
肩が痛いのは四十肩・五十肩のせい?おすすめのヨガポーズを取り入れてみませんか
肩を動かすとズキッと来る痛み・・・四十肩や五十肩を気にされる方も多いのでは?
今回は、そんな方の痛みについて、ママニティヨガインストラクターのニッキーさまにお話を伺いました

四十肩や五十肩って、そもそも何のこと?
実は四十肩も五十肩も正式な病名ではありません。
医学的には肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)と呼ばれるものです。
肩の関節や、そのまわりの筋肉・腱・靭帯などに炎症が起きて、肩を動かすと「痛い」「動かない」といった症状が出る状態のことを指します。
主な症状としては、
・肩を上げたり後ろに回すと痛い
・夜、寝ているときに肩がズキズキ痛む(夜間痛)
・髪を結ぶ、背中のファスナーを上げるなどの動作がつらい
・放っておくと、肩がカチカチに固まって動かなくなる
などがあげられます。
肩回りのケアにヨガはいかが?
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の予防にヨガを取り入れてみてはいかがでしょうか?
効果的なヨガは、肩関節まわりの柔軟性・可動域を保ちつつ、肩甲骨や背中、胸まわりの筋肉をやさしく動かすポーズが有効です。
ヨガには以下のような効果が期待できます。
・肩甲骨まわりをやさしく動かして血流を促す
・胸を開くポーズで姿勢改善
・呼吸を深めて筋肉の緊張をゆるめる
以下におすすめのヨガポーズとポイントを紹介します。
予防に効果的なヨガポーズ
1.キャット&カウ(猫と牛のポーズ)
・背骨と肩甲骨を連動させて動かす
・肩と胸の緊張をほぐし、可動域を保つ
ポイント:呼吸に合わせて、肩をすくめず首を長く保つように行う。
2.胸ひらきストレッチ(座ってOK)
・背筋を伸ばして座る
・手を後ろで組み、肩甲骨を寄せながら胸を開く
・あごを軽く引き、肩を下げる
→3~5呼吸キープ
3.チャイルドポーズ(バラーサナ)+腕伸ばし
・肩の力を抜いて、腕を前に伸ばし、肩まわりをリリース
バリエーション:
手のひらを床に向けたまま、胸を床に近づけると肩まわりがじんわり伸びます
4.肩回し(動的ストレッチ)
・両手を肩に置き、肘で大きな円を描くように回す
・前後両方向をゆっくりと、呼吸を止めずに行う
5.壁の肩ストレッチ
・壁に手をつき、体をひねって胸と肩を開く
・肩前面~胸筋の柔軟性UP
注意点
・痛みがあるときは無理に動かさない
・ポーズ中も肩をすくめない(首が縮まらないように)
・呼吸を止めず、ゆっくり動くこと
継続のコツ
・朝や入浴後など、体があたたまったタイミングに取り入れる。
・1日5〜10分でもOK。とにかく「毎日ちょっとだけ」動かすのがポイント!
まとめ
四十肩・五十肩は「突然なるもの」ではありません。
実は、少しずつ積み重なった姿勢のくずれ・筋肉のこわばり・血流の滞りが原因で、肩まわりの組織(筋肉・腱・関節包など)に炎症が起きてしまうものです。
日々の姿勢・動かし方・ストレスが積み重なって起こるもの。
ヨガで
『肩まわりをやわらかく』
『血流をよく』
保つことが、いちばんの予防になります。
無理なく動かしてみてください。
[執筆者]

ニッキー
介護福祉士として11年間介護施設に勤務したのち、第3子育休中にヨガインストラクターの資格を取得する。
仕事復帰後、忙しい毎日に疲労が蓄積するのを感じ、自分自身のように疲れきっている方や世の中のママ達など、誰でもリフレッシュして頂きたいという思いからオンライン・対面レッスンを開講。
リフレッシュをする事でココロもカラダ元気に!!をお届けしています。
所有資格:
介護福祉士・基礎ヨガ・マタニティーヨガ
ベビーヨガ・ベビーマッサージ
キッズヨガ・シニアヨガ・アンガーコントロール
ママニティヨガ®
https://mamanity.yoga/



