暑さに疲れているのか、熱帯夜のせいで眠りが乱れているせいか。
暑い時季は頭痛に悩まされる方が多いといわれています。
今日は、暑い時季の頭痛とその原因、そして予防方法についてお話ししたいと思います。

温度が原因! 暑過ぎにも冷え過ぎにも気を付けよう

暑い時季の頭痛の原因としてまず考えられるのが、脱水によるもの。
私たち成人の身体の約60%は水分で、生命維持にかかわるさまざまな働きをしています。
そのうち1%程度を失うとのどが渇き、20%を失うと生命が危なくなるといわれています。
単純計算で体重が50kgの人の場合、30kgが水分になりますので、300g失うと喉の渇きを感じることになります。
喉の渇きを感じたら、その分しっかり補うようにしましょう。
また、私たちは発汗や排尿などの目に見えるもの以外にも不感蒸泄といって呼吸や皮膚から1日に1リットルほどの水分を失っていることも忘れてはなりません。
特に汗をかくこの時期は、水分とナトリウムの補給を心がけましょう!
酷暑といわれるような気温のときは我慢をせずに、エアコンなどを上手に使用することも重要です。
ただし、気温の下げ過ぎにも注意が必要になります。
暑いところから涼しいところへ急に移動すると、一気に血管が収縮し、血液の循環が悪くなってしまい、これも頭痛の原因となってしまいます。
体を冷やし過ぎないよう、羽織るものを持ち歩いたり、靴下やレッグウォーマーなどを使ったりといった工夫を忘れずに。
体に冷えを感じたら温かい飲み物を摂ること、夜はきちんと入浴をして血行を良くすることなども心がけるといいでしょう。

夏のレジャーは楽しいけれど……●●を忘れずに

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外で思いっきり楽しんだ後は、なんだかいつも頭が痛い……という経験ありませんか?
実は、強い光は頭痛を誘発してしまうのです。
さんさんと輝く太陽がまぶしいこの季節。
レジャーを楽しむ際は、サングラスや帽子を着用して、光が目に入り過ぎないようにしましょう。
しかし、屋内にいる場合でも油断は禁物。
ショッピングセンターやコンサート会場、映画館などでは、強い照明により思う以上のまぶしい光を浴びてしまうことがあるので、カバンなどに色が薄めのサングラスを忍ばせておくと安心です。
光以外に、大きな音も脳を刺激し頭痛を誘発するといわれていますので、注意したいですね。
スマホやPCの画面を見過ぎることも、同じく刺激になりますので気を付けましょう。
また、レジャーなどの際に長距離の移動をされる方は、バスや新幹線の座席の位置も大切なポイント。
窓際の席に座ると、進行方向によってはかなりの光を浴びてしまいます。
景色を楽しむこともよいですが、まぶしさを感じたらシェードを下ろすなどして、光が目に入り過ぎないよう心がけましょう。

女性は注意! 月経周期に合わせて頭痛が起こりやすくなっちゃう??

女性は月経周期に合わせて定期的に頭痛が起こることがあります。
これは『月経片頭痛』と呼ばれ、女性ホルモンの分泌量が急激に変化することで起こると考えられており、特に月経の始まる前に多いそう。
PMSの症状のひとつとして、頭痛をあげられる方もいるかもしれませんね。
女性ホルモンの分泌量の変化が起こるこの時期は、あまり無理をせず自分の体を大切にいたわってあげましょう。
規則正しい生活を送り、しっかりとした食事を摂り、リラックスして過ごすことが大切です。
先ほどお話しした温度の変化や光、音の刺激などからも、なるべく離れて過ごしましょう。

せっかくいろいろな予定があっても、頭痛が起こってしまったら楽しさも半減。
頭痛を誘発するようなものはなるべく避けたいものです。
もし、頭痛が起こってしまったら、まずは薄暗く静かな刺激の少ないところでの安静を心がけましょう。
このとき、体を冷やすことが良くないのはもちろんですが、急激に温めるとかえって頭痛がひどくなることもあるのでまずはゆっくり体を休めます。
可能であれば仮眠をとってもよいでしょう。
それでも、余りにも痛みが強いときやひどい痛みが長引くときは、「たかが頭痛」と思わずしっかり受診してくださいね。
[文:キレイ研究室研究員 船木(化粧品メーカー研究員・サプリメントアドバイザー・健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級)]

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