歯茎のマッサージで期待できる効果ってある?自宅でもできる歯茎マッサージについて、東京プラス歯科矯正歯科ちがさき院長高橋先生に伺いました!
実はエイジングケアを考えた際には、口腔環境ってとても大切なのです。
今回は、歯茎のマッサージについて東京プラス歯科 矯正歯科 ちがさき院長の高橋秀平先生にお話を伺いました。
くすみやたるみ、日々の疲れなどが気になってしまうことはありませんか?
全身の筋肉の凝りや、ストレス解消のために全身のマッサージなどはよく耳にすると思いますが、同じように口の中(歯茎)をマッサージすることでさまざまな効果が期待できます。
歯茎のマッサージで期待できる効果
[1]歯茎の血行促進
歯茎全体に血流・栄養を行き届かせることにより免疫力がアップし、ピンクで引き締まった歯茎になるので見た目も健康的になります。
[2]唾液分泌促進
唾液にはたくさんの作用があり、口の中の健康を保つためには必要不可欠です。
普段から口呼吸やストレス、服用している薬によって口の中が乾燥している方は積極的にマッサージすることによって、唾液分泌量が増え、虫歯や歯周病・口臭の予防効果が高まります。
[3]リフトアップ効果
小顔効果やたるみ・ほうれい線予防にも効果が期待できます。
最近では歯茎のマッサージを取り入れている歯科医院も多くあります。
歯科医院によって内容や金額は異なりますが、口のクリーニングと合わせて定期的に施術するのもおすすめです。
自宅でもできる! 歯茎マッサージについて
マッサージをする時は、まずは歯磨きからおこないましょう。
歯ブラシは硬すぎないものを使い、軽く優しく歯の1本1本を30秒くらい時間をかけてゆっくりとブラッシングするようにしましょう。
歯と歯茎の間に毛先を当て、歯ブラシのヘッドを歯に対して45度ぐらい傾けて小刻みに動かすと効果的です。
手でマッサージする場合は爪を切り、手を清潔にします。
直接歯茎を触るのに抵抗がある方は、指歯ブラシというものもありますのでそちらを使用するといいでしょう。
何もつけなくてもマッサージはできますが、ジェルの併用もお勧めです。
ジェル自体に歯肉炎や歯周病を予防する成分が入っているものや、フレーバーがついているものもあるのでより心地よさを感じていただけます。
歯茎は傷つきやすいので消しゴムで消すときのような力加減で優しく上下左右小刻みに動かし奥から手前にマッサージしていきます。
次に人差し指と親指で歯茎をつまむように挟んで優しく圧迫していきます。
このあと右手の親指を左頬の奥に入れ、人差し指と中指をそろえて頬の外側に当て筋肉をほぐしていけば食いしばり等で凝り固まってしまった咬筋がほぐれ、フェイスラインがスッキリしてきます。
反対側も同じようにほぐしていきましょう。
両手の親指を口の中から頬骨に沿わせてマッサージするとほうれい線の対策にもなります。
顔回りの筋肉をほぐすことで首や肩凝り、頭痛なども緩和されることもあるのでいいこと尽くしですね。
忙しくて時間がとれない場合でもやわらかい歯ブラシでのマッサージや口を閉じた状態で歯の外側を舌でぐるぐると左右10~20回ずつゆっくり回転させたり、口を開けた状態で舌を上側に強く押し当てるだけでも効果はありますので少し空いた時間などに少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。
歯茎が茶色や黒ずんでしまっているという方は、血行不良とは別の問題なのでクリニックでの治療が必要になります。
煙草などの着色汚れであればガムピーリングで数日でキレイになります。
虫歯や金属による黒ずみであれば状態によって治療方法やケア方法が変わりますので、かかりつけのクリニックに相談してください。
日々のケアでキレイな日々が続くといいですね。
[執筆者]
髙橋秀平先生
東京プラス歯科 矯正歯科 ちがさき 院長
[プロフィール]
岩手医科大学歯学部 卒業
日本歯科保存学会 所属
インビザライン公認ライセンス取得
一般歯科全般からマウスピース矯正治療や審美領域まで幅広く治療に当たります。
患者様のお悩みに寄り添い、虫歯の管理から包括的な治療のご提案をいたします。
医療法人社団友伸會
https://www.yuushinkai.com/