ガサガサのかかとはていねいに角質をオフ。プロおすすめのかかとケアについてお教えします。
ガサガサになってしまったかかと。
手触りが悪いだけならまだしも、割れて痛みや血が出たり、ストッキングに引っ掛かってしまったり・・・さまざまなトラブルの原因にも。
なんとかしたい、固くなってしまったかかとのケアについて、Free Style代表でネイリストの大門和歌さまにお話を伺いました。
どうしてかかとにひび割れは起こるの?
寒く空気が乾燥するこの時期の悩み・・・手荒れ、かかとのひび割れ、膝の乾燥など毎年悩まされます。
赤ちゃんの時はあんなにもちもちだったお肌・・踵もいつしかプルプル感が失われ、気がつけば布団にひっかかることが多々ある毎日。
ストッキングが次々と破れてストレスなんてことがありますよね。
本日はかかとのひび割れの原因と対策についてお話ししていきたいと思います。
皮膚にはターンオーバーというものがあり、傷や乾燥を修復してくれるコラーゲンなどの成分が体の中にはあります。
お肌が生まれ変わって行く周期は28日周期といわれ、それをターンオーバーといいます。
生まれたときから増え始め、ピーク時(20歳ごろ)には細胞の数は30~60兆個になると考えられていますが、加齢により減少してしまうことが分かっています。
細胞数の減少に伴い、18歳から20歳をピークに、ターンオーバー は28日からだんだんと遅れていきます。
そのため、内臓などをつかさどる主要な細胞はもちろん、水分量や身体を修復していく成分なども段々と少なくなっていくのです。
かかとのひび割れは、外気の気温や水の冷たさにより皮膚に傷が入っている状態のことを表します。
本来はターンオーバーで戻っていくはずが、その周期が追いついていかない間に毎日傷が入って重なり、その傷が重なり大きくなることでひび割れとなるのです。
プロがすすめる、かかとのセルフケア
1:かかとの角質をとる
かかとのひび割れを起こす前に、まめに角質を取ることによって、ひび割れを防止することができます。
また、気になる足のニオイの防止にも役立ちます。
角質を取ることでクリームや化粧水の浸透率が上がります。
角質を取った後は必ずクリームを塗り、かかとのシリコンパックやラップなどをすることでさらにかかとを柔らかくすることができます。
2:化粧水とクリームを塗る
普段のかかとケアでクリームを使われる方は多いと思います。
しかし、ひび割れまでしてしまったかかとは硬い角質に覆われているため、クリームでは浸透しづらいため、修復が難しいのです。
化粧水は硬くなってしまった角質を軟化させる役割があり、浸透率を高めてくれます。
その後にクリームを塗ることで、水分を閉じ込めることができ、かかとの修復を早めてくれます。
化粧水とクリームのW使用をおすすめします。
3:コラーゲンを摂る
傷ついたお肌を修復したりターンオーバーを整えていくのに、重要な働きをするのがコラーゲンです。
ひび割れを早く治したい方は、コラーゲンを積極的に摂取することをおすすめします。
まめにコラーゲンを取ることで、かかとのかさつきだけでなく、お肌全体の乾燥を和らげる効果が期待できます。
コラーゲンは牛すじや鶏の手羽先、うなぎなどに多く含まれますので、これらを意識した食事もおすすめです。
以上かかとのひび割れの原因と対策について述べましたがいかがでしたでしょうか。
角質を削る際に、ひとつ注意していただきたいことがあります。
ご自分でフットパドルなどを使って取ると、削りすぎてしまったり、不均一になったりして痛みが出る、出血する、却って悪化させるなど、トラブルを招くこともあります。
可能であれば、お近くのネイルサロンやスパサロンなどで、プロに月1回程度、角質を取ってもらうのがおすすめです。
定期的におこなうことでひび割れを起こすこともなくなり、かかとがモチモチになってきます。
是非、日常で取り入れそうなところから取り入れてみて下さいね。
執筆者
大門和歌
株式会社Free Style 代表取締役
オーナーネイリスト/セミナー講師/経営コンサルタント
現役ネイリスト兼経営者。
大学在学中から大手サロンのネイリストとして活躍。
4年勤務後、独立して3ヶ月で予約の取れないサロンに成長させる。
自爪育成をしながら爪本来の形を綺麗にすることをモットーに、多くのファンを獲得。
現在はまつ毛・エステが同時にできる総合美容サロンの経営をおこなう。
同時に経営コンサルタントとしても活躍し、集客やスタッフ育成に悩むオーナーのサポートをしている。
Instagramフォロワー1.4万人。
日本ネイリスト協会認定講師。
株式会社Free Style
https://salondewaka.com/