【歯科医師に聞いてみた】歯の白さを持続させるには?安心できるホワイトニング方法や施設を選ぶポイントについてお教えします
歯のホワイニングに興味があるけれど、何をするのか分からなくて不安…と思う方も多いのではないでしょうか?
今回は、気になるホワイトニングについて、ホワイトニングクリニックAの近藤幹雄先生にお伺いしました。
歯が黄ばむ・白くなくなる理由と原因
歯の黄ばみの原因は、加齢のほかに コーヒーや烏龍茶、ワインなどに含まれる色素による着色汚れや、歯のミネラル成分が溶け出してくすんでみえることなどがあります。
着色汚れは、歯面研磨などの施術である程度落とすことができますが、エナメル質にしみ込んだ黄ばみは それでは回復しないので、薬剤によるホワイトニングが必要となります。
ホワイトニングのメカニズムは、過酸化水素などの薬剤に光と熱を与えることにより化学反応を起こして、色素の分解を起こして歯を白くするのです。
ホワイトニングには大きく分けて オフィスホワイトニングとホームホワイトニングとがあります。
効果抜群、オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、クリニックにて過酸化水素又は過酸化尿素の薬剤と光とを化学反応させておこなう術式です。
1回の施術である程度の効果は得られますが、個人差はあります。
オフィスホワイトニングのメリットは、1回である程度の効果がみられることです。
また、自分でする手間もなく短期間で終了することができます。
デメリットは、効果が高い分、薬剤の刺激も強く 、施術後に疼痛や知覚過敏を起こす方が稀に見られることです。
ですが、その時は、鎮痛剤や表面のコーティング剤などで対応できますので、ご安心いただければと思います。
家でじっくり、ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、自宅でおこなうホワイトニングです。
クリニックにて専用のマウスピーストレーを作製してもらい、そこに低濃度の薬剤を塗布して口腔内で数分保持しておこないます。
低濃度なので1回での効果はあまり期待できず、数回おこなう必要があるように思われます。
ホームホワイトニングのメリットは、薬液が低濃度なので 疼痛や知覚過敏などの症状が出にくいことです。そして、昼でも夜でも、自分の好きなタイミングでおこなうことができるのも利点です。
デメリットは、低濃度の為 効果をすぐに実感しにくいこと。
それから、自分でするので手間がかかって面倒などが挙げられます。
ホワイトニング効果の持続、通院の頻度、費用の目安など
ホワイトニングの効果の持続については、その人の口腔環境にもよりますが2~3ヶ月程度は持続すると思われます。
ホワイトニングを定期的におこなうことによって更に持続時間を伸ばすことができます。
通院が困難な場合は ホームホワイトニングとの併用により持続させることが可能です。
通院頻度は、初めにどの白さで満足するかにもよります。
ある程度の白さに満足できれば、メンテナンスに入り1~2ヶ月に1回をおこなうことにより白さを持続させることができます。
費用は、クリニックによりまちまちですが、1回12,000円程度が妥当ではないでしょうか。
あまり安価なところは、薬剤の効果が低い場合もありますので注意が必要です。
歯科医師が管理しているクリニックが安心でしょう。
ホームホワイトニングは、マウスピーストレイ代も含めて20,000円程度が平均的だと思われます。
ホワイトニングをおこなっている場所には、クリニックやサロンなどがありますが、歯科医師が管理医師としているクリニックでは、効果の高い薬剤を使うことができるので ある程度の満足は得られるはずです。
歯科医師のいないサロンなどでは、使用できる薬剤が限られているので、あまり期待した効果は得られないでしょう。
ホワイトニングをするなら、「どこでおこなうのか」という選択も重要です。
[執筆者]
近藤幹雄先生
ホワイトニングクリニックA 院長
[プロフィール]
昭和63年 大阪歯科大学卒業
平成元年 日本審美歯科学会会員 米国ロマリンダ大学にて就学
平成3年 神戸大学医学部口腔外科にて矯正実習を受ける
平成4年 野口医学研究所歯科部会に所属 ナチュラルホワイト社のホワイトニングインストラクタードクターに認定
口元に自信を持って明るい笑顔になれるよう、一人ひとりの歯の状態に合わせ、分かりやすい説明を心がけた施術をおこなっている
ホワイトニングクリニックAホームページ
https://whitening-clinic-a.com/