
乾燥や二枚爪が気になる時は爪にもハンドクリーム?ポイントは「保湿」と「浸透」
手指の乾燥が気になる季節・・・。
ふと乾燥を感じたときに手に塗るハンドクリームは、爪にも塗っていいの?
手指や爪のケアについて、ネイリストの寺木智子さまにお話を伺いました。

爪にハンドクリームを塗ってもOK!
手の乾燥が気になる季節。
「ハンドクリームは塗っているけれど、爪にはどうなんだろう?」
そんな質問をよくいただきます。
実は、ハンドクリームは爪にもとても大切なケアアイテムなんです。
塗り方や選び方を少し意識するだけで、爪の乾燥や割れ、二枚爪の予防にもつながります。
爪にもハンドクリームが必要な理由
爪は、肌と同じ角質層(ケラチン)でできています。
そのため、爪も肌と同じように水分と油分のバランスを保つことが大切です。
水仕事やアルコール消毒などで油分が失われると、爪の表面が乾燥して白っぽくなったり、縦筋になったり、欠けやすくもなります。
そんなときにハンドクリームで保湿することで、爪の表面や根元に油分の膜をつくり、水分の蒸発を防ぐことができます。
つまり、ハンドクリームは爪の乾燥予防にも「うるおいを閉じ込めるケア」にもなるのです。
効果的なハンドクリームの使い方
ハンドクリームを効果的に使うには、以下の点がポイントです。
1.手を洗ったあとがベストタイミング
手を洗った直後は水分が蒸発しやすい状態。
そのままにしておくと乾燥が進むので、タオルで軽く拭いたあとすぐに塗るのがおすすめです。
2.爪の根元までしっかりなじませて
爪の付け根(甘皮)の部分には、新しい爪を作る爪母があります。
そこにしっかり保湿をしてあげると、これから生えてくる爪のうるおいにもつながります。
指先をマッサージするように、ゆっくりとハンドクリームをなじませてください。
3.就寝前のケアでさらに効果アップ
夜寝る前にたっぷり塗り、綿の手袋をして眠ると、翌朝しっとり柔らかい手と爪に。
『おやすみ前のネイルケア習慣』としておすすめです。
爪までうるおうハンドクリームの選び方とネイリストおすすめの使い方
ポイントは「保湿力」と「浸透力」です。
爪の乾燥が気になる方は、
・シアバター
・ホホバオイル
・セラミド
などが配合されたクリームがおすすめです。
香りやテクスチャーも自分の好みに合ったものを選ぶと、毎日のケアが楽しみになります。
地爪ケアの私のおすすめは・・・
ハンドクリームとネイルオイルを「ダブル使い」すること。
まずオイルで爪の根元を保湿し、そのあとハンドクリームで手全体を包み込むように塗ると、うるおいが逃げにくくなります。
ハンドクリームは、手だけでなく「爪を守る保湿ケア」でもあります。
日々のケアを少し丁寧にするだけで、爪の乾燥やトラブルを防ぎ、健康で美しい地爪を育てることができます。
あなたの手と爪が、季節を問わずしっとりと輝きますように。
執筆者

寺木智子
ネイルサロンローズローズ、ネイルスクールを自由が丘で開業中。
NPO法人日本ネイリスト協会本部認定講師
JAPAN地爪ソムリエネイリスト協会代表理事
爪本来の美しさと健康を引き出す「地爪育成」に特化したケアを提供。
プロ育成を目的としたケアスクールも主宰(現在約1500人のケアネイリストを育成、輩出)。
株式会社ローズローズ
https://saikyou-nailcaremethod.com/



