能性もあります。
・毎週マニキュアを塗り替える
ネイルカラーは楽しいものですが、塗り替える際に使用する除光液は爪の乾燥の原因になります。
除光液の使用は、月2回以下に留めましょう。
また、アセトンフリーのタイプを選ぶのもおすすめです。
不意に目に入ったときに、意外と他人がチェックしているのがその人の指先です。
物を受け取るときに添えられた指先が美しいと、その人まで素敵に見えてしまいますし、反対にいくらオシャレに気を使っていても、指先がボロボロだと、一気に残念な印象に。
日々のスキンケアと同様に、爪のお手入れも大切にしてみましょう。
[文:キレイ研究室研究員 船木(化粧品メーカー研究員・サプリメントアドバイザー・健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級)]