皆さんはきちんと歯医者に通っていますか？
今回は、将来のためにもきちんと歯医者に定期的に通うべき理由について、千葉センシティ矯正歯科の院長である石川宗理先生にお話を伺いました。
美容室やネイル、脱毛にエステ、キレイをつくるためにさまざまな努力と定期的なメンテナンスを皆さんされていると思います。
歯医者さんには通院されていますか？？
実は歯科も口元のキレイをつくるためには非常に有効です。
実は、歯の痛みを感じなくても歯医者さんに行ったほうがいい理由
歯医者さんは、「痛くなったら行くもの」と一般の方は思いがちですが、実は痛くなくても通ったほうがいいことはご存じでしょうか？？
歯は外側から
（１）エナメル質：人体で最も硬く、神経が通っていない
（２）象牙質：骨と同じくらいの硬さで神経の無数の管がある
（３）歯髄：神経、血管、さまざまな細胞で構成される
という三層構造になっており、エナメル質に守られているため軽度の刺激で歯が痛くなることは基本的にはありません。
しかし、エナメル質には神経が通っていないため、エナメル質までしか破壊されていない虫歯では歯の痛みを感じないこともあります。
また、ちょっと前までものすごく痛かったけれど今は痛みがなくなったから、と放置するのも実はとても危険です。
センサーである歯髄が死んで、脳に痛みというシグナルを送れなくなっているだけで、細菌たちは歯の根っこの中、骨の中で増殖していることがあります。
また、歯周病も気づかないうちに進行して、歯が磨けていると思っているだけで、実際は磨けていなかったりすることもあります。
医療の基本は早期発見早期処置であるのは歯科も同じなので、歯が痛くなくても、通院をしていただくことは大変有意義となります。
また、皆さんは自分の歯が何本あるかご存知でしょうか？
歯が骨の中に埋まったままだったり、もともと歯が少なかったりするケースは実は少なくありません。また歯並びに関しても、本人は見た目に気になっていなくても、機能的に大きな問題を抱えていることもままあります。
自分の歯の状態、歯並びが機能的に問題ないかを知るためにも歯医者さんにしばらく通っていない人は一度問題がないかを確認することは大事になります。
冷たいものがしみる・口臭が気になる・・・こんな悩みでも受診すべき？
結論からいうと、答えは「はい」になります。
冷たい物がしみる場合にはさまざまな原因が考えられますが、基本的には虫歯や噛み合わせの異常などでエナメル質が欠けたり、歯茎が下がって、象牙質といわれる部分が剥き出しになると、冷たい物が染みるようになります。
必ずしも処置を必要とするレベルになるわけではありませんが、その原因が放置していいものか否かは、一般の方ではなかなか判断の付きづらいものなので、是非とも歯医者さんに行って原因を探りましょう！
口臭の原因には、歯周病や深い虫歯、歯磨き不足、口腔癌など、お口周りが原因で起きることがひとつとして挙げられます。しかし、胃の病気や鼻の病気といった、消化器・呼吸器の異常でも起こることがあります。
まずは、それらの鑑別として歯医者さんに行って、問題のあるところはないかを調べることはプラスになると考えられます。
また、大学病院などには口臭外来など専門で口臭を取り扱っている場所もあるため初めからそういう場所に通っていただくのも非常に有効です。
［執筆者］
石川宗理先生
千葉センシティ矯正歯科 院長
2020.2021年度 invisalign プラチナエリートプロバイダー
2021.2022年度 invisalign ダイヤモンドプロバイダー
北原学院千葉歯科衛生士専門学校非常勤講師
［プロフィール］
歯学部卒業後、矯正専門のドクターとして、多数の歯科医院、医療法人でさまざまな患者と向き合ってきました。
今年の６月には千葉で自身の医院である千葉センシティ矯正歯科を開業。
歯並びは口元の美しさに直結します。矯正治療を通じて皆様の素敵な笑顔と、健康にご協力できることを心より願っております。
千葉センシティ矯正歯科ホームページ
https://chiba-kyousei.jp/
