髪の広がり、うねり、ぺたんこ…。湿気に負けない髪にするヘアケア方法とは?
梅雨の悩みといえば洗濯物が乾きにくい、部屋干し(生乾き)によるニオイ、家の中がジメジメ・・・と、湿気によるものばかり。
なぜか気分まで憂鬱、どんより、ブルー・・・と、まるで雨雲のようです。
そんな雨雲にも負けず、気合を入れて身だしなみを整えようと鏡の前に立つと、髪はバクハツ中。
更に、一生懸命スタイリングした髪の毛も、会社や学校に着く頃には見るも無残な姿・・・。
今回はこのような湿気の多い日に覚えておきたいスタイリングのポイントをご紹介します。
髪はバクハツする?ペタンとする?
梅雨や雨の日によく聞く髪の悩みといえば、「髪が広がってしまう」「思うように髪がまとまらない」「うねってしまう」「ペタンとする」などさまざまです。
このように、湿度が高くなると髪が広がったりボリュームがなくなったりする大きな原因は、髪のダメージによるものです。
髪にダメージがあると、キューティクルの剥がれた部分から水分が中に入り込み、その部分が膨張してうねる原因になります。一人の頭に10万本もあるとされる髪の1本1本でうねりの形や場所が違うため、結果として髪全体のうねりや広がりに繋がってしまうのです。
逆に、湿気を含むと髪がペタンとボリュームダウンしてしまうという方もいます。
髪自体のボリュームが少なめだったり、髪の毛が細い、柔らかい(猫っ毛)髪質の方は水分によってボリュームがなくなりがちです。キューティクルの剥がれた部分から水分が中に入り込むというところまでは同じですが、髪自体のボリュームが少なかったり、細かったりすると、髪の毛がその重さに耐えられず、下がってしまうからなのです。
髪のダメージや髪質が原因だと分かってはいても、朝のスタイリングだけでなんとかするのは辛いもの。まずは洗髪時やドライヤー時の対処法を知りたいところです。
湿気に負けないスタイリングはコレ!
湿気の多い日にやっておきたいスタイリング方法をご紹介します。
●基本のブローに一工夫!
夜の洗髪の後、半乾き状態までドライヤーで乾かします。ポイントは髪の毛を乾かすというより、根元付近を指先でやさしくなで広げ、ドライヤーの風を地肌にあたりやすくしながら根元を乾かすことです。
朝起きて寝ぐせがひどい場合は、寝ぐせ直しウォーターで根元から濡らし、その後同様に半乾き状態まで乾かします。
7~8割程度乾いてきたら髪を整えながら、上から下へ風をあててブローをしていきます。
乾ききったら最後に冷風を当てると、乾燥しすぎないので、よりキープ力がアップします。
●髪の毛がうねって広がらないためには!?
髪の毛がうねって広がってしまうタイプの人は、髪の毛のダメージをケアしながらも、スタイリング方法で髪の毛を落ち着かせることが大切です。
湿気による広がりを防ぐには、ケアやスタイリングの段階で必要なうるおいをたっぷり与え、逃さないようにしてあげることがポイント>です。ドライヤーで乾かす前にヘアケア製品で髪を保護することで、髪内部のうるおいを保ったまま、乾燥しにくい状態になるため、湿気による髪の広がりを防ぐことができます。
それでも髪が広がるなら、目の粗いブラシを使い、ゆっくりと軽くブラッシングしましょう。ブラッシングすることで全体に水分が行き渡りますので、髪の広がりを少し押さえることができます。目が詰まっているブラシは摩擦が激しく、かえって髪を傷めてしまいますので気をつけてくださいね。
●髪がペタンとしないためには!?
湿気を含むと髪がペタンとボリュームダウンしてしまう方は、髪の毛のダメージケアはもちろん、頭皮のケアにも気を配りながら、スタイリングを工夫してみましょう。
夜の洗髪後や朝のブロー時には、ペタンとしやすい部分の根元にドライヤーの風を下(内側)から当てて髪を乾かすのがオススメです。
スタイリング時は、オイルタイプのアイテムを使用すると重みによってボリュームがなくなってしまうことがあるので、ふんわり軽めに仕上がるアイテムなど、自分に合ったアイテムを選んでみてくださいね。
ジメジメとした梅雨の時期。
雨が降るとただでさえ気分も滅入りがちですが、梅雨だから仕方ないとあきらめず、日ごろからブラッシング、ブロー、ヘアケアなどの一工夫で、この季節を乗り切りましょう。
(キレイ研究室研究員:西川)