歓送迎会が苦手。どうすればいい?好印象を与えるふるまいは事前準備と挨拶がポイントです。

新しい季節は歓送迎会などのパーティーや飲み会など、イベントも増えがち。
親交を深めるいい機会ですが、イベントが苦手という方もいるのではないでしょうか?
今回は撫子Plus株式会社代表鮎永麻琴さまに、歓送迎会でのふるまい方についてお話を伺いました。

歓送迎会は自分を知ってもらうチャンス!ふるまい方のポイントとは?

春は新しい出会いと別れの季節。
職場でも歓送迎会が開かれることが多く、新たなメンバーを迎えたり、お世話になった方を送り出したりする機会があります。
このような場でのふるまい、実は意外と見られているもの。
今回は、歓送迎会で好印象を与えるポイントを解説していきます。

事前準備が大切!

・開催日時、場所をしっかり把握
歓送迎会は仕事の一環ともいえる重要な行事です。
開催場所や開始時間をしっかり確認し、遅刻せずに到着することが基本です。
また、会費がある場合は、事前にお釣りのないように準備しておきましょう。
・服装のポイント
歓送迎会の会場に応じた服装を選びましょう。
ホテルや格式のあるレストランの場合は、ビジネスカジュアルを意識し、ジャケットや襟付きのシャツなどを選ぶと好印象です。
一方、居酒屋やカジュアルな会場の場合は、過度にかしこまる必要はありませんが、清潔感のある服装を心掛けましょう。

席順にも決まりがある?!

歓送迎会では席順にもマナーがあります。
一般的に、主賓(送別される人・新しく入る人)が上座、幹事が下座に座るのが基本です。
ただし、カジュアルな雰囲気の場合、上司が「どこでもいいよ」ということもありますが、入り口に近い方に座るのが無難でしょう。
最近は席が決まっている場合もありますので、その場合は幹事の方の指示に従いましょう。

ふるまい方のポイント

・乾杯の際の気遣い
乾杯の際は、グラスを高く掲げず、目上の人より少し低い位置にするとよいでしょう。
・自己紹介や挨拶
新しく職場に入る場合や、異動で新しい環境になる人は、自己紹介のチャンスです。
簡潔に「〇〇と申します。まだ慣れないことも多いですが、皆さまと一緒に頑張っていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!」と明るく話すと、好印象を与えられます。
・上司や先輩と話すときのポイント
お酒の席とはいえ、フランクになりすぎないよう注意が必要です。
上司や先輩と話す際は、敬語を忘れず、話の腰を折らないようにすることが大切です。
また、無理にお酒を勧めたり、無理に飲んだりする必要はありません。
お酒が飲めない場合は飲めないことをしっかり伝えることが大切です。

歓送迎会の終盤~締めでのポイント

・中締め・締めの挨拶
幹事や主催者の方が中締めの挨拶をすることが多いですが、新しく入る人・送別される人が一言話す場面もあるかもしれません。
送別される場合は、「これまでお世話になりました。皆さんと一緒に仕事ができて本当に楽しかったです!」など、感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。
新しく入る側であれば、「これからよろしくお願いいたします!」と元気よく挨拶すると、好印象を与えられます。
・二次会への対応
一次会の雰囲気によっては、二次会の話が持ち上がることもあります。
参加する場合は、一次会と同じように節度を持って楽しみましょう。
もし参加しない場合は、「明日早いので、今回は一次会で失礼させていただきます」と、丁寧に伝えることが大切です。
・帰る際の挨拶
帰る際には、幹事や上司に「今日はありがとうございました」と一言伝えましょう。
送別される方には「お世話になりました」と伝えると、最後まで良い印象を残せます。

まとめ

歓送迎会は、仕事仲間との親睦を深める大切な場です。
楽しく過ごしながらも、周囲への気遣いや礼儀を意識することで、より好印象を与えることができます。ぜひ、今回のポイントを意識して、歓送迎会を過ごしてくださいね!

[執筆者]

鮎永麻琴

大学時代にはプロスノーボーダーとしてW杯に出場し、世界ランキング20位を記録。卒業後は国際線CAとして13年間勤務。
現在は、コミュニケーションスキルと統計学を融合させた「コミュニケーション帝王学®」を体系化し、自分らしく生きるためのコミュニケーションの在り方や、他者との関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。
また、2020年にはTEDxFukuokaで「自由への切符」というテーマで登壇。
2022年には書籍『Philosophy of Success 〜成功者の名言』において、成功者35人の一人として選出される。

撫子Plus株式会社
https://makotoayunaga.com/

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