話題の「アートメイク」って何?メリットデメリットは?価格は?専門家に聞きました!

芸能人やインフルエンサーが行っていることでも話題のアートメイク。
今回は、今注目のアートメイクについて、LEAGRANT CLINIC 中目黒にてアートメイクアーティストの責任者で、看護師(アートメイクナース)の谷上奈緒子さんにお話を伺いました。

話題のアートメイク!どんなメイクか知ってる??

汗・皮脂で眉のメイクが取れてしまう、マスクや飲み物でリップが落ちてしまう・・・
そんなお悩みに応えるのが「消えないメイク」であるアートメイクです。
コロナ禍で在宅勤務が増えた中、Web会議があるのですっぴんのままというわけにはいかず、外出用のメイクをするのも手間と感じる方にとって、アートメイクはとってもありがたいというお声もよく聞きます。
すっぴんでもメイク後のような美しさを保てるアートメイク。
海外ではすでに人気となっていますが、日本では注目度が高まってきたところ。
まずは、アートメイクの施術についてお話ししたいと思います。
アートメイクは、皮膚下0.01~0.03mmに針で色を入れる施術で、クレンジングや洗顔をしても落ちないのが特徴です。
種類は幅広く、眉毛やアイライン、リップ、ヘアラインなどたくさんの部位に用いられます。
皮膚に針を刺す行為を伴い医療行為に分類されるため、医師もしくは医師の管理下の看護師でないとおこなうことができません。

アートメイクとタトゥー(刺青)との違いについて、針を刺し色を入れるという点では同じですが、アートメイクはタトゥーよりも皮膚の浅い部分に入れるため、ターンオーバーにより時間が経つと薄くなります。
アートメイクの場合、色素は表皮や真皮の上層部に入りますが、タトゥーでは真皮下層部に入ります。
真皮下層部に入った色素はターンオーバーでは排出されないため、タトゥーはほぼ消えずに定着するのです。

アートメイクの場合、個人差はあるものの、長い人は3年ほど着色状態が続きます。
徐々に色が薄くなりますが、完全に退色するとは限りませんので、その点注意は必要です。
消したい場合は除去施術をおこなえるクリニックもありますが、どの程度の除去ができるかは個人差があります。

針を刺すって、やっぱりアートメイクは痛いの?

顔に針を刺すということで、やはり施術中の痛みが心配という方も多くいらっしゃいます。
部位によって痛みの強さも異なりますし、感じ方には個人差もかなりあります。
ですが、基本的に施術前には痛みを和らげる麻酔クリームを塗布するため、強い痛みを感じる方は少ないです。
ただし唇は痛みを感じやすいので、クリニックによっては「口腔内麻酔」をオプションでおこなえるところもあります。
口腔内麻酔により痛みは麻酔クリームよりも大きく軽減できます。
気になる方は医師に相談してください。
ダウンタイムは短く、腫れは翌日~1週間ほどで引きます。
施術当日からシャワーを浴びることができますが、入浴やサウナ、飲酒はしばらく避けましょう。

気になるアートメイクの価格は??

クリニックや施術回数、施術者のランク、キャンペーンの有無でも変化があるので、受ける前にしっかりと比較検討をするのがおすすめです。
おおよその相場は以下の通りです。

眉毛:12~18万円(2回)
アイライン:5~10万円(上2回)
リップ:12~19万円(2回)
ヘアライン:10~20万円(入れる広さにより変動)

アートメイクの施術を高いと感じるか、安いと感じるか。
例えば眉毛のアートメイクをした場合、約3年間眉メイクをする必要がなくなり、メイク品の購入やメイクをする手間が省け、朝が楽になります。
そして、旅行やジムなどでメイクを落としたときに、眉毛が消えることがなくなるので、素顔に自信が持てるように。
メリット・デメリットをぜひ考えてみてください。

アートメイクの注意点


刺青をすると、MRI検査が受けられなくなると聞いたことはありませんか?
MRIは強力な磁場と電磁波を使って撮影するのですが、刺青やタトゥーに使用される色素に含まれる酸化鉄などの金属がMRIで使用する電磁波と反応し、検査画像が乱れたり、稀に熱を持ち火傷を起こしたりする可能性があります。
アートメイクの染料には金属成分が含まれるものがあるため、MRI検査が受けられなくなるという噂も流れているようです。
実際に金属成分が含まれる染料もありますが、その量はごくわずか。
アートメイクに使用される染料の製造メーカーの中にはMRI検査を受けても問題ない旨のレポートを出しているところもあります。
とはいえ、染料も種類豊富で、アレルゲンフリーのものや生産国もさまざまなので、カウンセリングで使用する染料を確認することをおすすめします。
基本的にアートメイクはMRI検査に影響はないと考えられますが、検査をされる方はアートメイクをしていることを検査前に必ず申し出るようにしましょう。

徐々に流行が広がりつつあるアートメイク。
興味を持たれた方も多いのではないでしょうか?
不安に思ったことや気になることは、どんどん医師や看護師に確認してくださいね。

[執筆者]

谷上奈緒子
アートメイクアーティスト責任者
看護師(アートメイクナース)

[プロフィール]
皮膚科・美容皮膚科の経験を経てアートメイクナースへ。
2019年11月以降、アートメイク症例件数2,500件以上・大手アートメイククリニックにおいて講師経験あり。
PhiAcademyのPOWDER BROWS ARTISTおよびPHICONTOUR ARTIST資格保有。

アートメイクが初めてで不安な方、どんな小さなお悩みもお一人お一人のお客様としっかり向き合い一、緒に考えサポートさせていただきます。
ライフスタイルやお化粧の雰囲気・お顔の骨格・筋肉の動き・今後のお顔の変化などトータル的に考え、丁寧なカウンセリングとご希望に沿ったデザインをご提案いたします。カウンセリング~デザイン~施術~アフターフォローに至るまで、責任をもって行いますのでなんでもご相談ください。
美容治療の経験も活かしてお肌のご相談もお待ちしております。

LEAGRANT CLINIC
https://leagrant.or.jp/artmake_lp/

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