小学生のリビング学習で困る勉強道具の収納場所。子供が自分で片付けられる3つのポイント
とある雑誌の調査によると、自分の子どもがリビングやダイニングで学習すると答えた小学生の親は、全体の約8割という結果が出たそうです。
私の子どももリビングで学習をしています。
理由を聞くと、2階に子ども部屋があるので面倒だったり、ひとりで2階に行くのが怖いなど子どもならではの理由があるようです。
リビングで学習をするとテレビや雑音などで集中できない気もしますが・・・。
それ以上に誰かが傍にいてくれる安心感があるのかもしれません。
ただ、親にももちろん悩みが付いてきますよね。そのひとつが「片付け」。
「ただいまー」の声と同時に、ランドセル、帽子、給食袋、宿題のノートや漢字ドリル、計算ドリルなどダイニングテーブルや床にどーーーんと置いて「おやつない??」「まず手を洗ってらっしゃい!」そんな会話が飛び交いませんか?
もちろんおやつも大事。遊びに行くのも大切です。
でも、帰宅してからのルーティーンや生活動線を確認し、リビング学習までの流れをつくり、自然に片付けができるように収納場所を決めていきましょう。
例えば、リビング入り口から近い場所にランドセル置き場をつくるといいでしょう。
さらに学習する机の近くの方がいいですね。家具の配置や間取りなどで難しい場合もありますが、子どもの動線を短くすること。子どもがリビングをどう移動するかを意識してください。
ランドセル置き場や教科書をリビングに置く場合、カラーボックスやツールワゴンが便利です。引き出しに収納したりなど、手間が増えれば増える程、子どもは面倒になり片づけなくなる傾向があります。
・取り出しやすくしまいやすい
・時間がかからない
これが、子どもの片付けの基本です。小学校のロッカーも取り出しやすく工夫されているとこが多いと思います。授業参観など教室に足を運んだ際、一度見学してみて下さいね。
リビングに子どものものを置きたくない場合もあります。
そんな時はかごを用意し、その中に学習で必要なモノを入れると子どもは移動しやすく持ち運びも簡単です。塾に行くときもカバンに学習用具を入れて行きますよね。そんなイメージです。
リビング学習が中心になれば、学習机は本当に必要なのか、長く使用できる学習机なのかなど、長い目で見て購入を検討する必要が出てくるかもしれません。必要なモノを大切に使うことを、子どもたちには収納と一緒に伝えていきたいものですね。
リビング学習における3つの収納キーワード
・子どもの手間を減らす!
・動線を短くする!
・片付けに時間をかけない!
この3つを意識して、学習用品の収納を子どもと一緒に考えてみて下さいね。
山口 あず美(やまぐち あずみ)
お片付けライフアドバイザー
片付けはただお部屋がきれいになるだけではありません。
片付けていく中で、今まで忘れていたり、散らばっていた、たくさんの思い出や自分の想いも整理されていきます。
モノとココロと情報整理をしていくことで家族や大切な人をつなぐきっかけにもなります。
ひとつひとつの大切な想いの整理のお手伝いをしたいと考えています。
<略歴>
2017年Happy space愛純を設立。
毎日を丁寧に暮らすための方法を企業向けセミナー講師として活躍中。
二児の母の目線からこどもへの整理収納のアドバイスには定評があり個人向けアドバイスも人気。
Happy space愛純ホームページ
https://azumi.life