おやつは罪悪感を持ちながら食べると太る?!ダイエット中におススメおやつ6選

一息入れたいときや、疲れを感じたとき。
ちょこっとつまんで食べる甘いおやつは、至福のひと時をもたらしてくれます。
その甘さに、身も心も癒されてしあわせな気分になりますが、ダイエットが気になる身としては、ちくりと罪悪感も…。

今日はそんなおやつから生まれたある実験データについてお話しします。

食いしん坊のあなたに朗報!おやつを食べるときは、幸福感が大事、罪悪感を持つと太る?!

ニュージーランドのCanterbury大学のRoeline G. Kuijer博士とJessica A. Boyce氏が、その名も「チョコレートケーキは罪か喜びか」というタイトルで間食をした際の罪悪感と体重減少との関係を調査しました。
18~86歳の被験者300名にチョコレートケーキを食べてもらったところ、27%は罪悪感があると答え、73%が喜びを感じると答えました。
その1年半後、被験者の体重の推移を追ってみると、当初ケーキを食べて罪悪感があると答えていたグループの方が、喜びを感じていたグループに比べて、体重が増加傾向にあったのです!

しかし、これは幸福感を持って食べるとカロリー消費がアップするとか、体内で脂肪になりにくくなるとか、そういうわけではありません。
たとえダイエット中であったとしても、お祝いやご褒美として楽しんで食べられるタイプの人の方が、体重管理をうまくでき、逆に間食に罪悪感をもってしまうタイプの人は、ダイエット中の掟を破ったと自分を追い込んでしまい、結果としてダイエットが続かずに、体重増加を招いてしまうそうです。
また、1991年の調査では、摂食障害に悩む女性は、そうでない女性より食事をとることに対して恥や罪の意識をより感じているとの報告もあります。

食による幸福感は、人生において不可欠。
「おいしく楽しく食べる」ということは、ただ「食べる」ことよりもっと大切なのです!

こんなおやつならよりおすすめ!ダイエット中でも罪悪感なく食べられるおやつ6選

いくら幸福感を持っておやつを食べた方がいいといっても、毎日ドーナツやチョコレートケーキを食べていると、さすがに体重のコントロールは難しくなります。
そこで、ダイエット中の方にもおすすめなおやつをご紹介します!

●チョコレート


チョコレートは栄養も豊富で実はおやつとしてはかなりおすすめ。
ミルクチョコレートではなく、ダークチョコレートを選び、ゆっくり味わいながらいただきましょう!

●ドライフルーツやナッツ


甘味のあるドライフルーツや、歯ごたえのしっかりあるナッツは、栄養価も高く、まるで天然のサプリメント。
カロリーは低くはないのですが、ビタミンやミネラルに加え、ドライフルーツには豊富な食物繊維、ナッツには良質な脂質が含まれるため、美容と健康が気になる方にピッタリなおやつです。
ドライフルーツは、砂糖の加えられていないもの、ナッツは塩が加えられていないものを選び、量としては、1日に軽く一つかみ程度に抑えるようにしましょう。

●あんこを使った和菓子


あんこに使用される小豆は、実は良質なポリフェノールの宝庫!
おはぎ、今川焼、ぜんざいなどは、脂肪分も少なくカロリーも低めなのでおすすめです。
食物繊維とポリフェノールをきちんと摂るため、こしあんではなく粒あんを選びましょう。

●ヨーグルト


ヨーグルトが美容と健康に良いのは皆さんご存知だと思いますし、よく食べるという方も多いと思います。
いつもの食べ方に飽きたな…というときは、ひと手間加えて、コーヒーフィルターやキッチンペーパーを使い、水切りヨーグルトをつくると、濃厚でクリームチーズのような舌触りになり、満足度もアップするので、ぜひお試しください。
甘味がほしいときはハチミツや、フルーツをたっぷり使ったジャムを少し添えていただきましょう。
水切りの後に残った水分はホエイといい、栄養価が高く、たんぱく質合成、インスリン分泌を促進する効果があるといわれているので、捨てずに利用しましょう!
少し酸味があるので、ドレッシングをつくるときに使う、スムージーなどの飲み物に混ぜる、肉料理に使う(お肉がやわらかくなります)、などいろいろ利用できます。

●焼き芋やふかし芋


食べごたえは今回おすすめするおやつの中でも一番かもしれません。
食物繊維が豊富なため、お腹の調子に悩む方には、特におすすめのおやつです。
バターなどは使わずに、自然の甘味をそのまま楽しみましょう!

●マシュマロ


甘くてふわふわなマシュマロは、一見ダイエットからは遠い存在に感じます。
しかし、マシュマロに含まれるゼラチンは、体内で分解されると美肌には欠かせないコラーゲンに。
1個がおよそ10kcal前後と意外と低カロリーなところも、ちょこっとつまむのにぴったりのおやつだといえますね!

普段は上記のおやつでガマンして、お祝いごとなどでケーキやごちそうなどを食べる機会があるときは、そのおいしさを思いっきり楽しむ!…というのがもっとも健康にも美容にもよいようです。
そもそも、おいしそうに何かを食べている姿は、健康的でとても素敵ですよね。

おいしくおやつを食べて、魅力もアップ!
これなら、ずっと続けていけそうですね。
[文:キレイ研究室研究員 船木(化粧品メーカー研究員・サプリメントアドバイザー・健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級)]

※この記事は、過去ブログに掲載した記事を加筆・修正のうえ再掲したものです。

関連記事一覧