[2]ひげ脱毛も人気増!初めて脱毛するならどの部位からがおすすめ?医療脱毛について鶴町先生にお伺いしました。

医療脱毛は気になるけど、どの部位から始めるのがおすすめ?
男性の脱毛も増えているって本当?
話題の介護脱毛ってどういうこと?
今回はつくば・土浦鶴町皮膚科クリニック 副院長の鶴町宗大先生にさまざまな脱毛についてお話を伺いました。

初めて脱毛に挑戦する場合、おすすめの部位は?

最初の脱毛部位としては女性であれば脇、男性であればヒゲから施術を受ける方が多いと考えられます。
当院でも初回の脱毛部位として人気なのはこれらになります。
痛みとしては、脇やヒゲはどうしても強い方かもしれませんが、整容的な観点および機能的な観点からも選ばれやすいと思われます。
しかし、回数を重ねていくことで毛が薄く減毛していくことで痛みは軽減されていきますし、脱毛の痛みにも慣れてくると思われます。
そのため、まずは小さな範囲からでも実際に脱毛をおこなってみて、問題がなければ脱毛範囲を広げていくというやり方も良いかもしれません。

ひげ脱毛について

10代後半から40代の男性にかけてヒゲ脱毛の需要がとても増えています。
その理由としては、毎日のヒゲ剃りが大変である、ヒゲ剃りに伴う肌荒れ、清潔感が増すなどが考えられます。
最近では、これらの年代の方々の約半数がひげ脱毛に興味があるとの報告もあります。
実際に当院における男性の人気の脱毛部位としては、断トツでヒゲ脱毛です。

男性にもスネ毛処理が流行中?

以前より女性の場合には、スカートから膝下が見えるとのことで、スネ部分の脱毛を受ける方は多くいらっしゃいました。
しかし最近は、男性もハーフパンツを履く際にスネ毛を気にする方が増えているため、スネ毛の脱毛を行う方がいます。
また、スネ毛を脱毛することのメリットとして、見た目以外にはスーツなど長いズボンをはいているときなどに、汗をかいた際のムダ毛による蒸れを軽減できることも考えられます。

将来に向けた、介護向けのVIO脱毛が流行してるって本当?

将来の自分が介護を受ける可能性を考慮してVIO 脱毛をおこなう方が増えています。
いわゆる「介護脱毛」と呼ばれるものです。
これは、30~50代の方々が実際に親の介護を経験する中で、 陰毛に尿や便が付着することで介護をする側の負担が大きくなることを知り、
「自分が将来介護される側になった際に、陰部の脱毛を事前にしておくことで介護する側は少しでも楽になるだろうな」
と感じたところから広がっています。
白髪になってしまうとレーザーが反応しなくなるため、レーザーを用いた脱毛が難しくなってしまうことから、今のうちから、VIO脱毛をしておく人が増えています。
この状況は女性だけでなく男性にとっても当てはまり、VIO脱毛をする男性も増えています。
実際に当院にてVIO脱毛を利用する方の多くが、この介護脱毛目的となっています。

脱毛というと、若い女性が美容的な目的でムダ毛を処理するためのものというイメージがありました。
しかし、最近では男性もヒゲやスネ毛の脱毛をおこなったり、介護を想定した脱毛が増えたりと、利用者や目的も多岐にわたっています。
脱毛のためのレーザーも進化し、痛みや肌へのダメージの軽減やコストの低下などもあり、利用しやすくもなっています。
ムダ毛に関する悩みがある方は、是非脱毛施術が可能な医療機関などにご相談ください。

[執筆者]

鶴町宗大先生
医療法人 鶴町会 理事
つくば・土浦鶴町皮膚科クリニック 副院長

[経歴]
獨協医科大学医学部卒業後、都内での初期研修を経て2018年4月に順天堂大学浦安病院 皮膚科教室に入局。
主に、アトピー性皮膚炎、乾癬、皮膚腫瘍などの一般皮膚科疾患などを診察し、皮膚科専門医を取得。
加えて、皮膚の加齢性変化に関して大学院にて研究をおこない医学博士を取得。
また、入局と同時期につくば・土浦鶴町皮膚科クリニックにて非常勤医師として勤務開始し、一般皮膚科のみならず、美容皮膚科診察も開始。
2023年4月よりにつくば・土浦鶴町皮膚科クリニックの副院長として常勤勤務を開始。
皮膚科・美容皮膚科を通じて、健康で美しい肌の実現を目指して、肌の悩みをトータルにサポートできるよう診療を行っている。

[保有資格・所属学会]
皮膚科専門医
医学博士

つくば・土浦鶴町皮膚科クリニック
https://tsurumachi.jp

関連記事一覧