【紫外線対策】手遅れになる前に!血流を促して紫外線に負けない肌を育てましょう。

夏だけのケアはNG!
梅雨時季も油断は禁物なんです。
今回は、気を付けたい紫外線対策について、株式会社Jのセラピストである内田優子さまにお話を伺いました。

紫外線が本格化する夏。

「そろそろUV対策しなきゃ」と思う方も多いかもしれません。
でも実は、紫外線による「光老化」は春先からじわじわと始まっています。
紫外線対策を“夏のもの”と思って後回しにしてしまうと、気づかないうちに肌の老化が進行してしまうことも。
美容のプロとして長年、肌と向き合ってきた私が強くおすすめしたいのは、紫外線対策は「今すぐ」始めること。
しかも、「塗る・隠す」といった表面的なケアだけでなく、肌の内側から“守れる肌”を育てることが、美肌のカギを握っています。

「肌を守る」は内側にある

肌を紫外線から守る力とは、「代謝」「血流」「ホルモンバランス」「自律神経」の健やかさと深く関係しています。
紫外線ダメージ=光老化は、シミ・しわ・たるみなどの老化サインを加速させます。
けれども肌本来が持つ修復力やバリア機能をしっかり整えておけば、外的ダメージを受けにくい“強い肌”を保つことができるのです。

紫外線に負けない肌を育てる3つの習慣

1)自律神経を整える
生活リズムの乱れやストレスは、自律神経を不安定にし、肌の回復力を低下させます。
特に「寝不足」や「スマホの見過ぎ」は、睡眠の質を下げ、肌の修復サイクルに悪影響を及ぼします。
→ 毎日同じ時間に起きること、夜はリラックスする時間を持つこと、深呼吸を意識すること。
これらを取り入れるだけでも、自律神経は整いやすくなり、肌が自ら整う環境が生まれます。
2)血流を促す
血の巡りは、肌の栄養・酸素の供給と老廃物の排出を担っています。
巡りが滞れば、くすみや乾燥、たるみなどの老化サインが目立ちやすくなります。
→ウォーキング・ストレッチ・足湯・手のひらや足裏の反射区への刺激など、日常でできる簡単な巡りケアを。
身体を温めることは、肌にとっても立派な美容法です。
3)肌細胞の活性化を促す
年齢を重ねると、肌のターンオーバーはゆるやかになります。
結果、紫外線による細胞ダメージが表面化しやすくなります。
→ 温感トリートメントやハンドによる優しい刺激などで、肌に“心地よい目覚め”を与えることが、細胞を活性化させるきっかけになります。
肌は、適度な刺激と温かさで目を覚ますのです。

紫外線ダメージを回復させるアフターケアも大切

どんなに気をつけていても、紫外線は完全には避けられません。
だからこそ、日々の「アフターケア」も、美肌を守る重要なポイントです。
1)クールダウンと保湿
外出後の肌は、紫外線と熱で軽く“火照った”状態になっています。
そのままにせず、冷たいタオルや冷感ミストなどでやさしくクールダウンしましょう。
その後、水分と油分のバランスを整えた保湿ケアを行い、バリア機能をサポート。
化粧水だけで終わらせず、乳液やクリームでしっかり蓋をするのがポイントです。
2)抗酸化ケア
紫外線を浴びると、体内では“活性酸素”が発生し、肌の細胞にダメージを与えます。
この酸化ダメージを減らすために、ビタミンC・E、ポリフェノールなどの抗酸化成分を含む食材やスキンケアを取り入れてみましょう。
3)睡眠の質を高める
肌は夜寝ている間に修復されます。深く良質な睡眠は、日中に受けた紫外線ダメージを回復させる時間そのもの。
寝る前のスマホを控え、アロマや入浴で副交感神経を優位にする工夫をしてみてください。

「今すぐ始める」が10年後の肌を変える

紫外線対策というと、日焼け止めや日傘、帽子など「守る」イメージが強いかもしれません。
もちろん、それらも重要な基本ケアです。
ですが、本当に美しい肌を育てたいなら、「守る」だけでなく「育てる」視点が欠かせません。
紫外線が本格化する前の“今”だからこそ、内側から土台を整えることが、後のダメージを軽減し、透明感のある肌を保つ秘訣になるのです。
紫外線の季節に負けない、しなやかで健やかな肌へ。
今日からできることを一つずつ始めてみませんか?

[著者]
内田優子

セラピスト/ホルバールスクール認定講師

教育大学卒業後、福祉職を経て美容業界へ転身。
福祉と美容の視点から本質的な美を追求し、オールハンド技術と最新美容を融合させた施術を提供している。
解剖学に基づく技術指導や専門知識の普及にも努め、ホルバールスクール認定講師として後進の育成にも携わる。
持続可能な美しさを提案し、心と身体の調和を大切にしたケアを通じて、一人ひとりに寄り添う美容を実践している。

株式会社J
https://j-bbiz.com/

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