天気をコントロール!?気温差の大きい日、体のためにできることを知って秋も快適に過ごしませんか

秋も深まってきて、重ね着ファッションや、秋らしい色のファッションも楽しみやすい時期。
また、過ごしやすい気候になって、アクティブに外での活動を楽しみたくなる時期でもあります。

でも、1日の中での温度差が激しい日がちょこちょことあるのも秋。
気が付いたら「ちょっと疲れ気味」「風邪気味」という方もいるのでは?

今回は、気温差が激しい日に気を付けたいことについてお話しします。

1.知っておきたい。気温差が激しい日に体が起こすこと。


私たちの体は、さまざまな働きによって「常に同じ状態」を保とうとします。

この働きの要ともいえるのが「自律神経」。
有名なところでは、体の興奮状態とリラックス状態をつくる神経です。

今回注目する、自律神経の働きは「気温に対する反応」。

暑い時には毛穴を開いて汗をかかせ、熱を体外へと逃がそうとします。
寒い時にはその逆に、毛穴をぎゅっと締めて、熱を体内に保とうとします。

どんなものでも、激しく使えば疲労がたまったりして、トラブルを起こしやすくなるもの。

自律神経も同じです。特にこの季節は、秋特有の気温のアップダウンで、負担をこうむりやすくなるのです。

そのため、体のオンオフの状態が切り変わりづらくなります。

「疲れているはずなのに眠くならない」「風邪をひきやすくなる」「食欲がなくなる」といったトラブルを起こしやすくなるのです。

2.習慣にしよう!今日は気温差が大きいか小さいかチェック

出かけてしばらくたってから「思ったよりも今日は寒いな。服装、失敗したな」と思う。
誰もが経験することではないでしょうか?

これが、自律神経にとって大きな負担になることは間違いありません。
寒い、だけでなく、暑いことも当然負担になります。

まずは、今日が気温差の大きい日か小さい日かをチェックする。
そして、それに対応した動きをとれること。これが、気温差に負けない生活の第1歩になります。

その判断材料をくれる1番心強い味方が、天気予報。毎朝、天気予報をチェックする習慣を身に付けましょう。

当日朝にチェックすれば最新の情報を仕入れることが可能。テレビのニュースはもちろん、インターネットやアプリも活用できます。

特にアプリや、地域設定のできるサイトを使えば、いちいち見たい地域を検索しなくてもいいので、
手軽にチェックできるでしょう。

3.気温差が大きい日にしたいこと[その1]重ね着コーデ

 

学生時代の話です。普段は校内に入ったら絶対ジャケットを着られない先生が、その日に限って着られていて「どうしたの?」と伺ったことがあります。

その日は、季節がいきなり進んだかのような気温20度を超えない日。

ですが先生は、ノースリーブに薄物を羽織ってみえただけだったのです。そのため、急な冠婚葬祭に備えて置いていたジャケットを羽織られていた、というわけ。

もし、ジャケットがなくて風邪をひかれていたら、一大事でしたよね。

こんな目に遭わないためにも、脱いでも着ても様になるようなコーデで出かけるのが、おすすめです。

たとえば、タンクトップの上に7分のブラウスを着重ねて、ジャケットを着る。
パーカーの下、Tシャツの上に1枚薄いカーディガンを挟む。

様になる重ね着をマスターしておけば、何とかなる部分が大きいでしょう。

4.気温差が大きい日にしたいこと[その2]置き〇〇の活用

先ほどの私の恩師ではありませんが、ある程度の衣類を職場においておくのもおすすめ。

上にさっと羽織れるものはもちろん、靴下、腹巻を置いておくと、急に気温が下がった時に活用しやすいでしょう。

逆に暑くなった時用に、半袖のシャツや、薄手のロングカーディガンなどを置いておくのもおすすめです。

また、衣類ではないのですが、ひざ掛けとスカーフはとても便利。急に冷えた時はもちろん、冷房が効きすぎている時にも身を守ってくれます。

スカーフと靴下は、圧縮袋に入れるなどして小さくし、バッグに入れておくと、外回りや出張の時にも便利。

Tシャツ1枚だけになって、何となく寂しいコーデになったなと思う時も、スカーフを肩にかければ様になるということもあります。

5.気温差が大きい日にしたいこと[その3]深呼吸しながらのストレッチ

これは、休憩時間や帰宅後におすすめのアクション。

特に「気温のアップダウンが何日か続いてしんどい、寝付きも悪い」「休んだ気がしない」という時に一押しです。

ストレッチといっても、複雑な動きをする必要はありません。

床に座って、足を前に投げ出しての前屈や、立って体を横に大きく倒すといった、単純なものでOK、

学生時代の体育の時間に準備運動や、整理運動としてやったものやってみる、くらいのつもりで大丈夫です。

ただ、どんな動きをする時でも、息を止めないこと。

吸う時はお腹が膨らむ、吐く時はへこむ、を意識して深い呼吸を行いながら、ストレッチしましょう。

こうすることで、自律神経がお休みモードに入りやすくなるのです。

休む時にはしっかり休む。動く時にはしっかり動く。このオンオフの手伝いを能動的にすることで、疲れを軽減できるでしょう。

6.気温差が大きい日にしたいこと[その4]入浴


お風呂には毎日入るという方も多いでしょう。でも、気を付けたいのは、必ずお湯につかるということ。シャワーだけはあまりおすすめできません。

また、朝にお風呂に入る方もみえるでしょうが、夜眠る前にお風呂につかるのがおすすめです。

芯から体が温まるので、体が眠りやすい状態に導かれるというのがうれしいところ。
また水圧で、筋肉がリラックスしやすくなるのもメリットです。

お風呂につかる習慣があまりなかった方には、最初は抵抗があるかもしれません。

でも、好きな音楽を聴く時間、素敵な入浴剤の色や香りを楽しむ時間として活用してみてはいかがでしょう?

最初は2~3分つかるだけでもOK、リラックスタイムとして満喫する習慣を付けましょう。

ただし、心地いいからと言って30分も1時間もつかると、かえって疲労のもとに。ほどほどにしましょう。

おわりに

気温のアップダウンは、思わぬトラブルを体に起こす要素。とはいえ、天気をコントロールすることはできません。

上手に自分のできることで付き合うのが1番といえるでしょう。

ちょっとしたコツをマスターして、活用すれば、付き合いやすさがアップするはず。ぜひ、できることから試してみてください。

祥月庵 fuu(しょうげつあん ふうう)
リラクゼーション祥月庵店長
[資格] 養護教諭2種免許状・からだゆるめセラピスト・公益社団法人 日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー
・日本総合カウンセリング付属 日本心理カウンセラー養成学院 心理カウンセラー養成講座修了・TCカラーセラピスト

もともと虚弱体質、また人間関係にも悩むことが多かった私。
健康にかかわる仕事を志し、経験する中で「もっと自分らしく健康を育てる仕事をしたい!」と思っていたとき、ちょうど母親からサロンを立ち上げたいという話があり、転身を決意。
サロンではカラーセラピーや、美しい立ち姿を作るセミナー、心を育てるセミナーをメインに活動しています。
[リラクゼーション祥月庵]
長野県飯田市中村の「したい時にしたいことができる体と心」を作るサロン。
公式サイト
公式ブログ

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