【1】足のつりはなぜ起こる?3つの原因と予防のための食生活を徹底解説!
「今日も1日頑張ろう!」と思う寝起き。でも、そんな前向きな気持ちをそいでくれる痛~い「アレ」に悩まされる方もいるのではないでしょうか?
そう、起きた瞬間から動くことさえままならない「足のつり」です。
今回はこの足のつり、なぜ起きるのか?どう防ぐのか?を2回に分けて詳しくお話します。
そもそもなぜ足はつる?
まずは痛い、痛すぎる足のつりが起きる原因から考えていきましょう。
主に考えられる原因は3つ。「自分はどのタイプだろう?」と考えながら読み進めてくださいね。
1.体が乾燥している
筋肉は、電気信号によって正常な動きを保っています。
水分やミネラル分が足りないと電気信号が正常に伝わらず、筋肉はおかしな動きを見せてしまうのです。
重度の熱中症を起こすと、筋肉がけいれんを起こすのはこのため。
経口補水液や電解質溶液の点滴を入れるのも、ただ水を補うだけでは足りないからなのです。
○乾燥が長く続く環境にいる
○温度が高い環境にいる
○体を動かすことが多い。
こういった方は要注意です。
2.運動のし過ぎ・しなさ過ぎ
運動というと、フィットネスクラブに通って……をイメージされる方が多いでしょう。
でも、運送業者の倉庫で荷物を運び続けるとか、美容室で立ったまま動き続ける。これも運動です。
使いすぎた筋肉のケアが足りないと、疲労困憊した筋肉の中では、電気信号の誤作動が起きやすくなります。
また、動かそうと思っても、思い通りに動きづらくなることもあり得ます。
つまり、つりやすい状態が常時できてしまうのです。
逆に、半日に1~2回しかデスクを立たないという方も要注意。
特に椅子から立つ時に、足や腰にこわばりやハリを感じる方は注意が必要です。
集中しすぎて、足や腰を動かさないことでがっちりと筋肉が固まってしまっている可能性が高いんですね。
こうなると使いすぎた筋肉と同様、筋肉が疲労困憊して誤作動を起こしやすくなるのです。
3.病気
腎臓や心臓、呼吸器など、体の水分量のコントロールを行う部分に病気が起こると、足がつりやすくなります。
この場合は、セルフケアを1~2週間行っても改善しません。
体のだるさや息切れ、尿の量や色などの異常が出る場合もあるでしょう。
何をしても足がつる状態がよくならない、という時は受診をおすすめします。
この他、妊娠中だと体内の栄養素のバランスが崩れやすくなるので足がつりやすくなることも。
この場合は、検診でお世話になっている産婦人科医に相談するのがおすすめです。
痛い!とさよならしたい! 足のつりを防ぐ食生活を徹底解説
原因を見ていただいた時点で「こうすればよさそう」と察しのついた方もみえるでしょう。
そう、足のつりを防ぐには「生活習慣の見直し」が何よりも大切なんです。
まずは、体内の環境を整える食生活のポイントをご紹介します。
1.水分を十分にとる
足のつりを防ぐのに大切なものの№1は水分です。
とれているようでとれていないものの代表格は、お肌だけでなく全身に影響を及ぼします。
カフェインや塩分、糖分の入っていない、または少ない水分を、1日当たり1~2L程度とれているでしょうか?
特に、職場や自宅などが乾燥している場合は要注意です。
知らないうちに、皮膚や目の表面から水分を奪われて、体がからっからに乾いている可能性があります。
最近、だいぶ暖かい日も増えてきましたが、まだまだ寒くて乾燥する日があるもの。
1日中エアコンが効いた部屋にいる方は、特に意識してとりましょう。
デスクにお白湯や麦茶などを用意して、ちびちびと飲むのがおすすめです。
2.栄養バランスの取れた食事を心がける
多忙だとやってしまいがちなのが、炭水化物しかとれない食事。
パン1個、カップラーメン1個といった食事は、手軽ではありますがミネラル分が不足しやすいのがネックです。
コンビニに行って食糧調達するついでにサラダを足す、果物を足すといった工夫をしましょう。
また、できる時はなるべく自炊するのも栄養バランスを整えることに役立ちます。
でも、たくさん品数をつくるのは案外重労働。
忙しい時は冷凍野菜やカット野菜でもいいので、そういったものに豆腐をプラスして具沢山お味噌汁にしましょう。
これと、ご飯だけでも炭水化物だけご飯よりはだいぶ、ミネラルがとりやすくなります。
3.乾燥した日と動きまわった日限定、スポーツドリンクを補給
調子が悪いわけでもないのに、職場を出る時に喉がからっからになっている。
急な仕事が入って、右往左往するほどの大騒ぎで体がぐったりしてしまった。
こんな時は、水や通常の食事だけではミネラルバランスが崩れていたり、水分の不足が補い切れないことがあります。
判断基準は、だるさや疲労感の強さ。
水を飲んだり、食事をとったりしてもいつも通りに回復してこない時は、スポーツドリンクを使いましょう。
ただし、飲みすぎは禁物。糖分が多めですから、別の病気を引き起こすこともあり得ます。
350mL程度の小さいものから試してみましょう。
いかがでしたか?
次回は足のつりを防ぐセルフケアをご紹介します。
祥月庵 fuu(しょうげつあん ふうう)
リラクゼーション祥月庵店長
[資格] 養護教諭2種免許状・からだゆるめセラピスト・公益社団法人 日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー
・日本総合カウンセリング付属 日本心理カウンセラー養成学院 心理カウンセラー養成講座修了・TCカラーセラピスト
もともと虚弱体質、また人間関係にも悩むことが多かった私。
健康にかかわる仕事を志し、経験する中で「もっと自分らしく健康を育てる仕事をしたい!」と思っていたとき、ちょうど母親からサロンを立ち上げたいという話があり、転身を決意。
サロンではカラーセラピーや、美しい立ち姿を作るセミナー、心を育てるセミナーをメインに活動しています。
[リラクゼーション祥月庵]
長野県飯田市中村の「したい時にしたいことができる体と心」を作るサロン。
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