ヘアアイロンの温度もポイントの1つ!冬の頭皮や髪の乾燥対策は何に気をつけたらいい?美容師さんに伺いました!

冬場は空気の乾燥とともに頭皮や髪も乾燥傾向に。
今回は、そんな季節のヘアケアと頭皮ケアについて、株式会社H.N.Y.の代表で美容師でもある紫関奈保美さんにお話を伺いました。

乾燥が気になるときのおすすめシャンプー

頭皮が乾燥しがちな季節には保湿効果を重視したシャンプーがおすすめです。
例えば、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分や、アルガンオイル・シアバター、ホホバオイル、ツバキ油などの植物性油分が入ったシャンプーを選ぶといいと思います。
スカルプケアシャンプーは頭皮ケアを考慮してつくられているため、頭皮の保湿成分も含んでおりおすすめです。スカルプケア用のコンディショナーやトリートメントは頭皮ケア成分が入っているため、頭皮にも充分揉み込んで使用することをおすすめします。
ただし、シャンプーもトリートメントもしっかりと洗い流すことを忘れてないでください。
不十分なすすぎや流し残しは、さまざまなトラブルの原因となります。
また、シャンプー後のタオルドライも重要です。
決して髪を摩擦せず優しくタオルドライしましょう。ポイントは吸水性に優れたタオル(例えば今治のタオルなど)を使用すること。ヘアケアを重視するなら、タオルにこだわってみるのも良いでしょう。
また、髪の乾燥対策には、洗い流さないアウトバストリートメントの使用や、乾燥しない環境を維持するということで、加湿器の使用をおすすめします。

注意!!ヘアアイロンは正しく使わないとダメージヘアの原因に


ヘアアイロンの使い方によっては乾燥の原因になるため、注意が必要です。
ヘアアイロンはストレートで170度前後、カールで140~160度がおすすめ。ヘアアイロンの使い過ぎや温度が高すぎるとダメージによる乾燥を招きます。
実はヘアアイロンを使用する上で避けたいことは、髪を濡らして使用することです。
髪が濡れた状態でヘアアイロンを使用すると熱が一気に入ってしまうため、髪が傷みやすくなり、ダメージからくる乾燥の原因になります。
また、ヘアスタイルの持ちもよくないのでおすすめしません。
少し意外かもしれませんが、低温でヘアアイロンを使用することがダメージの原因となることもあります。
低温だと髪が傷みにくいように思えますが、適度な高温で使用したときよりも何度も使用しないとセットができず、長時間使用することとなり、結果ダメージに繋がる原因となります。

ヘアケア・頭皮ケアのポイント5つ

肌同様に冬の頭皮や頭髪は寒気や乾燥でダメージを受けやすくなっているので
(1)こすらない:摩擦を極力避ける
(2)タオルドライをする時はたたくように優しく水分をふき取る
(3)頭皮ケアはアルガンなどの抗酸化にすぐれたオイルを使用する
(4)しっかりと水分を取り生乾きにしない
(5)傷みが酷いときはスチームタオルなどを使用してオイルでヘアパックをする
など5点を意識してケアしましょう。

これからますます寒さも乾燥も厳しい季節が訪れます。
正しいケアで、キレイな髪と頭皮を守りましょう。

[執筆者]

紫関奈保美
[プロフィール]
大手化粧品メーカー研究所に勤め、さまざまな製品の開発に携わりながら、形成外科のリハビリチームへの参加やボストンへの留学などを経てさまざまな経験を積み、同メーカーの国際部にてアジア圏におけるカウンセラー・美容技術の教育を担当。
化粧品製品開発並びにデザインからコンサルまで、美容健康業界に44年携わり、美容師としての国家資格も有する美容のプロ。
現在は株式会社H.N.Y.の代表取締役として、化粧品の開発や美容関連のスクール事業の展開などに従事している。

https://www.hny-jp.com

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