
歯ぐきから出血した時は?セルフケアについてヨコデンタルクリニック院長の横引先生にお伺いしました。
「歯を磨くたびに歯茎から血が出る」
「ちょっとした刺激ですぐ出血する」
といった症状に悩んでいる方は、実は意外と多いのです。
今回は、ヨコデンタルクリニック院長の横引良評先生に、歯茎からの出血の原因や改善策についてお話を伺いました。
歯茎からすぐに出血する原因は?
歯茎からの出血は、主に以下の原因が考えられます。
・歯周病
歯周病になると、歯磨きの際に出血しやすくなります。
放置すると歯を支える骨が溶け、最悪の場合は歯が抜けてしまうこともあるため、早めの治療が大切です。
・歯磨きの力が強すぎる
ゴシゴシと強く歯磨きしすぎると、歯茎が傷ついて出血する場合があります。
やさしく丁寧に磨きましょう。
・歯垢や歯石の蓄積
歯垢がたまると歯茎に炎症が起こり、出血しやすくなります。
歯垢が石灰化し、歯石になると自分では取り除けないため、歯科医院でのクリーニングが必要となります。
・ビタミン不足
ビタミンCが不足すると、歯茎が弱くなり出血しやすくなります。
バランスの良い食事を心がけましょう。
・ストレスや疲労
ストレスや睡眠不足が続くと免疫力が低下し、歯茎が炎症を起こしやすくなります。
出血を防ぐためのセルフケア
歯茎からの出血を防ぐためには、毎日のケアが大切です。
以下のポイントを意識していただきたいです。
・歯磨きの見直し
やわらかめの歯ブラシを使い、力を入れすぎずやさしく磨きましょう。
・デンタルフロスや歯間ブラシを活用する
歯と歯の間の汚れが歯茎の炎症の原因になるため、毎日のケアに取り入れましょう。
・口の中を清潔に保つ
食後のうがいや、アルコールを含まないマウスウォッシュを使うと、細菌の繁殖を防げます。
歯茎の出血は歯科医院へ
セルフケアをおこなっても改善しないなど、歯茎の出血が続く場合は歯周病が進行している可能性があります。
このような場合は、早めに歯科医院を受診し、適切な治療を受けていただきたいです。
健康な歯茎を維持するために、何かあったらお近くの歯科医院へ相談してみてくださいね。
[執筆者]
横引良評先生
ヨコデンタルクリニック院長
歯科医師・社会福祉士・介護支援専門員
1988年生まれ、広島県出身。
2023年に千葉県佐倉市ユーカリが丘・四街道地区にヨコデンタルクリニックを開院。
保険治療からホワイトニング・マウスピース矯正・ワイヤー矯正・審美歯科・インプラント・義歯(入れ歯)・摂食嚥下リハビリテーションなど幅広い治療を提供している。
趣味は、サッカー・フットサル・ラーメン屋めぐり・温泉めぐりなど。
ヨコデンタルクリニック
https://yoko-dental.jp/