色や香りも!?寝苦しい夏の夜はちょっとした工夫で心地よく!ぐっすり快眠で暑い夏を乗り切ろう!

夏。「この時期になると、暑くてどうにも眠れない」「寝不足が続いてつらい」という方も増えるもの。
あまりに眠れない日が続くと、クマなど肌トラブルも気になるし、体調も悪くなりますよね。

今回は、暑い夏でも快適に過ごすコツをさまざまな面からご紹介します。
ぜひ参考にして、実践してくださいね。

気温を制して、快適な寝つきを実現!

寝室の快適な温度は、一長一短には実現しづらいもの。
クーラーをつけたら、今度は寒すぎて・・・なんてこともあるでしょう。

防犯やご近所さんなどの事情が許すなら、2~3時間前から寝室の窓を開けておくのがベター。
カーテンもなるべく薄手のものにするか、開けておけるとさらに風通しがよくなります。

どうしても事情が許さない!ならば、クーラーに頼りましょう。
こちらも2~3時間前から運転して、部屋自体を冷やしておくのがおすすめです。

こうすると、クーラーをつけた直後の激しい温度のアップダウンを体験せずにすむので、自律神経への負担を減らせることが見込めます。

雨が降る前、降った後などは除湿モードも併用して、湿度を下げるとより、快適に寝やすくなりますよ。

寝具を見直そう!

1日の1/4~1/3の時間を寝て過ごすのが人間。
「暑いけれど我慢!」「多少は仕方ない!」ではなく、こだわってみましょう。

イチオシの寝具は、タオルケットかガーゼ地の布団カバーに入れた夏布団。

タオルケットは小さなお子さんだけのもの!ではありません。
「いろんな夏布団を試したけれど暑い!重い!」という方には特におすすめの寝具です。

1番のメリットは、冷えやすいお腹だけにかけやすいこと。
さらに、布団に比べると断然軽いけれど肌触りがよくて気持ちいいものが多いところもおすすめポイントです。

「どうにも暑い時間に布団をはいで、朝方寝冷えしてる」
こんな方は1度、思い切ってタオルケットにしてみてください。洗濯もしやすいものが多くて、楽ですよ。

寝間着も見直す


我が家はアトピーに悩んでいた者が多く、幸いにも現在症状は改善傾向にあるものの、この時季は特に汗疹ができないよう気を遣っています。それでも、夏はやっぱり汗をかくし、軽くでも汗疹ができようものならドキドキするものです。

そんな我が家が最近「これは買ってよかった!」と思ったのが、サッカー生地(シアサッカー、しじら織ともいいます)のパジャマ。
くしゅくしゅっとした、凹凸のある生地のことです。最近だと、近いものでリップル生地なんていうものもあります。

もともと肌触りが軽くて、通気性のいい生地なので「これはいけるかも!」と思って購入したら大正解。
着た後に、熱がこもってくる感じが少なくて、寝付きやすくなりました。

朝起きても、あせものできやすい場所がかゆいことも減り、大満足です。

生地よりも素材を気にされる方もいるでしょう。一般的に夏は麻がいいといわれますが、お好み次第。
あまり天然素材の多い素材でも、逆に汗をいつも以上に多く感じて不快に思う方もいるようです。

個人的には、綿ポリエステルの、綿が70%くらいから綿100%が着やすく感じています。

お風呂には必ず「つかる」

もう、耳にタコという方も多いでしょう。
でも、深部体温の変化を考えると、夏でもおやすみ前にはお風呂につかるのがおすすめ。

お風呂につかって体温が上がった後、下降する時に眠気を感じやすくなるので、3~5分はつかりましょう。

「お風呂は暑くて苦手!」という方も多いかもしれませんが、40度台の熱いお風呂に入る必要はナシ。
38~39度で十分です。

さらに、可能であれば1~2cmと、少しだけお風呂の窓を開けて入るのもおすすめです。

また、お風呂に入った後1時間程度クールダウンができると、自然な眠気を感じやすくなります。

「色」でさらにクールダウン!

赤い部屋に入ると体温が上がり、青い部屋に入ると下がる。
こんな実験結果をTVなどで見たことのある方も多いのではないでしょうか?

実は、青系の色には精神をクールダウンさせる働きがあると考えられているのです。
日中暑いというだけで、気持ちまで興奮して目がさえるなんて時には、青系の色を味方につけてみましょう。

青系の中でも、紫味の強い紺やロイヤルブルーなどは、普通のブルーより余計に静けさを感じさせる色。
枕カバーやパジャマといった、比較的小さなところならば、簡単に取り入れやすいでしょう。

また、可能であれば、部屋のカーテンなど少し、面積の大きなところに取り入れるのもマルです。

ただし、こういったブルーはゆううつさを感じさせてしまうこともあるもの。

少ない面積から試して、なんとなくゆううつさを感じたり、気持ちが落ち込むように感じたら、もう少し明るいブルーにシフトしてみてください。

寝る前にお風呂に入れるなら、お湯がブルー系になる入浴剤を使うのもおすすめです。

香りで涼感を誘い込もう!


この時期なんといってもおすすめの香りは、ミント系の香り。
清涼感が強くて、すっきりしているので、鼻から涼しさを感じることができるオイルです。

実はミント、定番のペパーミントからスペアミント、日本のミントともいえるハッカまでエッセンシャルオイルが出ています。
ネットでも購入可能ですが、ぜひ実物を嗅ぎ比べて「1番涼しさを感じる」オイルを使ってみてください。

ティッシュやコットンに1滴たらすだけでも使えますが、オイルを垂らすアロマストーンに垂らせば、よりおしゃれに楽しめますよ。
割と香りが強いオイルなので、最初はほんの1滴を使うのがおすすめです。

アレンジしてみたいと思ったら、ティートリーやユーカリと合わせるのがおすすめ。
どちらもすきっとした香りですし、森にいるようなブレンドになってくれます。

※エッセンシャルオイルは、持病のある方、妊娠中の方は使えない場合があります。
必ず店頭で、注意事項を確認しましょう。

また、小さなお子さまがいるご家庭、ペットがいるご家庭には不向きな場合が多いです。
こちらも店頭で、事情を詳しくお話しして相談しましょう。

使用上の注意をよく確認したうえで利用し、心身に異常が起きた場合は速やかに使用を中止して受診しましょう。

おわりに

年々暑くなる、日本の夏は寝苦しい夏ともいえます。
ただ、ちょっとした工夫でその寝苦しさは変えられる可能性の高いもの。

ぜひ「この時期はしょうがない」とあきらめず、「やってなかった!」「やってみたい!」と思うものから試してみてください。

安眠を手に入れて、肌も体も、気持ちも元気に楽しく夏を乗り切りましょう!


祥月庵 fuu(しょうげつあん ふうう)
リラクゼーション祥月庵店長
[資格] 養護教諭2種免許状・からだゆるめセラピスト・公益社団法人 日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー
・日本総合カウンセリング付属 日本心理カウンセラー養成学院 心理カウンセラー養成講座修了・TCカラーセラピスト

もともと虚弱体質、また人間関係にも悩むことが多かった私。
健康にかかわる仕事を志し、経験する中で「もっと自分らしく健康を育てる仕事をしたい!」と思っていたとき、ちょうど母親からサロンを立ち上げたいという話があり、転身を決意。
サロンではカラーセラピーや、美しい立ち姿を作るセミナー、心を育てるセミナーをメインに活動しています。
[リラクゼーション祥月庵]
長野県飯田市中村の「したい時にしたいことができる体と心」を作るサロン。
公式サイト
公式ブログ

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