[2]心をつかむには初めての会話がポイント!誰からも好かれるコミュニケーション美人の極意についてお伺いしました。
「初対面の人との会話は、緊張するし、苦手・・・」という方も多いのではないでしょうか。
今回はGSEコンサルティンググループ 代表の北原万紀さんに『相手の心をつかむコミュニケーション』について、2回にわたりお話を伺いました。
第2回目は「誰からも好かれるコミュニケ―ション」についてです。
「初めての会話で心をつかんで、誰からも好かれる」には?
前回は、コミュニケーション上手になり、「いい人間関係をつくる基本」についてお話ししました。
今回は、「初めての会話」のポイントについてお話ししていきます。
初めての会話で好印象を持ってもらうには、相手が関心のあることに、自分が関心を持って話を聞くことで、心理的安全性が作られて好印象になります。
そこから、「心をつかむ」というレベルに行くには、もうひと段階あります。
例えば、相手が人にはなかなか理解してもらえないような情熱やこだわりに、共感・肯定し、敬意を示すことが有効です。
資料作成の一手間にこだわっている同僚、お子さんのお弁当作りに熱心なお母さんには、相手が感じている大変さや楽しさの感情に共感しながら、「がんばっていらっしゃいますね!」、「素晴らしいですね」、「さすがだなと思っています」などの敬意をお伝えします。
さらに、それに対して、相手の情熱があることに対して役に立つことや、困っていることが解決されそうなサポートをしてあげると「心つかむ」状態、もう少し美しい表現にするなら、相手にとって大切な存在となり心が結ばれる「絆」が生まれていきます。
『敬意を伝える=媚びを売る』は大間違い!自分をしっかり持って
ここで気を付けなければいけない点は、「相手に敬意を伝えて誰からも好かれる」というのは、相手に対して媚を売ることではありません。
人に好かれようとして、自分は意見を持たず、相手によって言うことが頻繁に変わるような人ではありません。
このようなコミュニケーションをおこなうと、一時的には相手に好かれるかもしれませんが、長期的な信頼関係はできにくいものです。
むしろ、「Aさんって、時々こういうところもあるけれど、こういう時って頼りになるわよね。」というように、自分の持ち場をしっかりと持っていることで、相手からの信頼を得られます。
あなたが自分に個性があることを肯定していくことで、相手にも個性があることを、あなた自身が肯定できるようになっていきます。
そういう関係では、お互いをありのままに受け入れられ、あなたも相手も自然体でいられる関係がつくれるようになります。
一時的な相手の反応で一喜一憂せず、豊かな人間関係をつくりましょう
今回の記事はお役に立てましたか?
コミュニケーションスキルは1日にしてなりませんが、自分を深く知ること、マインドづくりによって、長期的にあなたに安心と信頼をもたらす豊かな人間関係を構築できる、誰でもできる日々の心がけです。
私も20代の時には、「認められたい」、「人からよく思われたい」という他人を基準としたコミュニケーションで、心の不調を経験した上に、人間関係に安心感を感じられない状態でした。
そんな時期に、今回お伝えした本質的なマインドづくり、コミュニケーションを学ぶようになって、人間関係だけでなく、人生やキャリア・ビジネス、パートナーシップが変わりました。
今回の記事から、あなたもコミュニケーションスキルを上げ、友達や家族との温かな会話ができるようになり、日々が心地よく幸せなものになっていけることを願っています。
執筆者
北原 万紀
株式会社GSEコンサルティンググループ代表
経歴
1985年生まれ。佐賀県出身。
北九州市立大学国際関係学科卒業後、留学経験を活かして外資系電子ソリューションメーカーに8年勤務。
退職後、若手起業家向けにヨガ瞑想やフィジカルトレーニングを通じたパフォーマンスアップの指導や、起業家・投資家・経営者向けの起業・投資による移住コンサルティング支援で独立。2021年に、人間行動学を基礎技術とした教育コンサルティング事業(GSEコンサルティンググループ)を設立。
教材開発、教育プログラムの企画、講師・コーチ育成、個人の自己開発から、企業の人材・組織開発までを担当する。2022年末に、多様性あるメンバーでの実務能力を生かし、国際ビジネスサポートのためにドバイにて起業。人間行動学をもとに、コミュニケーションのポイントについても発信中。
株式会社GSEコンサルティンググループ
https://global-synergy.net/